Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

オンタマカーニバル二日目 其の二

2009-01-28 | 音楽モノ
Perfumeの3人が捌けてすぐDJエリアに向かうとちょうどダイノジ開始。最初がBZで次がエレワ。そこに集まっている人間の共通意識として、それを待ちわびていただけにもう盛り上がり方が異常。人種の住み分けが出来ているだけにやりたい放題ですよ。だってDJエリアはPerfumeかKREVAのグッズを身に着けているか、或いはロックフェスのTシャツなりタオルを身に着けている人ばかりでしたから。倖田氏や東方さんを見に来てるメインステージのオーディエンスとは明らかに異質。でもそこに集う人間はその場所こそが居心地良いはず。

そういう空間だからダイノジの盛り上がり方も前日以上。中盤でジェニーをかけると普段通りコールを入れるオーディエンス。そして最後の『Perfume』ではここはLIVE会場かと見間違うほどの熱気と一体感。あれは一番熱かった。
大谷には『capsuleとか鈴木亜美ちゃんのCDも持ってくれば良かった』と言わせる始末。

ここで一息ついて休憩タイム。前述の通りメインステージに自分の場所はないのでコンコース内をグルグル。転換で頑張ってアクト中休憩と一般的な観客と行動パターンが真逆です(笑)

BLUE MANはスクリーンで見てました。あれは結構面白かった。地味にチョコのフリをやったりと多芸だった。

時間が来たので18:00のダイノジに参戦。明らかに一回目より人が増えてます。噂を嗅ぎ付けた連中が集まってきたか。
登場するなり、『どうも小室哲哉です』『どうも小向美奈子です』とボケをかましてツカミはOK。
この回では一回目の予告通りチョコが来ました。そして連夜のシンドバッドで荒れ狂い2回目終了。


中に戻るとどうやら東方さんが終了したようなので立見が半分は撤収していた。手摺が空いていたのでそこにもたれてAqua timesを一曲だけ鑑賞し主戦場に戻る。

本日3回目、二日で通算5回目のダイノジです。もうここまで来たらオンタマカーニバルならぬダイノジカーニバルですよ。そしてPSPSをやった3回目も無事終了。濃厚な2日間が終わりました。もうヘロヘロでかしゆか好きっすKREVAさんを見る体力は残っておらず、終演前に会場を後にしてお得意の東京まで新幹線ルートで帰ってきました。

フェスで養ったメリハリの付け方とマイペースを保ったおかげでかなり楽しめました。一般的な観客の行動パターンとはズレてるだろうけどマナーを守って楽しめれば問題ないですからね。このイベントを一年で一番暇なこの時期にやってくれた事に感謝。翌日は腕も足も痛かったけれど完全燃焼です。

オンタマカーニバル二日目 其の一

2009-01-27 | 音楽モノ

【1/25 「au by KDDI」 presents オンタマカーニバル09@横浜アリーナ】

前日で火がついて急遽参戦。チケットは当日都内某所の金券屋でまさかの格安で立見を調達。ゴール裏一試合分くらいです。

前日の様子で立見の手摺ゲットくらいは余裕だろうとタカをくくっていましたが、ところがどっこいこの日は前日に比べて人が多くて平均年齢が高く女子率が高い。結局手摺キープできず仕方ないので荷物置き場だけ確保。払ったチケ代はクローク+入場券だと思って割り切るしかありません。

そんな状況なのでステージは相当頑張らないとほとんど見えません。そもそも横アリの立見は最後列との段差がフラットで、しかもあの狭いスペースに人が2重3重と重なれば見えるわけがない。さすがにそれは耐えられないので最初の2組はコンコースなどをウロウロ。2組終わった段階でセット転換を確認しに戻るとそこに見慣れたお立ち台×3と水・タオル置き場が。何とかそれなりに視界を確保できる場所に陣取ってスタンバイ。

予想通り『GAME』のインストが鳴ってスタート。ハッキリ言って3人の姿は半分ほどしか見えませんがライブをしに来てるんで別にいいです。どうせセンター後方列ならビジョンに頼るわけだし。だから見えない事にエクスキューズするのはゴール裏で旗が邪魔で試合が見えないと言ってるのと同じレベルの愚問ってもんです、個人的な感覚としては(爆)

