Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

バルサショー

2011-12-16 | フットボール全般
ツイッターをやってると面白いもので色々な人の心理などが見れるわけだが、先日のCWCセミファイナル・バルサvsアルサッドにおける某ECHIGO氏のツイートもなかなかスパイシーで愉快であった。

氏の意見を要約すると以下2点だろう。

・ドン引きで攻めてこないアルサッドがお気に召さない。
・試合内容が低調なはずなのに観客がBooしない。拍手やらオーッなど。

まず前者に関しては文句を言っても仕方ない。バルサの良さを引き出していないなどと言う呟きもあったが、バルサの良さなど引き出したら勝負を捨てるようなものだ。

彼らは彼らなりに勝つための最善策を考え、そして実行しただけの話。しかし戦略を立てても相手の実力がそれを凌駕していたため、勝つことはおろかサッカーをさせてもらえなかった。これが結果。

そもそも番狂わせが他のスポーツに比べて起きやすいのがサッカーだ。ましてやどんなに力差があろうとも、キックオフの笛が鳴った段階では0対0である。全てのチームに平等に勝つチャンスが与えられているわけだ。だから90分を勝つためにどうやって使うかは他人には関係ない、自分達が正しいと思ったやり方を貫けばよいのだ。それがあのスタイルになったのだろう。それを否定する気持ちにはなれない。

そして後者。これは予想される当日の観客の動向を考えれば納得が付く。普通ならサッカーの対戦を見に来る客が大半だと思うのだが、この日の客の大半はおそらくがバルサと言うエンターテイメント集団によるフットボールショーを見に来たのだろうから。普段はスタジアムに足を運ばないから、少々お高い価格設定のチケットにも何の抵抗も持たずに購入してやってくるような観衆である。それらに正しいスタイルを求めるのは無理だ。ショーを楽しめれば満足なのである。そして対価に見合う満足度を得て頂ければそれで良いではないか。それ以上は何も求めるまい。

最後に個人的な意見を言えば、アルサッドのあのドン引きをJクラブはどうやって攻略するか、そこに興味がある。曲がりなりにもアジア王者である。ならばあの守備網をこじ開けなくてはアジアチャンピオンへの道は開かれないのだから。それがあのゲームからの一番の宿題のように思う。


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