山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

ウコンウツギの花

2013-06-26 06:50:26 | 自然

 これはウコンウツギの花である。23日岩手山にトレーニングで登った際、「馬返し」からの登山道の旧道の6合目を過ぎたあたりから7合目にかけてたくさん咲いていた。岩手日報社版の「岩手の高山植物百科」を見ると、「すでに見た」のマークがしてあったので、かつて岩手山に登った時にも見ているはずなのだが、この時は「何の花だっけ~」と夫婦で話しながら、それぞれ携帯やスマホで写真にしておいた。

 ウコンウツギは「アカネ科」の植物で高山帯下部から亜高山帯の低木林内などに生える落葉低木。岩手県内では早池峰山、岩手山、八幡平、焼石岳などに生育する。分布は、北海道と本州北部。

 23日はこの他、イワウメ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ムシトリスミレ、コマクサ、チングルマなどたくさんの高山植物たちにあった。それでも最初に出会った頃の感動が少し弱くなっているのは残念だ。少しマンネリになっているのかな?


「市日」で宣伝

2013-06-25 17:51:53 | 政治

 5のつく日は洋野町の大野と種市で市が立つ「市日」である。大野は中心街?に苗物屋、八百屋、魚屋、衣料品店などが露店を出す。種市では駅近くの空き地に同じような露店が並び、買い物客でにぎわう。私の連れ合いである久慈裕子洋野町議が、公用などがない限り毎「市日」に街頭宣伝を行っている。

 今回は、私も同行して両「市日」で訴えた他、種市駅前、小子内、中野の計5か所で街頭からの訴えを行った。大野は久慈町議の地元中の地元とあって、わざわざ座って聞く人、木陰からそっと聞く人など結構聴衆がいて励まされる。種市駅前で訴えている時のこと、高齢の女性が宣伝カーの脇を通る時、わざわざよって来て「いつも良い話を聞かせていただいて」と握手を求められた。小子内で宣伝をしていると近くの商店から女性が出てきてずっと聞いてくれた。久慈町議が話を聞くと、「夫がサラリーマンなので漁家といっしょにはなかなかなれない」とのことで、私が「比例選挙では共産党と書いてください」というと、「政党名を書けばいいのですね」と支持を約束してくれた。選挙区では他の党の候補を支持している人でも「比例は共産党」と訴えることが大事だと思った。


参院選勝利へ決起集会in久慈

2013-06-25 07:20:08 | 政治

 24日、日本共産党久慈地区委員会と後援会の共催による参院選勝利めざす決起集会が開催され、わが洋野町から4名が参加した。私も地区常任委員としてこの集会の司会を担当した。集会には菊池ゆきお参院岩手選挙区予定候補(もちろん共産党公認)が出席し、昨日の東京都議選を受け参院選でいっそう「自共対決」の構図が明らかになったとして、安倍自公内閣の暴走にストップをかける役割は共産党しか果たせないことが有権者の目に映りやすくなっており、奮闘いかんでは躍進を実現できる可能性があることを強調した。

 やはり東京で勝った意味は大きく、昨日の訪問活動では多くの方が「東京で勝ったね」と言い、「今度は参議院選挙で共産党と書いて」と訴えると「そうですね」と帰ってくる。「二大政党」「自民か民主か」が前回参院選のテーマのように言われ、昨年の総選挙では民主のていたらくを受け維新、みんななどの「第三極」がもてはやされたが、マスコミの世論操作も効かなくなってきているのが実態だろう。

 洋野町は今日、大野と種市の「市日」なので、久慈裕子町議(私の奥さん)といっしょに街頭からの訴えを予定。今日はさらに、旧種市の南部(宿戸、八木、有家、中野)で宣伝を行う予定。共産党ここにありという姿を示すことで参院選での躍進を期したい。


『密命』物書同心居眠り紋蔵=佐藤雅美著

2013-06-24 07:29:23 | 読書

 物書同心居眠り紋蔵シリーズの『密命』を読んだ(講談社文庫版)。

 物書同心居眠り紋蔵シリーズは最近の時代小説の中では、私の好きなシリーズである。仕事中持病のためにしょっちゅう居眠りをする南町奉行所の藤木紋蔵が主人公なのだが、役所内では便利使いされる存在である。『密約』には『貰いっ子』『へのへのもへじ』『女軍師』「盗っ人宿の置手紙』『お民の復讐』『夜鷹の自訴』『漆黒の闇』『黒幕の黒幕』などの小編が入っている。

 長男が養子に入り、長女が縁付いて独立し、何となく手持無沙汰で暮らす紋蔵の家に、近所のいたずら坊主の文吉が、遊びに来たままいついてしまう。この文吉をめぐって様々な事件が起こる。また、本書では紋蔵の父(同じく紋蔵)が殺された一件について、謎がとかれていくが時の時代背景を受け、南町奉行所と一ツ橋家の取引など、あの時代の理不尽な対応などもあって驚かされる。

 それにしても窓際同心でもある藤木紋蔵のキャラクターは面白い。


トレーニングで岩手山へ

2013-06-23 18:43:51 | 山行き

 今年の8月「世界文化遺産」に登録された富士山を登ることになっていることはすでに紹介した。対応できる体力を確保するために6月から「トレーニング登山」をはじめ、まず単独でも行ける秋田駒ヶ岳に登ってきた。

 今回(23日)は、妻のリクエストに応え岩手山に登ることにした。ちょうど「梅雨の中休み」で前線が南に下がったので、天気は大丈夫との判断に立って、午前2時に起きて日刊紙を配り、終了が3時前だったのでゆで卵をつくってから妻を起こす(ようやく目を覚ましていたが中々動き出さない)。3時30分近くなって出発。九戸インターから八戸道に入り東北道を経由して西根インターで普通道に出て、コンビニに入って今日の朝食と昼食のおにぎりを購入(私が山を始めた40数年前はコンビニなどなくて大変だった)。

 登山口の「馬返し」に5時30分少し前に着いてトイレを済ませ支度を整え出発したのが5時30分ちょうどだった。それから2本立てた(約3時間経過)のが5合目。「駒鳥清水」が湧いている水場だが、今年の天候ではどうかなと思う。

5合目で休憩

 5合目から一気に大きな岩のある6合目を過ぎ、新道の合流地点の7合目をこえ、1時間10分ほどで8合目避難小屋に着く。

8合目避難小屋

 私は登山口に「薪が不足しているので背負って行ってください」と張り紙がしてあったので、2本ザックに括り付けてきたのを小屋に引き渡す。かなりの登山者が登っているが、薪を運んだのは私を含め3人くらいだったろうか?8合目避難小屋で少し早目のお昼を食べ、20分ほど休憩して山頂に向かう(そうそう、8合目小屋には新しいトイレが出来ていたが、任意のチップ制なので登る方があったらご協力を)。

 山頂へ向かう外輪山(お鉢まわり)に出ると、山頂が見える予定だが登りはガスがかかっていてノービュー!外輪山を登りつめていくと秋田側の斜面はとても風が強い。その風の中、高山植物のイワウメが花をつけていたのでご紹介(たいていの登山者はこの花に気づかない)。

吹きすさぶ風に耐えて咲くイワウメ

 山頂に立ったのが11時直前、実に5時間30分もかかっている。64歳と63歳のパーティーだもの仕方ないか。山頂には立派な石の仏像があったが、その隣に可愛らしい地蔵さんが安置されていたのでご紹介。

山頂の石地蔵

 登山口に午後3時少し前に着いた。約9時間30分の山歩きであった。とりあえず今回も足に異常は起きず。夏の富士山を登れる自信が少しだけついてきた。