3番手にしては7曲もやってくれたからボリューム満点でしたね。今回はシクシクがあってよかったかなと。あとはKREVAのためのBCL。そういうセトリの組み方さすがです。

MCは初見の人をだいぶ意識した感じ。自己紹介しますといって年齢+独身と言ってみたり、テクノポップやってるけどそろそろ同じに聞こえるじゃろうと自虐に走ったりと。trf~ultra soulをやらなかったのは勝手知ってるワンマンの客と何でもノってくれるロックフェスの客とでは、この日の客層が違うからスベらないための防止策だろう。

あとは声出しの場所割りでのサクサクサク(要は柵の事)からこっちやら2階の適当さ。あ~ちゃんはセンター/アリーナと複雑な横アリの構造は覚えられないと思ったけど初めての会場だから仕方ない。この辺は事務所の先輩の大御所たちがよく熟知してるから学ぶといいわ(笑)

MCも含めていつも通り楽しかったです。次は代々木か、随分先だ。とりあえず09年のPerfume初LIVEに参戦しておいて良かった。

そんなわけでメインイベント終了。しかしここから先がある意味本当のメインだったかも・・・。つづく

オンタマカーニバル初日 其の二

2009-01-27 | 音楽モノ
次はいよいよこの日のメインのチャットモンチー。一曲の尺が短いから8曲もやってくれて満足。大会場で聴く『恋愛スピリッツ』のイントロは痺れる。あとヒラヒラ~は本当に大好きなのでCDJに続いてあれを出だしに持ってきてくれたのは嬉しかったです。周りにチャットファンがいなくても関係なく盛り上がりました。『シャングリラ』のクラップが違う、正しくは『パン・パパン』やわ、とか思いながら。この辺にPOPなイベント色を感じたんですが。そんな事はどうでもいいんですけどそろそろワンマンに行きたい。

一つ飛ばして大塚愛。知っているシングル曲が多くて何とか分かりました。個人的にはこの人がトリだと思っていたのでここでの登場はちょっと意外でした。

続いてこの日二つ目のお楽しみはせっちゃんこと斉藤和義。これだけ若すぎる客層だとある意味場違いなおっさん(笑)
周りの若者の反応薄いなと思いながらこっちは目一杯楽しませてもらいました。『歩いて帰ろう』が良いです。『歌うたいのバラッド』は今更語るまでも無い。

MCも相変わらずの口調で、『さっき端からステージを見てた時に上を見上げたらミニスカートのお姉さんの中身が見えたんで今日は来て良かったです。』という具合に会場がアウェーな感じでもいつも通りのマイペース。

そのせっちゃんを『ベリーベリーストロング』まで聞いて即DJエリアへ向かうと既にダイノジが居てちょうど『LOVE PHANTOM』が始まったところ。これはCDJでも確か見たはず、と記憶を辿りながら参戦開始。そしたら次にかけたのが『チョコレイトディスコ』 これ聞くと無意識にテンション上がるし自然と体も動く。もう暴れるしかないっしょ、というわけでいつも通りディスコ・ディスコ叫んで跳び跳ねる。

更に大谷が、「横浜アリーナといったらサザンだろう」と煽って『勝手にシンドバッド』に突入。
(大谷さんの仰る通りです。)
大地は客席に乱入するわでハチャメチャなシンドバッド。更には『明日晴れるかな』を大合唱し、そこから先は怒濤のラッシュで終わったら汗だく。しかも時間が既に8時半を回ってる。一体どれだけやったんだ。どうやら予定時間を大幅オーバーしてサービスしてくれたらしい。もうクタクタなのでトリのUVERworldは見ずにこの日は撤収。

オンタマカーニバル初日 其の一

2009-01-26 | 音楽モノ

【1/24 「au by KDDI」 presents オンタマカーニバル09@横浜アリーナ】

1ヶ月ぶりの横アリで09年初LIVE。なかなかおもしろいイベントでした。と言ってもメインステージは半分くらいしか見てなくてあとはDJエリアに居ましたが。

タイムテーブルが全く発表されないため開演から客席へ。トップバッターはflumpool。結構良い曲やりますね。なかなか良かったです。あっという間の4曲でした。

monobrightは休憩して見てないのでお次はいきものがかり。去年のワンマン@AX以来です。ここではレポ書いてないけど実は行ってます。正確に言えば高校サッカー決勝以来ですね。セトリが個人的に最高すぎてたまらなかった。『うるわしきひと』がイイ。でもそれ以上にいきものは聴かせるバラードがもっと良い。アコースティックライブをやってくれたら行きたいですね。

