さわやか通信

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[文学界」新人賞受賞者

2009-05-11 21:22:08 | ひとこと
 つい先日、今年の「文学界」新人賞の受賞者が発表された。

今回受賞された方はなんと漢字を使わない国の出身者で、イランの首都テヘラン生まれのシリン・ネザマフィさんという29歳の女性。

新聞記事によると、彼女は10年前に初来日して日本語学校に通い、その後神戸大学院で情報知能工学を修め、現在はシステムエンジニアとして日本で仕事をしている。

彼女によると、来日して5~6年で自然に日本語で文章が書けるようになったとのこと。習熟のコツは「テレビを見ること。とくにバラエティー番組は話し言葉がよくわかる」そうだ。

彼女は幼いころより作家になりたいという夢をもっていたそうだが、母国語以外で
文学賞を受賞するなんてものすごいことだと感心する。

 昨年の139回芥川賞も中国人のヤン・イーさんが受賞されているが、外人にとって日本語は他の国の言語に比べてとても難しいと聞くが、日本のいろいろある文学賞も次第に国際化されていくのだろうか。

私も早速80年代のイラン・イラク戦争下の高校生の淡い恋を描いた受賞作「白い紙」を読んでみたい。