Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

天皇杯4回戦 浦和レッズ×愛媛FC

2007-11-29 | Jリーグ

浦和で電車を降りたのが18時45分頃。そこから猛スピードで歩きギリギリで駒場着。久々に浦和駅に降り立ったけど、長年寂れていた東口がパルコの誕生で生まれ変わり以前の面影が無くてビックリ。

波乱と言われる結果だけど、内容だけなら妥当なスコア。愛媛は前半は引いて守り、後半は浦和が焦れて前がかりになったところをカウンターで狙う。そこに繋いで崩すという愛媛が志向する展開がうまく重なっていきました。対する浦和は全体のバランスが悪くチグハグ。1点返せそうな気配がありませんでした。

愛媛はいつも通りの自分達のサッカーが展開出来ていました。何度か愛媛の試合は見ていますが、毎回見ていて気持ちの良い試合をしてくれるので今回の勝利でまた好感度アップです。本当は愛媛のタオマフも持参したかったし点が入った時は立ち上がって喜びたかったけど、席が出島ではなかったため、そこはさすがに赤い聖地なのでそれは自粛して終始黙って見ていました。心の中では大喜びでしたけど。

宮原からの展開が効いていました、視野の広さからくるワイドなパスが攻撃のアクセントになっていました。青野とのボランチ間のポジションバランスも良く、そこが安定していたためにチーム全体が崩れず落ち着きを保った試合運びをしていました。この宮原にしても、また古賀兄弟や本山にしてもそうだけど、経験を積んだ東福岡OBがここ最近味のあるプレーを見せるようになってきた気がします。思えば当時は東福岡の絶頂期だったな。

J2の下位がアジア王者を破るんですから、その内容がどうあれこれもまたフットボールの面白いところ。勝負はゲタを履くまでわからないとは言うけれどまさにその通り。何が起こるか誰にも予想がつかないし全く先が読めない。そういう面白さを濃密に堪能した夜でした。

J2第51節 京都サンガ×ベガルタ仙台

2007-11-27 | ベガルタ仙台

今季の全てを決める大一番。天気は快晴と絶好のコンディション。西京極は傾斜の無さとピッチの遠さが絶望的なので、日差しの強さは逆に試合を見辛くしましたが、寒いよりは温かい方がマシです。

前半から積極的だったのは仙台。今季を象徴する人とボールが連動して動く美しいパスサッカーが展開されました。サッカーに判定や技術点があれば仙台の勝利だったでしょう。ロペスもボールを持ちすぎず回りと合っていました。この大一番でよそゆきの姿にならず己の道を貫きました。

しかし後半は攻め疲れして足が止まり、セカンドを拾われカウンターを狙われました。取れる時に取れなかったツケが回ってきました。そして最後、前に人数をかけて点を取りに行ったため後ろは手薄に。渡邊が右サイドでボールを持った時、一番遠い所で待っていた石井はどフリー。まるでスローモーションを見ているかのような軌道でクロスが入りダイビングヘッドが決まりました。それは仙台に終戦を告げるあまりに残酷なお礼参りでした。

京都はパウリーニョが居ないために攻撃が組み立てられていませんでした。田原は消えていたし徳重は前半で交代。軸が居ないから攻めに怖さが無く。途中からは完全なドロー狙いでしたけど、最後まで集中を切らさず足を止めなかった事が幸運をもたらしたのでしょう。これも秋田の魂が乗り移ったのかな。こういう諦めない姿勢は勢いが出るし、これで仮に入替戦に回ったとしても、上昇気流に乗って戦うことができるはずです。

当日も書いたけど試合後、ゴール裏を何度も振り返りながら下がっていった岡山の姿が印象的でした。昇格請負人と言われ、昇格宣言して移籍してきたのは数ヶ月前。昨年までは常に昇格してきましたが今年はその目標を果たせず。レンタル契約の身だから自分の意思だけでなくチーム間の事情もあるだろうけど、岡山自身は来年どうするんだろうか。自分としては来年どこに所属していようと、この選手の動向にはこれからも注目し続けるでしょうけど。

