山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

トレーニングで岩手山へ

2013-06-23 18:43:51 | 山行き

 今年の8月「世界文化遺産」に登録された富士山を登ることになっていることはすでに紹介した。対応できる体力を確保するために6月から「トレーニング登山」をはじめ、まず単独でも行ける秋田駒ヶ岳に登ってきた。

 今回(23日)は、妻のリクエストに応え岩手山に登ることにした。ちょうど「梅雨の中休み」で前線が南に下がったので、天気は大丈夫との判断に立って、午前2時に起きて日刊紙を配り、終了が3時前だったのでゆで卵をつくってから妻を起こす(ようやく目を覚ましていたが中々動き出さない)。3時30分近くなって出発。九戸インターから八戸道に入り東北道を経由して西根インターで普通道に出て、コンビニに入って今日の朝食と昼食のおにぎりを購入(私が山を始めた40数年前はコンビニなどなくて大変だった)。

 登山口の「馬返し」に5時30分少し前に着いてトイレを済ませ支度を整え出発したのが5時30分ちょうどだった。それから2本立てた(約3時間経過)のが5合目。「駒鳥清水」が湧いている水場だが、今年の天候ではどうかなと思う。

5合目で休憩

 5合目から一気に大きな岩のある6合目を過ぎ、新道の合流地点の7合目をこえ、1時間10分ほどで8合目避難小屋に着く。

8合目避難小屋

 私は登山口に「薪が不足しているので背負って行ってください」と張り紙がしてあったので、2本ザックに括り付けてきたのを小屋に引き渡す。かなりの登山者が登っているが、薪を運んだのは私を含め3人くらいだったろうか?8合目避難小屋で少し早目のお昼を食べ、20分ほど休憩して山頂に向かう(そうそう、8合目小屋には新しいトイレが出来ていたが、任意のチップ制なので登る方があったらご協力を)。

 山頂へ向かう外輪山(お鉢まわり)に出ると、山頂が見える予定だが登りはガスがかかっていてノービュー!外輪山を登りつめていくと秋田側の斜面はとても風が強い。その風の中、高山植物のイワウメが花をつけていたのでご紹介(たいていの登山者はこの花に気づかない)。

吹きすさぶ風に耐えて咲くイワウメ

 山頂に立ったのが11時直前、実に5時間30分もかかっている。64歳と63歳のパーティーだもの仕方ないか。山頂には立派な石の仏像があったが、その隣に可愛らしい地蔵さんが安置されていたのでご紹介。

山頂の石地蔵

 登山口に午後3時少し前に着いた。約9時間30分の山歩きであった。とりあえず今回も足に異常は起きず。夏の富士山を登れる自信が少しだけついてきた。