山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

トレーニングで秋田駒へ

2013-06-10 18:36:36 | 山行き

 8月に富士山を登ることにしている。長男から「富士山はただ登って、ただ下るという山だ」というメールが入った。5月の山行きでも少し足に不安を感じていたので、これまで「単独行」は無しにしていたが、トレーニングのために人が歩いている山ならと思い、秋田駒ヶ岳を選択し10日の4時前に家を出て盛岡インターから雫石方面に向かい、国見温泉の登山口についた。支度を整え、6時40分に歩き出す。このコースは比較的傾斜が緩やかであるが横岳に出る手前に「大焼砂」というザレ場がある。私としては、「つぶれないように」といことで、ローでの歩きを心がける。後からダブルストックにすがりつくようにしながら、少なくとも私より年上の単独者が行ったが、花を見るでもなくとにかく懸命に歩いていた。

 大焼砂から横岳に出ると、左に女岳、右に阿弥陀ヶ池を隔てて男女岳をのぞむことが出来る。男女岳が実は秋田駒ヶ岳の最高峰なのだが、訪れる人は少ない。女岳は昭和に噴火活動をしている。横岳から「馬の背」と言われる尾根を越えると、男岳の山頂に立つことが出来る。今日はここまで3時間余り、10時に山頂に立った。

 私はこの後、秋田側の尾根を下り女岳の裾をまいて、大焼砂の下に出る予定。男岳からは少しきつい下りだ。私の先を一人の女性登山者が軽快な足取りで下って行ったが、少し後で国見からの尾根に登ってきた。なにやらごみをひろっているらしい様子からして環境省関係の人間かと思った。

 馬の背ではツガザクラが咲いていたし、女岳の下の雪田のあたりではチングルマを見ることが出来た。この他ではコマクサが1つだけ咲いていたし、ニッコウシラネもあちこちで見られた。まもなく秋田駒ヶ岳は「百花繚乱」の季節を迎える。さずが「花の百名山」に選ばれた山だけのことはある。

 下山後、国見温泉で入浴して岐路に着いたのだが国見温泉については別途投稿する予定。

 とにかく「疲れた~」である。