2011-1209-man0441
万葉短歌0441 大君の0389
大君の 命畏み 大殯の
時にはあらねど 雲隠ります 倉橋部女王
0389 万葉短歌0441 ShuB311 2011-1209-man0441
□おほきみの みことかしこみ おほあらきの
ときにはあらねど くもがくります
○倉橋部女王(くらはしべの おほきみ)=未詳。「長屋王の娘か。」 後の第1613歌に「或云」。
【編者注】題詞原文に「左大臣長屋王賜死之後倉橋部女王作歌一首」。いわゆる「長屋王の変」(729年)で、藤原氏に陥れられて自死した王への追悼歌。長屋王(ながやの おほきみ)については第75歌参照。1988年に王邸跡から大量の木簡が発見されて、研究が進んでいる。
【訓注】殯(あらき)。