セット転換を確認して次はファンモンだろうと思ったのでDJエリアで休憩。この場所はビジョンでメインステージの様子が見れるのでそこで鑑賞。何て言うか、あれだけ会場内に若いファンがたくさんいた理由がわかった気がする。あれは10代に抜群にウケるタイプ。自分等の世代からすると純粋というか青いなあと感じる部分もあるんだけど、つまりそれは若さというわけです。

そしてお次はDJエリアでダイノジ。選曲はCDJとあまり変わってないけれどやっぱり面白い。trfから始まってお馴染みの曲の数々。ホルモンのヘドバンがもう楽しすぎて。
最後に大谷が『また後でもう1回出ますんでよかったら来てください。チャットモンチーに宜しく』と言い残して去っていきました。

そしてメインステージに戻ると3ピースバンド仕様のセットが既に出来上がっていました。
つづく

よこありおんたま

2009-01-25 | 音楽モノ
土日は二日連続で横アリに行ってきました。

このオンタマカーニバルをポップなイベントと舐めてましたが終わってみたら完全燃焼。もうね、LIVEをしに来てるPerfumeファンは改めて素晴らしいなと。ぶっちゃけ今日の二日目公演のメインステージはPerfumeしか見てないですからね(爆)
あとはずっとDJエリア入り浸り。オレTだらけのダイノジ祭り最高。

09年初Perfumeも良かった。セラガなしに軽く肩透かし食らいましたが、CDJでやってないシクシク・BCL・マカロニ聞けたし。会場は韓流目当てと思われる女性客ばっかでこりゃアウェー感満載だなあと思ったんですが、それが逆にサッカーで培ったアウェー大好き魂に火がついて周り関係なく飛んだり跳ねたりしましたね。気持ち的には九石ドームや埼スタで戦うテンションと同じくらい気合いが入った。

そのあとのダイノジ×3回も凄すぎ。ジェニーでは普通にコール入れて、グルグルユーでの一体感は本当に凄かった。皆のまだLIVEをやりたんだという思いが一気に爆発した感じ。

またつらつらと二日分レポ上げていきます。とりあえずダイノジ最高。

このメンバー豪華すぎ

2009-01-22 | 鹿島アントラーズ
秋田豊引退試合 ジュビロ磐田の出場メンバーについて

磐田側、随分と現役が多いなあ。両方とも現在他クラブ所属の選手も結構居るのにこうやって1日限定で古巣復帰するとは感慨深い。一つの歴史ですね。2月1日が楽しみ。

石川の山形への完全移籍が決定したようで、あちらで中心になっているから当然といえば当然の成り行き。そういえば石川は移籍先がことごとくJ2だったからまだ対戦をしていないので今年は初対峙です。んだスタで盛大にブーイングしたい。

一方で水戸からパク・チュホが加入。今年から導入のアジア枠を使わない手は無い。良い選択だと思います。

オフはネタが少なくて物足りないですね。
日程発表が待ち遠しい。

トップリーグ08-09第13節 東芝×三洋電機

2009-01-19 | ラグビー

東芝強かった。三洋は飛車角落ちだったけれど、それにしても勝利+4トライに向けて突進する東芝の迫力は圧倒的でした。

本当に久々の秩父宮です。東芝の試合はかれこれ去年のMS杯準決勝以来。約1年ぶりなので選手も入れ替わっていてスタメンは日本人は分かったけれど、外国人は全員見たこと無いメンバー。ロアマヌは代表で見てますが。しかしこの外人トリオが要所で効きまくっていて良い働きをしていました。ヒルのキック精度は高くて東芝に新たなオプションを増やした感じがしました。ロアマヌのパワーも迫力がありました。それから久々に見たら仙波が前に観た時よりも格段に成長していて驚いた。前は冨岡の控え的な印象しかなかったのに全く違って見えました。

