立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

【一般質問 原稿】 たばこ対策について

2010年06月07日 | Weblog

一般質問 たばこ対策について

 

【現状】

 

質問

 市の全ての公共施設(民間委託、民営化された施設や公園を含む)の分煙・禁煙状況について、お答えください。特に、市役所本庁舎、小中学校ついては、詳しく説明してください。

 

質問

 これまでのたばこ問題に対する取り組みと成果について、法規制の動向と関連付けて説明してください。

 

【公共施設の受動喫煙防止対策】

 

質問

 たばこ対策については、どこの部署が責任を持つことになりますか。

 

たばこに火をつけた時、先からたちこめる煙を「副流煙」、喫煙者が吸い込む煙を「主流煙」と呼んでいます。副流煙は、アンモニアなどの刺激性ガスを多く含み、目や咽頭の鼓膜に刺激を与えます。また、副流煙にはタール、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙に比べて、2倍~3倍も高い濃度で含まれています。これを吸わされるのが「受動喫煙」です。

 今年2月25日、厚生労働省健康局長から都道府県知事などに「受動喫煙防止対策について」の通知が出されました。受動喫煙による健康への影響について科学的根拠があるものと明記されました。この通知は、「吸いたくない人にたばこの煙を吸わせない」ことを目的にしています。今後の受動喫煙防止対策として、多数の者が利用する公共的な空間については、原則建物内全面禁煙とすべきとされました。さらに、官公庁と医療施設は、全面禁煙が望ましい、と一歩踏み込んでいます。

 また、世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約は「受動喫煙が死や病気、障害を引き起こすことは科学的に明白に証明されている」と規定しており、厚生労働省もこの認識を前提に各施策を進めています。

 

質問

厚生労働省健康局長通知や国際条約、社会情勢を踏まえて、市の公共施設における受動喫煙防止対策強化に早急に取り組むべきです。今後の取り組み(分煙・禁煙の強化)について統一的見解を出すべきですが、いかがですか(達成時期もはっきりさせること)。

現在、市役所本庁舎にはエアーカーテンが設置されています。しかし、実際、煙が流れ込んでいます。エアーカーテンがあるから分煙状態だというのは全くの誤解です。少なくとも喫煙場所を減らし(東側の2・3階の階段付近の喫煙場所を撤去し)、仕切りを設置して完全分煙とするか、建物内禁煙とすべきですが、いかがですか。

 

質問

職員の喫煙状況についてうかがいます。職員の受動喫煙防止対策(使用者としての責任)と禁煙支援(喫煙者へのフォローを含む)について、見解を求めます。

 

質問

 民間委託、民営化された施設(その中で営業する飲食店を含む)に対して、受動喫煙防止対策への協力を求めることについて、見解を求めます。

 

質問

市が主催・共催する事業において受動喫煙防止対策を徹底する必要がありますが、いかがですか。

 

 200912月定例会の一般質問で、「教育委員会としては、敷地内で児童・生徒や同僚が受動喫煙しない分煙を基本としている」と答弁されています。また、最近、喫煙者自体が減っていると聞いています。

 しかし、教育的見地から考えると、先生の喫煙行為は、「喫煙指導」に他なりません。先生は、子どもに範を示すべき立場にあります。受動喫煙を防ぐだけでなく、周りの大人がたばこを吸っていないという環境をつくることが、子どもを教育していく上で重要です。子どもは大人のまねをしてたばこを吸い始めることが多いからです。

 また、この際、江南市の小中学校における受動喫煙防止対策は、尾張教育事務所管内の自治体のそれと比較すると、大きく遅れをとっていることを指摘しておきます。18自治体のうち全面禁煙になっていないのは、江南市、瀬戸市、東郷町、豊山町、大口町だけです。

 

質問

 この数年間、取り組みが進んでいないように思われますが、いかがですか。

学校の敷地内禁煙を早急に実現すべきですが、いかがですか(喫煙者へのフォロー含む)。

 

路上喫煙(歩きたばこ)については、名古屋市、一宮市、稲沢市、小牧市で、禁止する条例(罰則あり)が制定されています。しかし、禁煙条例を制定しても、実効性を伴わなければ、意味がありません。また、行政罰を課すことは抑制的であるべきです。

さて、200612月定例会の一般質問で、市長は、江南駅、布袋駅前周辺に禁煙区域を設定することに前向きの答弁をしています。

 

質問

 現在、駅前における喫煙の実態をどのように認識していますか。

駅前における受動喫煙防止対策、環境対策について、これまでどのような検討がなされたのか、そして今後の取り組みをうかがいます。

 あわせて、道路上に禁煙を呼びかけるステッカーを貼りつけることを提案しますが、いかがですか。

 

【喫煙環境】

 

喫煙を奨励しているのが、たばこの自動販売機です。タスポが導入されたとはいえ、未成年者がたばこを入手するルートのひとつになっています。

ところで、子どもを含む不特定多数の人々が集まる公共施設内にたばこ自動販売機が設置されていることは、「公共機関がたばこを奨励している」と言われても致し方ありません。

現在、市民文化会館にたばこの自動販売機が1台設置されています。市民文化会館オープン当時(1984年)は、たばこを規制する風潮はなかったのでしょう。

しかし、これだけたばこが社会問題化する中、自動販売機を置くことの是非も検討せざるを得ません。

 

質問

行政財産の目的外使用許可が出されていることについて、その理由をどのように説明しますか。また、今後の方針についてうかがいます。

 

【市長の思い】

 

質問

 今回は、受動喫煙防止対策を主眼に質問しました。しかし、たばこ問題は論点が多岐にわたり、それぞれの立場から意見が分かれています。

 たばこ問題(全般)について、市長の率直な思いをお聞かせください。

 

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