三重県四日市市議会が議会改革の新たな取り組みを始めています。定例会に当局が提案する議案のうち、市民サービスに大きな変化があるものをいくつか選び、それに対する意見を市民から募るというものです。
行政によるパブリックコメントの制度は定着していますが、自治体議会としては先駆的取り組みに値します。市民の意見が必ずしも議案質疑や採決で反映されるわけではありませんが、市民の多様な意見を聴き、市民参加を進めるという点で大変参考になることでしょう。
この件は、朝日新聞が8月17日朝刊で報じてられています。記事には、議会報告会への参加者が減り、若者や女性の参加者が少ないことへの危機感を持つようになったとあります。なかなか議会へ足を運ぶのが難しい層・世代ですが、ネットを通じて意見表明できるので、市民参加の敷居が下がることが期待できます。
議会改革に終着点はありません。有権者の思いをどのように反映するのか、地域事情や社会情勢を踏まえつつ、常に改革に取り組んでいきたいものです。
参考 四日市市議会ウェブサイト
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