対する三洋はブラウン不在のため中で基点が作れず、また東芝の強烈なタックルを中心にした守備の前にバックスへのワイドな展開が見られず北川に良い形でボールが渡る場面が少なかった。しかしリーグ戦で2年負けなしのチームが数人のレギュラーを欠いただけであれだけクオリティが下がるとは。それだけ対戦したチームが強かったとも言えるけれど。

色々あって今シーズンはある意味正念場となってしまった東芝ですが、強さの面では2年前を思い出すような感覚がありました。レギュラーシーズンを1位通過した勢いでこのまま覇権奪還しそうな雰囲気が漂っている。個人的には今シーズン初観戦にして既に最終節で残るはMS杯と日本選手権。次のMS杯準決勝は行けないので勝ち上がって決勝に来て欲しい。

2008 蹴球観戦の記録

2009-01-14 | フットボール全般
高校サッカーも終わったのでそろそろ1年間を振り返ってみます。

2008年のトータル観戦数は118試合(前年比+2)でした。CWCに1試合も行っていないし、天皇杯も準々決勝以降は観戦ゼロにも関わらず自己記録をまた更新。今年は無料観戦できるユースなどの観戦数が増えました。

以下は現場で観た中から勝手にランキングしたもの、毎年同じ事をやってますが。

◆ベストゴール

正直言って今年は凄いミドルや芸術的ループなど、たくさんのスーパーゴールを見てきたおかげで一つに絞れません。なので以下の5ゴールを選定します。敢えて順位はつけません

(1)10/18 J1第29節 鹿島×京都 マルキーニョスの相手を散々翻弄しまくってのゴール

(2)5/3 J1第10節 川崎×鹿島 青木のスーパーミドル

(3)10/22 ACL準決勝 浦和×G大阪 完璧なパスワークからの遠藤のゴール

(4)11/8 J1第31節 大宮×川崎 森のミドル。柏戦とどちらを選定するか迷いましたが、このゴールは多分10年に1本モノだと思うのでこちら。

(5)9/27 J1第27節 柏×川崎 中村憲剛のFK。第一誌誕生を自ら祝うゴール。普段ほとんど入らない直接FKがこの時だけは蹴る前から不思議と入ると思った。

これら以外にもダニーロのドッカン×2(天皇杯決勝と名古屋戦)や最終節の野沢のミドル。水戸×広島での広島の美しい崩しのゴールの数々。挙げればキリが無い。それ位良いゴールがたくさん見れました。


☆ベストゲーム(鹿島編)

11/23 J1第32節 大分×鹿島(九石)
*純粋な鹿島のパフォーマンスだけで選定すれば、間違いなくACL敗退後のホーム・清水戦なんですが、優勝争いの中で終盤の大一番を勝利した事が本当に大きかった。あの日は選手もサポも全て勝利の為に気合いを込めて戦っていて、遠いアウェーの地での一体感を08年最も感じた試合でした。自分にとっては清水戦よりも磐田戦よりもこれがベストです。

☆ベストゲーム(全て)

第1位 12/13 J1J2入替戦第2戦 磐田×仙台(ヤマハ)
*内容がベストかどうかは別として、あの独特の雰囲気と運命の交錯は忘れらない。特に自分の頭の中では梁のFKから試合終了までの2分間の仙台の猛攻と、ヤマスタがホームと化した「仙台レッツゴー」の大声援が脳裏に焼きついて今でも何度もフラッシュバックしています。

第2位 4/26 J1第8節 川崎×柏(等々力)
*関さん退任直後の試合。前半柏に2点リードを許すも、気迫の猛攻で大逆転勝ち。08年の川崎戦で最も印象的なゲーム。

第3位 9/23 J1第26節 千葉×名古屋(フクアリ)
*残留への気迫が逆転を導いた試合。強い気持ちと相手よりも多く走る事で強敵に立ち向かう千葉の姿が印象的。ロスタイムの千葉GK・岡本へのコールの爆音は凄かった。フクアリのパワーを感じた。

