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音読、訓読

2021-02-27 22:58:43 | 日記
先週の衆議院予算委員会で、菅義偉首相と菅直人元首相の討論があった。同じ文字の姓であるが、現首相はスガで、元首相はカンである。私が勤めていた会社の野球部の捕手は菅野(カンノ)君であり、巨人のエースは菅野(スガノ)君だ。菅にはほかにスゲという読みもある。外国人が見たら、日本の字の読み方は面倒だと思うだろうなぁと余計な心配をする。

戦中の歌(たぶん、『出征兵士を送る歌』だと思うが、記憶に自信がない)に、<ああ、堂々の輸送船 さらば祖国よ栄えあれ はるかに拝む宮城の 空に誓ったこの決意>というクダリがある。この宮城はキュウジョウと読む。現在の皇居のことだ。一方、東北地方に宮城県があり、こちらはミヤギである。城にはシロの読み方もあるから、宮城(みやしろ)さんという姓の方もいるのではないか。

人名を音読みで覚えようとするクセが昔からある。大東亜戦争の初期、日本軍が南方でまだ威勢が良かった頃、陸軍に山下奉文という大将がいた。この奉文はトモユキと読むのだが、子供達はホウブンと呼んでいた。「山下ホウブンや、マレーの虎やで」などと言っていた。音読のクセがつくと、名前の文字を思い出しやすいということがある。たとえば、川端康成をカワバタコウセイと覚えておくと、ヤスナリが安也とか靖成になったりすることがない。ま、著名人なら字面で思い出せるが、友人、知人となると、わからなくなることがある。友人に重光(しげみつ)君がいる。ジュウコウと覚えておくと、茂光、繁満と誤ることはない。茂光ならモコウ、繁満ならハンマンと覚えればよい。

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