こんな時になんですけど中島の来年はどうなるのやら。一時は来年も残留濃厚との話だったけど最近全く点が取れていないし、鹿島の事情を考えると来年は出来るだけ多くの選手を抱えておきたいわけだし。調子が下降気味なのか、相手のマークがきつくて点が取れなくなったのか。動き出しやポストは悪くないんだけど、後半にシュートチャンスでパスしたシーンなど見ていると、良くも悪くも高校の先輩に似てきたというか・・・。本人も最後に秋田の前で点を取りたかったでしょうけど。

昇格争いは上位3チームに絞られました。得失点の関係でヴェルディはほぼ決定でしょう。逆に今年も残留となった仙台。見ていて思うのは毎年監督が交代するから作っては壊しの繰り返しで、毎年標榜するサッカーが違う事。そろそろ一本筋を通した方が良い。今季、望月監督が掲げたスタイルが良い方向に向いていたのは確かだと思うし、それを継続する事が正しい道に進めると信じて継続性を持ったチーム作りをすれば、来年こそは昇格できるでしょう、今年の悔しさを誰一人忘れる事無く来年一年間を戦い抜ければ、その先に自ずと道は拓ける。やれば出来るチームだから絶対にここから這い上がってきて欲しいです。

J1第33節 浦和レッズ×鹿島アントラーズ

2007-11-26 | 鹿島アントラーズ

色々な要素はありますが何よりもチーム全体が意思統一して勝利への気迫を全面に押し出した事が一番の勝因。あれだけ不利が重なっても勝つしかないという気持ちが砕けなかった、こういうゲームをやってくれると、応援してよかったと思います。

それ以外に作戦もうまくいったしこちらが狙っていた形がハマりました。それはオリヴェイラ監督の研究が身を結んだ形。ワシントン・ポンテを複数でマークして攻撃の基点を潰しました。そして案の定密着マークにイライラしたワシントンは怒っていた、これも狙い通りでしょう。今年は良い監督が指揮してくれたなとつくづく感じる、それは人としてもそう。喜びの感情をオーバーリアクションで表現したり選手と並んでゴール裏まで来てくれたり。23日に載ったオフィシャルのコメントは最高に素敵でしたよ。

誰が良かったかと考えれば全員が良かったわけですが、顔面にボールをぶつながら不慣れなポジションで奮闘した本山、体を張ってチームに貢献したマルキーニョス、この辺には頭が下がります。あとはこういう厳しい試合になると効いてくるのは小笠原の経験。時間が残り少なくなってからの曽ヶ端のパントキックは前に人が居ないなりに、ハイパント気味にフライを上げて相手が簡単に跳ね返せないようなボールを蹴って時間を使いました。それから最後に野沢のシュートも巧みでした。

勝ったからこそ言えますが扇谷主審の不明瞭なジャッジの数々にはハッキリ言って怒り心頭です。優勝の行方を占う上で今年一番重要であり注目度も高い一戦です。リーグ側には毅然とした態度で公正・明確な笛を吹ける審判を送り込んでいただきたいです。試合のクオリティに審判のレベルが追い付けていないなんて、本来あってはならない事態。

これでようやく先頭の尻尾は見えてきたけど依然として劣勢なのは変わりません。自分達に出来るのは最後まで勝ってシーズンを締め括る事だけ。人事を尽くして天命を待つ。

悲しみと感動のラスト@西京極

2007-11-25 | ベガルタ仙台
3連休に紅葉が重なり、観光にはもってこいの条件が整って京都は人だらけ。そんなわけでほとんど観光せずに試合だけでとんぼ帰りです。

目の前で昇格の夢が潰えるのを見たのは03年最終節の等々力以来、2回目の経験ですけど、勝負の残酷さを突き付けられるこの悲しさや虚しさは何とも表現し難い。涙で濡れた顔をユニフォームで覆っていた関口、何度も何度もゴール裏のサポーターの方を振り返りながら帰っていった岡山。その心中はいかほどか。今年も昇格がお預けになり色々課題もあるけど、この悔しさを忘れず胸に刻んで来年を闘えば、仙台は必ず上がってこれる、新潟も川崎も柏もそうやって這い上がってきたのだから。