さて09年は2月1日の秋田豊か引退試合からスタート。今年は11月に国立で後世に残る最高の試合が見られることを願って、今年の観戦も頑張ります。

第87回高校サッカー決勝 鹿児島城西×広島皆実

2009-01-13 | フットボール全般

決勝戦にしては珍しく点の取り合い。「個」の城西と「組織」の皆実の攻め合いは面白かったですが皆実は守備も良かったですし攻守のバランスが良かった。城西を2点に抑えれば実質完封みたいなもの。特に皆実はプレスなど活発な中盤が城西を自由にさせず、そこの勝負を制して試合の主導権を掌握。組織力と中盤の機動力の勝利と言えるでしょう。

城西は中盤が機能せず攻撃はFWへのロングパスばかりで大迫勇頼みになりました。後半は14番平原を入れてサイド攻撃が活性化し、中盤が落ち着いて繋げるようになって流れが良くなりペースを掴み始めた矢先の野村の同点弾。しかしその直後、それまで城西が得意としていた得点後に畳み掛ける展開に持ち込もうとしたところで逆に失点して流れを失いました。

中盤が機能しないなりに城西は5番成元を中心に最終ラインはよく持ちこたえていました。今まで見た中でディフェンスの不安定さを最も感じなかったです。それだけ守備に難のあるチームだという事は今更言うまでもない。ただサイドの主導権争いで皆実の右SB・村田のスピードが城西の左SB・松井の上がりを封じたのは両チームにとって大きな意味を持つ結果となりました。

何だかんだで皆実は今大会3試合目ですし06年(3回戦vs室蘭大谷)、07年(準々決勝 vs津工業)と3年連続見ていますが堅守貧打の印象は拭えませんでした。しかし決勝であれほど素晴らしい攻撃のパフォーマンスとは騙された。何せ過去2年間で皆実のゴールを一つしか見ていませんでしたから。

中国地区は高円宮杯での作陽のベスト4に続く皆実の選手権制覇。サンフレユースもいて地域全体のレベルが上がっている。プリンスリーグを中心とした育成が勢力図の地域格差を徐々に無くしていて、選手権のトーナメントだけを勝ち抜くフロックはもう存在しない。今年は小粒な印象の高校サッカーでしたがユース年代全体のレベルは向上していると感じた今大会でした。最後に自分が観た中での大会ベストゲームは大津×藤枝東。これを勝る試合は最後までありませんでした。

金メダルはプロで

2009-01-12 | 鹿島アントラーズ

成人の日の選手権決勝が終わると、1年間のサッカーカレンダーが終わったんだなあと実感します。来週から国立のお隣の秩父宮ライフです。試合の総括はまたしますが、大迫勇については触れておかないと。

これで彼を見るのは4度目ですが、そのうち3試合でゴールを決めました。観戦時ゴール率が75%とはかなりの高確率です。高校サッカーレベルではレベルが違いすぎます。

高校サッカーは毎年通ってますけど、城西効果で準決勝も決勝も例年は観た事無い位の鹿島サポ率の高さ。今日も城西応援席横の23G辺りのブロックはチラッと見た感じかなりの同志が居た印象。それだけ皆の関心が高い証拠でしょう。

大迫に対しては世間やマスコミは誇大広告の如く色々持ち上げるけど、プロでいきなり試合に出るのは難しいと思いますね。そもそも試合に出ると言う事は当面はマルキか興梠を越えなければなりませんが、彼らの持つスピードや運動量がまだ大迫にはまだない。まずはマルキの献身的な守備を見て学んで欲しいですね。そしてベンチに入るためには高さの田代か俊敏性の竜太に勝つ必要がある。大迫に課せられたプロとしての第1歩の試練はそこになるでしょう。スピード・走力・ヘディングを向上させないとならない。

ただいずれにしてもあれだけの逸材ですから、大事に育てて大物になってもらいたい。そして彼に姿をダブらせた紫色の人のように愛される選手に育って欲しい。準優勝の悔しさはプロで晴らすべし。これからたくさんのタイトルを取ろう。

第87回高校サッカー準決勝(埼スタ)

2009-01-10 | フットボール全般
風強くて寒かった埼スタ。最初に陣取る場所を間違えて第1試合は吹きさらしの中で観戦。第2試合は場所を変えたら風が無くてなんとか耐えられた。準決勝は開催場所を変えても相変わらず強風の傾向のようです。思えば鹿実が優勝した時の準決勝も風が強くて参ったな。



