7月5日(木)那賀病院において第27回那賀がん在宅ケアネットワークが開催され、岩木が参加しました。
今回は、那賀病院で受け入れされた女性患者様の話が行われました。
その患者様は、子供3人の4人暮らし(長男・長女・次男)で、8年前に乳がんを発症し治療を続け、ある程度、状態が改善するも数年前に再発し治療されていたが、骨転移が見られ、那賀病院に転院される。
肝多発転移後、化学療法施行していたが効果があがらず悪化した為、化学療法を終了し※BSCへ移行した事例について話し合いがされました。
※BSC(Best supportive care:効果的な治療が残されていない場合などに、あるいは患者様の希望に応じて、積極的ながんの治療は行わず、痛みをとったり、生活の質を高めたりする事を目的としたケアに徹することを指します。)
ご本人様は、抗がん剤を使用しないと決めてからは、気持ちも身体も楽になったようで、死までの時間を出来る限り子供達と過ごされていました。
ご家族様は、母に心配を掛けないよう声掛けをされ、教えてもらった料理を当番制で作り母の負担を軽減していたそうです。
BSCへ移行後、平成24年6月7日に再入院され、倦怠感や嘔気の訴えが時々あるも、薬剤等で対処し交代で家族が付き添われて過ごされ、6月11日に永眠されました。
今回の事例では病院で看取りが行われましたが、ご本人様とご家族様にとって後悔の無い旅立ちになったのではないかと思いました。
もちろん、在宅で看取りを行える事が出来れば理想的ですが、病院でもご本人様の不安をご家族様が上手くフォローし、最後の時間を満足に過ごす事が出来たのではないでしょうか。
勉強会の中でとある医師が、以前に比べると病院や在宅で亡くなられる方は幸せだと思う、と言われており、看取りに対する意識が向上している事を改めて実感するとともに、現状で満足せずにより良い最期を迎えられる方に対して、適切なケア・サービスを提供していく事を使命に、訪問看護ステーションやよいをご利用してくださる利用者様と関わっていきたいと思います。
投稿者:訪問看護ステーション所長・岩木
今回は、那賀病院で受け入れされた女性患者様の話が行われました。
その患者様は、子供3人の4人暮らし(長男・長女・次男)で、8年前に乳がんを発症し治療を続け、ある程度、状態が改善するも数年前に再発し治療されていたが、骨転移が見られ、那賀病院に転院される。
肝多発転移後、化学療法施行していたが効果があがらず悪化した為、化学療法を終了し※BSCへ移行した事例について話し合いがされました。
※BSC(Best supportive care:効果的な治療が残されていない場合などに、あるいは患者様の希望に応じて、積極的ながんの治療は行わず、痛みをとったり、生活の質を高めたりする事を目的としたケアに徹することを指します。)
ご本人様は、抗がん剤を使用しないと決めてからは、気持ちも身体も楽になったようで、死までの時間を出来る限り子供達と過ごされていました。
ご家族様は、母に心配を掛けないよう声掛けをされ、教えてもらった料理を当番制で作り母の負担を軽減していたそうです。
BSCへ移行後、平成24年6月7日に再入院され、倦怠感や嘔気の訴えが時々あるも、薬剤等で対処し交代で家族が付き添われて過ごされ、6月11日に永眠されました。
今回の事例では病院で看取りが行われましたが、ご本人様とご家族様にとって後悔の無い旅立ちになったのではないかと思いました。
もちろん、在宅で看取りを行える事が出来れば理想的ですが、病院でもご本人様の不安をご家族様が上手くフォローし、最後の時間を満足に過ごす事が出来たのではないでしょうか。
勉強会の中でとある医師が、以前に比べると病院や在宅で亡くなられる方は幸せだと思う、と言われており、看取りに対する意識が向上している事を改めて実感するとともに、現状で満足せずにより良い最期を迎えられる方に対して、適切なケア・サービスを提供していく事を使命に、訪問看護ステーションやよいをご利用してくださる利用者様と関わっていきたいと思います。
投稿者:訪問看護ステーション所長・岩木