いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

プロセス

2009-02-20 21:37:44 | うえだんな
久しぶりの投稿で、申し訳ありません。
なんだか日々がめまぐるしく動き、
なかなか文章を書く精神状態にまで
たどり着くことができないでおりました。

昨日、苫小牧の某所に伺い、
キャンプなどで使う鍋や釜、ナタとか、しかも膨大な量を
頂いてきました。
頂いたのですが、僕の心の中では「お預かりした」ですね。
それらは、
諸般の事情でその団体が活動を休止し、使い道のなくなった
道具たちなんです。

私としては、最初は「ラッキー!」なぐらいにして
軽くお引き受けしていました。

が、実際その道具たちを手にしたら、
なんがぐっと重みを感じるわけです。

長い間、多くの人たちの思いや願いが
あちこちのへこみやコゲに表れています。
これは、軽々しく使うわけにはいきません…。

聞けば、これらの道具は
かつて苫東の「つた森山林」で実施されていた
キャンプで使っていたとのこと。
それが、数十年の時代を経て、巡り巡って
これからあの地で活動しようとする
私たちの手に届いたわけです。

そのプロセス。その物語。
何かを感じずにはいられません。

案内していただいたKさんに、
改めて苫東の話をお伝えしたうえで
丁重にお礼を述べ、
車に入りきらなかったものを改めて
預かりに伺う、ということにしました。

今はあちこちであわただしく動いており、
心を失いそうになっていたのですが、
なんか、まだ自分にそういうプロセスを感じることができたことが
驚きであり、ちょっと嬉しく思いました。

そんな時間を、少しずつ増やしていければいいなあ。