前橋育英×鹿児島城西

共に高円宮杯以来の観戦。前育は前回見た時と同じで組織力が高く攻撃の連動性が高かった。得点の取り方として良い形で取った数が多かったのは前育の方。城西は風下が逆に味方した形が2点はあったから。後半も良い形で攻め込んでバイタルエリアまでは悠々進入しましたが、城西の最終ラインとGKが守備が脆いなりに良く頑張りました。普通なら3点取った時点で前育の勝ち試合でした。

しかしそうはいかないのが城西の攻撃力。全日本ユースの時と比べて攻撃の破壊力を存分に感じられたのは、今年度のJユースのレベルが高いのか、それとも高校サッカーのレベルが低いのか。おそらくはその両方だろうけど、高校サッカーレベルにおいて城西の攻撃力と大迫は規格外。守備の弱さは問題だけど一度火が点いたら止まらない攻撃陣は圧巻。まるで川崎のようです。大迫以外の選手でも点を取れるのは強みですね。

大迫については連戦の疲労の影響なのか、消えている時間が多くてそこまで目立っていませんでした。あまり前線で守備をしていなかったし(この辺は鹿島に来ればオリヴェイラとマルキに鍛えられる事だろう)、サイドに流れる事が多くて真ん中で勝負する場面が少なかった。しかし一度だけ中で勝負した時にしっかり点を取るのは流石。動き出しでマークを剥がしてニアに飛び込んで点で合わせる一連の動作は美しかったです。あの姿に京都の13番が重なるのは言うまでも無い。



広島皆実×鹿島学園

点差以上に差があった試合。広島皆実が終始ペースを握り続けて力の差を見せました。広島皆実は持ち味の堅守を見せる隙も無い位、相手に攻めさせず自分達のペースを保ち続けました。鹿島学園の我慢が切れた、つまりスコアが動いた時点で勝負アリでした。

一方の鹿島学園は3回戦の情報科学戦で見せた個人技や中盤のパス回し、サイドバックの攻撃参加といった攻撃的特長を発揮できず、最初から最後まで守備に追われて結果としては何も出来ずに終わりました。しかしベスト4に至る過程では野洲・大津といった強豪を下してきているから立派な成績です。去年の33節磐田戦のハーフタイムに挨拶に来て『鹿島の名を全国に知らしめてくる』と誓った彼らが良くここまで来ました。その健闘に大きな拍手を送りたい。

これで決勝は鹿児島城西×広島皆実。端的に見れば盾と矛の激突といったところでしょうか。大迫には大会通算二桁得点を当然ながら期待。長らく高校サッカーを観てきましたが、今回ほど鹿的立場で迎える決勝戦は無いでしょう。有り難いことです。そうなるとやっぱり決勝は鹿児島城西応援モードでいきます。

ACLドロー決定

2009-01-08 | 鹿島アントラーズ
Group G
・上海申花(中国)
・プレーオフの勝者
・鹿島アントラーズ(日本)
・水原ブルーウイングス(韓国)

オーストラリアと同組にならなかったので、プレーオフ勝者というボーナスステージが出来て実質2/3の枠での決勝トーナメント進出争い。初戦からいきなりKリーグ王者とアウェー戦。キツい組に入った印象はあるけれど、やってやろうじゃないか、やるしかないんだから。さて韓国行きの計画を立てるとしようか。

第87回高校サッカー3回戦(三ツ沢)

2009-01-07 | フットボール全般
3回戦は三ッ沢。野洲の勝ち上がりを見込んでこの日を三ッ沢にしたのですが前日敗退。ただ鹿島学園も開幕戦を見る限り、なかなか良いサッカーやるようだし、なにせ鹿島の町のチームですからこれはこれで見たいチームです。



情報科学×鹿島学園

鹿島学園のサッカーはゆったりとショートパスを回してビルドアップしながらサイドを使って崩すスタイル。両サイドバックのポジション取りの高さと積極的な姿勢が良い。またチーム全体として守備意識が高く、攻撃的な選手も守備時はしっかり帰陣して守りに参加する。4-4-2の特徴的な組織力を感じました。

