さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

映画「狩人と犬 最後の旅」をみて

2006-08-30 11:45:56 | ひとこと
 絵本「最後の狩人」ニコラ・ヴァニエ著(小峰書店)が
映画化されているので、観に行ってきました。
 カナディアンローキーの奥深く、極北の大自然のなかで
「最後の狩人」と言われる白人の男ノーマンと原住民族の
妻は、仕掛け罠の狩りを生業とする狩人。しかし、彼の狩場は
人の手による森林伐採等により、生き物の数は年々減少する
ばかり。そこで、彼はまた奥地に小屋を建て移動することを
決意し、犬そりで町まで道具を調達するために過酷な旅に出る。
 彼と深い絆で結ばれた信頼する犬たち、それに健気に答える
犬たちに思わず涙しました。

 生態系を乱すことなく、自然を守っていくために、今、私たち
が果たさなければならない事とは何なのか?改めて考えました。
 また、自然界の圧倒的な厳しさ、荒々しさ、美しさを狩人の
生活を通して余すことなく描いていて、本当に素晴らしい映画に
仕上がっています。尚、この作品は、実話をもとに製作されていて
監督は、絵本の著者であるニコラ・ヴァニエが自ら手がけた初めて
の作品です。