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令和元年度 第1回岩出市・紀の川市介護関係職員合同研修会

2019-10-02 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑




令和元年9月28日(土)、岩出市総合保健福祉センターで令和元年度 第1回岩出市・紀の川市介護関係職員合同研修会が行われました。


この研修は岩出市・紀の川市から委託を受け、和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部が主催する研修会で、年2回開催されています。


私、谷所は和歌山県介護支援専門員協会 那賀支部 支部長として、ご挨拶させていただきました。


今回は和歌山県立医科大学附属病院紀北分院の中西一郎 先生を講師にお招きし、パーキンソン病についてご講演いただきました。






紀の川市の小学校の運動会と日程がかぶったので、参加者が少なくならないか心配でしたが、約100名と関心の高さをうかがわせました。


パーキンソン病は脳幹(中脳)の黒質にあるドパミンというホルモンを作る細胞が変性し、脳内のドパミンが減少して、手足の震え(振戦)、動作が鈍くなる(無動)、手足の筋肉の固さ(固縮)、倒れそうになる(姿勢反射障害)といった運動症状、うつ状態、認知機能低下、便秘、立ちくらみ、排尿障害等の非運動症状が出てくる病気です。


診断されたらLドパ(レボドパ)、ドパミンアゴニスト等による薬物療法を開始しますが、進行期にはウエアリング・オフ、ジスキネジアといった運動合併症が見られ、薬の調整が必要になります。


その他、リハビリや脳深部刺激療法、レボドパ・カルビドパ配合経腸用液療法、iPS治療、主な公的支援制度(難病医療費助成制度、介護保険制度、身体障害者福祉法)等についてお話いただきました。


厚生労働省によると、現在、わが国のパーキンソン病患者数はおよそ15万人~18万人と推計されており、高齢になるほどパーキンソン病を発症する割合が増え、65歳以上の100人に1人はパーキンソン病と言われています。今後、社会の高齢化が進むにつれ、パーキンソン病患者数は増加すると予測されています。


パーキンソン病は症状に合わせて、治療を行っていくので、専門医や多職種との連携が重要となります。今回の研修会で学んだことを、今後の支援に活かしていきたいと思います。


介護老人保健施設やよい苑HP



投稿者:居宅介護支援事業所 所長・谷所

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