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2021-05-13 11:00:53 | 日記
姓には<吉>の字がつくので、芦屋の小学校では仲間から<よっしん>と呼ばれていた。この種の呼び方は関西の方に多いと思う。8つ年上の叔母がいて、女学校の友人たちがよく家に遊びに来ていたが、その中には<おカラ(唐川姓)>、<おサル<猿丸姓)>がいた。関西風に軽く<おサル>と呼ぶと猿(モンキー)のイメージはなく、つまり変な感じは全くなかった。私の知る東京・茨城にはこういった略称的な呼び方は少なかった。茨城発音で<おサル>と言ったら本当のモンキーになる。

中学3年の時の学級担任は渡辺謙次先生だった。熱のある好い教師だった。生徒たちは、陰で<ワタケン>と呼んでいた。一方、俳優の渡辺謙さんを<ワタケン>と呼ぶことはない。芸能界の略呼びのトップは<キムタク>だろうか。もっとも、芸能人、スポーツ選手などでは本名(芸名)で呼ばれていることが多い気がする。政治家もそうだ。たとえば歴代首相の中で、別名(略称)で呼ばれているのは<橋龍(橋本龍太郎さん)>ぐらいしか思いつかない。菅義偉首相は自ら<ガースー>と言っていたが、全く流行らなかった。

これは略語よりは造語とするのが正しいかと思うが、無視するとか相手にしないといったことを、シカトする、と言ったのは誰なのか。ウマいと思う。花札の10月の鹿の絵の目の方向(視線)を改めて見てみると、この語の作者のセンスに敬礼せざるを得ない。

頭脳

2021-05-13 10:50:16 | 日記
「パソコンを使えなくても、スマホなんか持っていなくても大丈夫。生きていけますよ」というような会話を、デイケアサロンで老人仲間がよく交わしていた。むろん私もその一人だ。実際に私はそうやって生きているのであって、私が持っているのは小学生の子供が最初に親から与えられるような、ただ話ができるだけのケータイだ。もし何かのことで入院したとして、昨今は見舞いが制限されているらしいから、家族との連絡に必要だろうと娘が買ってくれたものだ。

昨日(10日)、私たちの住む市で、80歳以上のコロナワクリン接種の申し込みが始まった。受付開始は午前9時であって、家人は私とネコを追い払って電話機にかじりつき、ボタンを押し続けた。全くのムダだった。「ただいま、大変混みあっておりますので~」の声が返って来るだけだった。一方、娘は出勤先の仕事時間を割いて、スマホを駆使して、これも大混雑と戦い、最終的には2人分の予約(接種日時と場所の確定)をとってくれた。やはり、今の世は若い人間の頭脳と行動力が必要なのだと思った。今日のテレビなどを見ていると、接種申し込みと老人の苦労が次から次へと紹介されている。

「もし外国のオリンピック選手と日本人の救急患者が病院でかち合った場合、どちらの人間を優先するのか?」、昨日の国会での蓮舫議員の質問である。これに対し菅首相は「オリンピック選手には別の医師がついているので、そういう事態は起こらないだろう」と答えた。みなさんはこの問答を聞いてどう思われるだろうか。この質問に対する答えはただひとつ、その時の現場のドクターの判断次第、ということであり、小学生でもそう答えるし、現実もそうなるに決まっている。当たり前のことだ。なぜ、首相がそのように答えないのか私にはわからない。国会議員の頭脳はこれでいいのだろうか。それとも私の脳が老い呆けているのだろうか。

5月9日

2021-05-13 10:41:58 | 日記
NHK杯将棋に西山女流三冠が登場。若手の男性棋士との対局だが、西山さんが攻めて攻めて攻めまくり、最後は駒不足で・・・というような玉砕戦を期待したけれど、相手に<と金>を3枚作られてダメだった。この番組で気づくのが、聞き手の女性の質問に全く工夫のないことで、すでに画面に双方の持ち時間が表示されているのに、「先手は残り5分、後手は4分で1分の差ですね」などと、時間のことばかりを繰り返す。解説の上手な棋士も減ってしまった。原田泰夫さん、米長邦雄さん、内藤国雄さんがなつかしい。

競馬は
NHKマイルC。3・4・8に15を組み合わせた3連複で行けると思ったが、発走直後に3番が落馬。ここのところカンの悪い日が続いているが、ツキもない。こういうときは、1週分休むのがセオリーだが、それでは退屈してしまう。

大相撲初日。5千人までは観客OKだと思ったら、それは12日からだそうだ。家人がヒイキの遠藤は快勝スタート。4大関も全員白星発進。

明日は、80歳以上の老人のコロナワクチン接種申し込み日だ。すべては娘のスマホが頼りだ。もちろん申し込みは殺到で、電話はパンク状態になるだろう。なんとなく、戦時中の食糧配給のことを思い出す。

1週間ぶりにヒゲを剃った。出かける用事のないときは無精ひげでいいのだが、週に1回は剃らないとカミソリがかからなくなるおそれがある。皮膚にハリがないので、もう電動式ではダメで、昔ながらの使い捨て型カミソリを使う。今朝の血圧は134ー80。

座席

2021-05-13 10:31:26 | 日記
身長が伸びたのは中学2年生頃からだっただろうか。その頃から教室の席が最後列になった。ただし、長身の生徒でも前列に座っているのもいた。近視だからであった。コンタクトレンズはまだなかったし、メガネも、まん丸型の、のんきな父さん風のものばかりで、つまりカッコ悪いから、使う生徒は稀だった。いちばん後ろに座ると、意外に教師の目につきやすいもので、授業中に「こら!その後ろの方、うるさいぞ」などと声が飛んできたりした。テストの時間に私の名を挙げて、「前を向いて考えろ!」と怒鳴られたこともある。最後列の席にいるのだから、背後を向いても壁だけしかないから、前を向いているのに決まっているのだが、とにかく教室内に笑いが起きた。

20年ほど前に、昔のサラリーマン時代の仲間との戦友会が始まって、5,6年続いた。2度目の時に、元女子社員から「亭主関白なのね」と言われて驚いた。不思議に思ってその理由を訊いてみると、おもしろい答えが戻って来た。会場に家人の車で送ってもらっていたのだが、いつものように左後部のシートに座っていた。それが威張って見えるというのだ。夫婦なら、運転しない方は助手席に座るのが当然というわけだ。私がそれをやればドライバーの邪魔になるだけだろう。アメリカ産の大型車ではないのだ。後部の左側ならゆっくり座れるし、とにかくそれが自然の形なのだ。「みんなが噂しているわよ」と元女子社員が繰り返した。自分が亭主関白だと言われたのはたぶんそれが初めてだと思う。もちろん私は何の説明もしなかった。亭主関白と誤解されるのは悪い気分のものではない。嬶天下よりはずっと良い。