さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『ぼくだけの山の家』

2009-04-01 16:29:09 | 児童書
 今回の新刊紹介は偶然にも前回同様少年が山の奥深くでたった一人で生きていくお話。

 五月のある日、ニューヨークに住む少年サムは家出をする。行き先は彼の住むニューヨークからかなり北に位置するキャッツキル山脈の深い森。

そこにはかつて彼のひいおじいちゃんが開墾したグルブリー農場があるはずだった。しかし農場らしき痕跡をあるものの今やすっかり深い森の一部と化していた。

しかしサムはこの森で大木のうろを住み家とし、雛から手なずけたハヤブサの「フライトフル」とともに大自然の深い森の中で、悪戦苦闘をしながら様々な工夫とアイディアそして持ち前のバイタリティーで一年間を生き抜く。

・書名  「ぼくだけの山の家」

・出版社 偕成社 2009年3月初版 \1600円+税

・作者  ジーン・クレイグヘッド・ジョージ

・訳者  茅野美ど里

・グレード 小学校高学年~

 大自然の中に一人身を置き、動物の行動を観察して気象の変化を学び、すべて一人で考え、作り、解決していく少年サムの強い意志と行動力に感動する。

ぜひ大人の方にも手にとって読んでいただきたい一冊です。