田んぼの周辺を草刈りしていたら、オオナルコユリの若芽を見つけた。いつもは花が咲いてしまい、食用にはできないでしまうのだが、今年はちょうどいい時期に草刈りをしたので数本をゲットした。家に持って帰ると義妹は「これなんだ？」と言っていた。湯がいてみると上品な甘さがあって結構美味だった。
岩手県北部の洋野町では、牧草の「一番刈り」が行われている。牛などの与えるために、刈り取って「ロール」にして保存する。以前は、サイロに詰めたり、干し草にして建物の中にしまったりしたが、現在はプラスチックの帯状の物で巻く（ロールする）。北上山系開発が言われたころは、地上10数㍍に聳えるタワーのようなサイロがつくられたが、今は歴史的遺物になっている。
ところで写真の牧草のロールは、わが家の休耕田約20㌃でつくられたものである。20㌃で1回につき、5個のロールが出来るようだ。刈り取っている方は、肉牛の子牛を生産している農家で、以前肥育農家が刈り取りをしていたのだが、廃業するとかで刈り取りをしないと通告があり、その時「では」と言って刈り取りをしていただいている。牧草は「無償」提供で、「減反」扱いでいくらかお金が入るのだが、それは「経営者」ということになっている義父の農協の口座に入ってしまう。この「牧草地」の分は水管理が可能なのでできれば復田したいと思っている場所である。役場農林課に聞いたら「規制はない」ということなので、米の販路がはっきりすれば栽培面積を拡大したいと思っている。