2012-0620-man0635
万葉短歌0635 草枕0570
草枕 旅には妻は 率たれども
櫛笥のうちの 玉をこそ思へ 湯原王
0570 万葉短歌0635 ShuB554 2012-0620-man0635
□くさまくら たびにはつまは ゐたれども
くしげのうちの たまをこそおもへ
○湯原王(ゆはらの おほきみ)=第375歌参照。
【編者注】題詞原文は、「湯原王亦贈歌二首」。その第一首。
【訓注】旅に(たびに=客)。妻(つま=嬬)。率たれども(ゐたれども=雖率有)。櫛笥の(くしげの=匣)。玉を(たまを=珠)。思へ(おもへ=念)。