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標語

2012-08-21 23:31:18 | 日記
欲しがりません、勝つまでは~と書かれた紙が町のアチコチに貼られていたのを御記憶の方は、たぶんいま75歳を過ぎておられるだろう。 ぜいたくは敵だ~というのもあって、この敵の字の横上に素の文字を書き足した人がいて、作家の芹沢光二良さんは、自分もその一人だったと記している。 戦中標語にも1ツだけ現代に通用するものがあって、それは「生めよ 増やせよ 子は宝」である。 これ少子化対策に使ってみませんか(少子化対策担当大臣は、松原仁さんだったな?)。昭和23,4年ごろ、商店にも銭湯にも食堂にも、ベタベタ貼られていたのが、「ヒロポンはやめましょう」だった。ヒロポンは、神風特攻隊員用に開発された興奮剤であって、それを復員兵達が持ち帰って世に広まったのだが、ヒロポンそのものではなく、似た効果をもつネオアゴチンという品が薬局で(防止法はない時代)売られていて、私も中3のとき、隣家の高校生にうってもらった(ヒロポンもアゴチンも注射薬)ことがあるが、顔が火照っただけで、なぜこんなものに、高校生や大人達が夢中になるのかわからなかった。 拙作『渋滞の責任 自分もその1台』が新聞の川柳欄に載ったとき、娘が「これ、川柳じゃなくて標語じゃん」と言った。娘は、中学生だったか高校生だったか忘れたが、確かにあれは標語調だった。 GWや正月、夏休みの規制、Uターンのラッシュ時に、道路横の立て看板に書けば頷いてくれる人もいるかもしれない。