山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

久慈平岳山開き

2013-06-02 17:21:56 | 地域

 2日、久慈平岳の山開きが行われた。久慈平岳は、元は大野村と種市町の境にある山で、個人の所有になっている。通例、山開きは6月の第1週に行われる。山開きには馬の産地であった南部の名残もあって、馬の登山がある。写真は、祈願祭を終え久慈平神社前から山頂広場まで登山をする馬たちである。この写真の逞しい馬は、現在は農耕の需要もなく、山林でも仕事もないのでほとんどペットもしくはバンバ競争に出場する馬で、後ろの方には小型のポニーがたくさん出場している。

山開き安全祈願祭

 11時から安全祈願祭が行われ、大野の神社=鳴雷神社の別当さんが、いかめしき祝詞をあげ、来賓代表のによる玉ぐしの奉呈があった。

ハルリンドウ

 馬たちが集う広場の脇の草地にはハルリンドウが咲いているのだが、ほとんどの人が気づかない。私は、数年前やはり山開きを取材し、「しんぶん赤旗」に投稿したことがあるが、その時もハルリンドウを見つけ一人喜んだものである。

久慈平岳山頂

 これが久慈平岳の山頂である。展望台の下に岩が出ていて、そこが山頂ということらしい。三角点はない。山頂からは種市の中心部が良く見え、沖行く船の姿も見ることができる。

 明戸駒踊り

 山頂広場では12時45分から出し物が行われ、トップは大野の明戸地区の駒踊りだったが、小学生らしく今一つぎこちない感じがした。我々は、次の泥濘地区の大黒舞を見て下山にかかることにした。

 胎内潜り岩で

 下山路は、久慈平岳神社から胎内くぐり岩の前を通るコースにとった。胎内くぐり岩は神社から600㍍下ったところにあり、標高差でも100㍍あった。我々は岩の前の写真を写し、踏み跡をたどって登山口までも戻った。胎内くぐりからの道は、ほとんど手入れがされておらずこのままではいずれ廃道になってしまうだろう。私は、大和森林公園から山頂に行き、胎内くぐりを経由してもとの大和森林公園に戻るというコースをこそ整備すべきと思うがどうだろうか。