gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2021-05-13 11:00:53 | 日記
姓には<吉>の字がつくので、芦屋の小学校では仲間から<よっしん>と呼ばれていた。この種の呼び方は関西の方に多いと思う。8つ年上の叔母がいて、女学校の友人たちがよく家に遊びに来ていたが、その中には<おカラ(唐川姓)>、<おサル<猿丸姓)>がいた。関西風に軽く<おサル>と呼ぶと猿(モンキー)のイメージはなく、つまり変な感じは全くなかった。私の知る東京・茨城にはこういった略称的な呼び方は少なかった。茨城発音で<おサル>と言ったら本当のモンキーになる。

中学3年の時の学級担任は渡辺謙次先生だった。熱のある好い教師だった。生徒たちは、陰で<ワタケン>と呼んでいた。一方、俳優の渡辺謙さんを<ワタケン>と呼ぶことはない。芸能界の略呼びのトップは<キムタク>だろうか。もっとも、芸能人、スポーツ選手などでは本名(芸名)で呼ばれていることが多い気がする。政治家もそうだ。たとえば歴代首相の中で、別名(略称)で呼ばれているのは<橋龍(橋本龍太郎さん)>ぐらいしか思いつかない。菅義偉首相は自ら<ガースー>と言っていたが、全く流行らなかった。

これは略語よりは造語とするのが正しいかと思うが、無視するとか相手にしないといったことを、シカトする、と言ったのは誰なのか。ウマいと思う。花札の10月の鹿の絵の目の方向(視線)を改めて見てみると、この語の作者のセンスに敬礼せざるを得ない。

コメントを投稿