クリニック便り～泉州糖尿病up to date 2017 セミナー～

平成29年3月4日（土）17：00～19：10に大阪府和泉市の府中病院にて泉州糖尿病up to date2017が開催されました。


以前、和歌山県立医科大学附属病院で一緒に勤務させていただいていた臨床検査医学 三家教授（現在、府中病院　糖尿病研究所所長）より、当院でのフットケアの取組みについて講演して欲しいとのご依頼を受け、光栄にも演者として参加させていただきました。


一般講演の座長は、上仁上田クリニック　上田　量也先生が担当され、私は「フットケアを通してみる糖尿病療養指導」というタイトルで講演をさせていただきました。


当院は、平成22年から坂頭院長を中心として糖尿病患者さまへの療養支援に取り組んでおり、特にフットケアについては、患者さまの大切な足を守るため尽力しております。


糖尿病人口の増加、高齢化、合併症の進行、動脈硬化性疾患の併発などを背景に近年、糖尿病足病変は急速に増加しております。


世界のどこかで糖尿病を原因として30秒に1本、足が切断されているとの報告もあります。


当院でも足病変発生のハイリスク要因を有している患者さまは多数いらっしゃいますので、患者さまと医療者が糖尿病足病変の特性を理解しリスクへの予防対策を行い足病変を早期に発見し適切な対処を行い最後まで自分の足で歩くよう支援していきたいと考えております。


また、玉井整形外科内科病院　島田 健 先生からは、「日常診療での糖尿病足病変への取り組み」について興味深く拝聴させていただきました。


特別講演は、国立病院機構京都医療センター　河野茂夫先生の「糖尿病足病変診療のトッピックスと実際」を拝聴させていただき、最新の足病変診療について学びを得ました。


当院では今後も糖尿病患者さまの大切な足を守るためフットケアに力を入れていきますので、宜しくお願い致します。

やよいメディカルクリニックＨＰ

投稿者：やよいメディカルクリニック看護師長　松島　かねこ