Winding Road

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2011JFL前期第1節(実質最終節) 町田×讃岐

2011-12-12 | フットボール全般
町田ゼルビアがJFL4位以内を確定させJ昇格内定。長年の悲願がようやく叶った。

個人的にも岐阜・栃木とJ昇格現場を生で見てきたが、たまたまその日に居合わせただけの前2チームと比較すると、町田は去年の相馬監督就任をきっかけに割と積極的に観戦してきただけに、感慨深い思いもある。特に昨年は成績以外の部分でNGが出てしまう屈辱を味わったチームだけに。NG通知直後の天皇杯ヴェルディ戦で『まだ何も終わっちゃいない』という弾幕を出して勝った西ヶ丘を懐かしく思いだした。

試合自体は讃岐が押し込む時間帯が長かった。町田の方が狭いエリアでボールを奪い動かしたい意向があるので、それを逆手にとって3-4-3の布陣を生かしてピッチを広く使った展開で揺さぶりをかけた。前線には石田・西野という能力の高い選手がそろっているだけに前で収めて広く展開してという形がしっかりできていた。

それは10人になった後も変わらず、讃岐は一人少なくなってもチャンスは作れていた。しかしそこで決め切れない事で相手にチャンスを与えてしまった。良い内容だとは思うが詰めの甘さを改善しなければ上位には食い込めない。それを3位のチームに示された格好だ。

町田は実に現実的に自分達の形でサッカーができていた。内容もまずまず。しかし少し気になったのはリードしている時の戦い方に安定性を感じなかった部分だ。全体的な内容は悪くないのだが、そういう細かな部分に綻びが見受けられた。こういうところを一つ一つ潰していかないと来年の戦いは苦労するし勝ち点を拾えない。

来シーズンに向けてこれからが町田は大変になるだろう。スタジアムへのアクセス、インフラ面の整備からやっていかなくては。特に野津田のアクセス面の不十分さはJFLでは何とかなっても、今のままではJリーグ開催には脆弱すぎる。チームとしても一つ上のレベルに行くわけだから、ここから本当の戦いが幕を開ける。

一方の讃岐も来季は上位2チームに入った上で、場合によっては入替戦が待ち受けるのだから大変だ。何せ町田・松本共に2位以内には入れていないわけだし。門番達を倒しきった上での昇格が始まる来年以降はハードルが上がった。そこを乗り越えていかなくてはならない。だがこのチームなら出来る気がするし、カマタマには早くJに上がってきてもらいたい気持ちもあるので期待している。


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