万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1530 をみなへし1394

2014年10月24日 | 万葉短歌

2014-1024-man1530
万葉短歌1530 をみなへし1394

をみなへし 秋萩交る 芦城の野
今日を始めて 万代に見む  

1394     万葉短歌1530 ShuD593 2014-1024-man1530

をみなへし あきはぎまじる あしきのの
  けふをはじめて よろづよにみむ
 
=未詳。次歌左注に「作者未詳」、下記注。
【編者注】題詞読み下しは、「大宰の諸卿大夫(まへつきみたち)并(あは)せて官人等(たち)、筑前国(つくしのみちのくち)の芦城(あしき)の駅家(うまや)にして宴する歌二首」、その第1首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第20首。
【訓注】をみなへし(娘部思)。秋萩(あきはぎ=秋芽子)。芦城(あしき=蘆城)[福岡県筑紫野市阿志岐]。
【依拠本注-作者未詳】左注の「作者未詳」は、特定の作者は存在するのだがその氏名がわからないという意味で、『万葉集』では作者や時代の明らかな歌を集める記名歌巻に限って現れる。これも作者記名の一つなのである(…)。ここは、大宰府役人中の某人が作者である。(…)官位の低い人であったと察せられる。