万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2461 山の端を2273

2017年05月03日 | 万葉短歌

2017-0503-man2461
万葉短歌2461 山の端を2273

山の端を 追ふ三日月の はつはつに
妹をぞ見つる 恋しきまでに   

2273     万葉短歌2461 ShuF132 2017-0503-man2461

やまのはを おふみかづきの はつはつに
 いもをぞみつる こひしきまでに
=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」(2415~2507、93首)の第47首。男。
【訓注】山の端を(やまのはを=山葉)。三日月の(みかづきの=出月)[下記注]。はつはつに(端々)[下記注]。恋しきまでに(こひしきまでに=及恋)。
【編者注-みかづき】対応原文の出現か所、以下。06-0993直三日月之(ただみかづきの)、-0994若月見者(みかづきみれば)、11-2461追出月(おふみかづきの)、-2464若月(みかづきの)。なおこの歌、依拠本は「出月=(偏)月(旁)出の解体字」説を採る。
【編者注-はつはつ】対応原文の出現か所、以下。04-0701波都波都尓(はつはつに)、07-1306小端見(はつはつにみて)、11-2411袖小端(そでをはつはつ)、-2461端々(はつはつに)、14-3537(長歌)波都々々尓(はつはつに)(同形2か所)。