昨日決まった流行語大賞というのが、よくわからない。そもそも流行語とは何か？ 別の言い方をすれば、ハヤリコトバであり、たとえば、あまり好きではないが、いつの間にか自分も使っているといったものであるだろう。 今年の大賞は、ゲゲゲの～であるが、これをたくさんの人が使っているだろうか。我が家には、そういう言葉を使いたがる幼子はいないが、時々会う孫（中学生と高校生からも、ゲゲゲ～なんてきいたことはないし、またテレビに出てくる芸人達からもきこえてこない。 私が有力視した「２位じゃダメですか？」は会社や学校で流行ったのではないか？ テストや通信簿で高点をとれなかった中学生が、母親に叱られる前に「２位じゃいけませんか？」と言えば（それが２位どころかブービーであったとしても）救われる場面もあったのではないだろうか。 上位10の中に無縁社会というのもすごい。これは相反する２文字熟語を並べたものであって、流行語というより、世相を皮肉ったものだろうが、景気が悪くなると人の心も貧しくなるのか。 と暗いことばかり言っていても仕方がない。明るいのはAKB48で、何の集団か知らぬが、とびぬけた美人がいるわけでもないし、いかにも、そこそこに揃っているのがいい。 娘に訊くと、AKB＝秋葉原であるそうで、電気街の48人の娘達というのも命名としては悪くない。 ま、わからないことばかりの流行語選びだったので、私の言い分も「ととのいました」とはいきませんでした。