さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

日本刺繍

2012-04-03 10:09:32 | ひとこと
 「手は精神の出口です」

 神は手から出る時は労働と呼ばれて空間に向けてさまざまに、形あるものを
作ってゆきます。手こそは精神の出口です。
 この手の働きは、人の心の中のあこがれを具現化するものであって、そして
手のいとなみにより人は形成されてゆきます。

中略

 人間は、手によって作られたもので、おのれ自身の精神の程度を知ります。
つまり精神は手から出て作品となり、評価としてふたたび自分に戻るからです。

この言葉は日本刺繍 「紅会」の代表者である斎藤謦氏が1982年に書かれたものです。

この日本刺繍紅会の全国展(ーテーマ四季のいろどりー願いをこめて)が先ごろ
銀座で開催された。

この全国展には私の古くからの友人も毎年作品を出品されている。
紅会発足当時から出品しているので、かれこれ35年にもなるという。さすが
年季が入っているだけあり素晴らしい作品だ。

一言で35年といっても、一針一針根気よく絹の布地に美しい絹糸で刺繍をほどこし
作品に仕上げていくことは本当にすごいこと!

まさに継続は力なり・・感服しました。