2012-0617-man0632
万葉短歌0632 目には見て0567
目には見て 手には取らえぬ 月の内の
桂のごとき 妹をいかにせむ 湯原王
0567 万葉短歌0632 ShuB550 2012-0617-man0632
□めにはみて てにはとらえぬ つきのうちの
かつらのごとき いもをいかにせむ
○湯原王(ゆはらの おほきみ)=第375歌参照。
【編者注】「湯原王贈娘子歌二首」、その第二首。
【訓注】取らえぬ(とらえぬ=不所取)。桂(かつら=楓)[楓は中国で木犀、倭名抄で加豆良・加都良]。