山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

憲法96条の改正はここが問題

2013-06-20 07:32:16 | 政治

 久慈地域労連主催の「憲法学習会」が久慈市のアンバーホール視聴覚室であったので、夫婦で参加した。講師は二戸市にある綾部法律事務所の上山信一弁護士だ。まだ27歳という若さで「明日の自由を守る若手弁護士の会」の会員である。会場は40人くらいの場所だったが、開会の6時30分には席が埋まって、主催者も「時間通りにいっぱいになるは関心が高いから」と話していた。

 上山弁護士は、最初「若手弁護士の会」のつくった「紙芝居」~と言ってもプロジェクターで写したのだが~を使って憲法が王様の手を縛るためにつくられた法律であることを説明。現在、自民党、維新の会、みんなの党などが進めようとしている憲法96条の改正が、権力者の手を縛るという性格を持つ憲法の改正を権力者の都合の良いようにしようとするもので、そもそも立憲主義の考えに反することだと解明された。そして、96条の改正の裏に憲法9条の改正を行いたいという狙いが透けて見えることをしっかり見抜いてほしいと指摘された。

 上山弁護士の話は、若手の法律家として真摯に憲法の原点に学んで、その憲法の精神を活かしていく立場からの訴えで、良く理解できた。私も、街頭宣伝などで「憲法96条を改正したら憲法が普通の法律と同じになってしまう」とは訴えているものの、やはりその根拠までつかんで訴えないと力にならないのではと率直に感じた次第。


自民党の公約違反を批判

2013-06-20 07:13:37 | 政治

 私は、日本共産党岩手県委員会の要請に応じて昨年の総選挙で、岩手2区から立候補をした。もちろん落選したのだが、選挙前12日、選挙期間12日だけの選挙戦をたたかい1万を超える支持をいただいたのでそれなりに満足している。

 参院選が目前に迫って、私も連れ合いで洋野町議の久慈裕子と一緒に街頭宣伝を始めた。私が街頭で訴えているのは、昨年の総選挙で民主党が公約違反を繰り返し、国民からノーの審判を受けた。総選挙で岩手2区の自民党候補であった鈴木俊一氏(現外務副大臣)は、公開討論会の席上でも「TPPに私も反対」と明確に述べた。ところが安倍自民党内閣はTPP交渉への参加を表明してしまった。米をはじめとする農産物を守るなどと言っているが、アメリカ側は関税の撤廃を求めてくることは明らかで、これでは農業を守ることもできない。公約違反の責任は取ってもらわないとならないなどの点である。また総選挙後、「改革」を標榜していた「維新」「みんなの党」も含め安倍内閣の応援団、自民党政治の補完勢力になっているもとで、安倍内閣の進める暴走政治に正面から対決できているのは残念ながら日本共産党だけであり、今度の参院選ではボロボロになっている自民党型政治と日本共産党との対決こそが真の焦点だ。ぜひ、比例代表で日本共産党の現職、元職の5人を国会に送ってほしいなどの点も訴えている。もちろん、大震災からの復興であるとか、消費税増税反対、原発再稼働、憲法改悪反対なの点も手短に訴えている。

 久慈町議の議会報告が約10分、私の国政での訴えが約10分で、1か所20分になってしまうのが少し難点で、2時間で4ヵ所位しか訴えられない。洋野町はかなり広く、旧種市町、旧大野村間で片道30分も走らないとならないので、なかなかはかがいかないのである。少なくとも全集落での演説をやって参院選本番を迎えようと思っている。