そのスタイルに同じ“鹿島”の冠をつけた自分達を重ね合さずにはいられませんでした。全部が全部同じわけではありませんが、志向するところは似ています。右SBの2番は篤人を思わせるような攻撃姿勢で、FWが右に開いて上げたクロスにヘッドで飛び込んでゴールする神出鬼没さを見せました。1試合目から面白い試合でした。



大津×藤枝東

今大会これまで見た試合の中でベストゲームでした。三ツ沢に駆けつけた多くの人は藤枝の勝利を期待しただろうけれど、自分は夏の総体で大津のサッカーを見て、やれる手応えを感じただけに万人が期待しない結果への予感はしていました。

前半は9番黒木・10番西田を中心に両サイドを広く使う大津のサッカーがペースを握る。早いグランダーのパスをダイレクトで繋いでいくところから技術と組織力の高さが窺えます。パスワークとサイド攻撃から2点を取りハーフタイム。

しかし後半は名門藤枝東の意地が見られました。個人能力で大津を上回る藤枝は後半立ち上がりから一方的に攻めまくる。大津はセカンドボールが拾えず、ボール奪取してもクリアするだけの苦しい展開。そこで藤枝が良い時間帯に1点返し追撃ののろしを上げました。こうなると完全に藤枝の試合になるはずでしたが。

途中から入った大津のフレッシュな右サイドに切り崩されて3点目を許すと、藤枝の反撃姿勢がへし折られたように陰りを見せました。この3点目が事実上勝敗の行方を決しました。それでも1点差に迫るゴールを決めたので名門を底力を感じましたが、一度掴みかけた流れを手放した時点で藤枝から勝利は逃げていきました。一方の大津は良い時間帯・悪い時間帯がハッキリ分かれていながらも良い時間帯に自分達のスタイルを貫いた事が良かった。

これにて正月の観戦は終わり。最後に見た試合は本当に素晴しかった。次は準決勝・埼スタに行きます。

第87回高校サッカー2回戦(駒沢)

2009-01-06 | フットボール全般

2回戦は駒沢。三ツ沢or柏の葉とも迷ったんですが中国地方の強豪が出場する東京会場を選択。


・広島皆実×徳島商業

近年は全国の常連になりつつある広島皆実のゲームになるのかと思いきや、予想を覆す徳島商の健闘。調べてみると徳島商はヴォルティスJrから流れてきた選手が何人かいるようだ。これがチームを支えているのでしょうか。競り合った面白い試合でした。しかし細かな局面を見れば広島皆実が力の差を見せる内容。広島皆実の決勝点は追い風に乗ったCK直接ゴール。風の影響を受けたゴールではありましたが、滅多に見られないのでちょっと得しました。


・作陽×星稜

作陽と言えば秋の高円宮杯で、あの浦和ユースを相手に大健闘を演じた記憶が思い出されます。あの時と同じで組織的な守備ブロックの堅さはさすがでした。カバーリングの意識が徹底されています。逆に攻撃ではそこまでの厚みを感じることは出来ませんでしたが、後半は自力の差を見せ付けました。手堅さとチーム力の高さを感じました。

第87回高校サッカー1回戦 北海×近大和歌山

2009-01-05 | フットボール全般

初戦は駒場。対戦カードに拘らず場所の近さだけで決めたため予備知識も先入観も一切なし。

内容的には北海のゲームでしたが勝ったのは近大和歌山。近大和歌山は要所を締めた守備と相手の隙をつくしたたかさがあり、それが終了間際の決勝点につながりました。しかしそれだけで他に見せ場はなく、良く言えば初戦特有の緊張感がありました。

一方の北海はボールポゼッション率は圧倒的に高く、細かな繋ぎでゲームを組み立てましたが決定力不足に泣き流れの中から得点を奪えず敗退。しかし見応えあるパスワークは確実に記憶に残りました。全体的に足元が巧かったのですが、雪でグラウンドが使えない冬場は室内でフットサルをやって技術を鍛えているんでしょうか。そういう印象を強く持ちました。

これで08年の全てのサッカー観戦終わり。元日の国立での天皇杯決勝+ヤナギコールに始まって08年も色々ありました。