引退する秋田のセレモニー。秋田は落ち着いた語り口だった、現役生活に悔いなしなのでしょう。鹿島を出て4年。その月日が秋田にとってかけがえのない時間であった事がひしひしと伝わってきました。一つの旅は終わりました。本田の引退試合の時のメッセージで言っていた事、引退後はまた何らかの形で家に帰ってくるのを待っていますよ。本当にお疲れ様でした。そしてまだ戦いが残っているから最後の闘魂を見せてください。


帰りの飛行機が諸事情で遅れてまた混雑していて参りました。思えばここ最近は人の少ない時に搭乗する機会が多かったから久々に満席の便に乗ったような気がする。IC搭乗券が乗り慣れてない人にまだ浸透してないなあ。

そんなわけで待ちぼうけを食らっている間は伊丹でウロウロしていたんですが帰仙するベガルタの選手を見ました。もちろん遠くから眺めていただけですが。今日だけは選手を見ているのが辛かった。最後にそんな事がありながら満席の飛行機で帰ってきました。

魂の勝利

2007-11-24 | 鹿島アントラーズ
浦和 0-1 鹿島

今日の鹿戦士は最高に誇らしかった。見たか扇谷よ、これが鹿島の意地だ。

まさかここまで来るとは、開幕当初から考えると想像もしていなかった。でもまだリーグ戦は終わっていません。今日はまだ来年のACL出場権を獲得しただけ。最後まで勝ち続けるだけです。

北京五輪アジア最終予選 日本×サウジアラビア

2007-11-22 | フットボール全般

北京五輪出場が決まった。とにかくこの結果を掴み取った事が大事なのであり、それを勝ちで決めたか、引き分けで決めたかは二の次。求められた結果を達成できて良かったです。今やオリンピックの本大会出場は当たり前という風潮ですが、その中でプレッシャーと戦いながら、出場権を獲得した選手達にまずはおめでとうと言いたい。

守備は安定していました。このチームのディフェンスは安心して見ていられます。普段からワシントンやマグノ・アウベスといった面々を相手にしているだけあって、実戦で鍛えられてそれが代表に還元されています。あとは青山敏・細貝のWボランチがかなり効いてました。青山は前からプレスをかけにいっていたし、DFラインの前に立つ細貝の冷静なプレーはピンチの芽をことごとく摘み取っていました。

システムを3-5-2にした事で後ろはスペースを消して安定感がありましたけど、逆に攻撃面は流動的な動きがなく手詰まり。誰かが前へのアクションを起こさないと変化が起きない状況でしたが、まずは引いて守る事を前提にした布陣の日本はそれがなく、攻撃の枚数が少なかったです。チュンソンのヘディングがバーの上に外れた場面のように複数人がポジションチェンジしながら動き回れば、あのように自ずとチャンスは生まれます。

システムの問題ではありますが、本田圭は左のウイングバックで張らせても生きない。ベトナム戦のような使い方をしてもらいたいです。

来年の本番に向けて課題は山積み。どうやって得点を奪うか、その形が出来ないと苦戦は必至でしょう。残された時間の中で、この若い世代がまた一回りも二回りも逞しく成長することを期待したい、そしてオリンピック本番で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしています。

秋田引退

2007-11-20 | 鹿島アントラーズ
元日本代表DF秋田が今季限りで現役引退(日刊)

来るべき時が来ました。一つの時代の終焉ですね。本当にお疲れ様です。
指導者としてまた鹿島に戻って来て欲しいな、それを待っていたい。

25日のホーム最終戦で引退式を行うとの事ですが、その日は自分も西京極に行きますので、現場で最後を見届けてきます。
(秋田が引退するから京都まで行くわけではなく、元々今季の日程が発表された段階で、ここは大勝負になると思っていたため、最初から行くつもりでいたので)

この西京極含め、今週は現場で観る試合の全てが運命を分ける一戦ばかりなので、それはそれで楽しみ。まずは明日の国立。チーム結成から苦労続きだったこの世代が一つの目標を達成しようとする瞬間を、しかと目に焼き付けてきたいと思います。

J1第32節 鹿島アントラーズ×柏レイソル

2007-11-19 | 鹿島アントラーズ

ここまでくると内容云々よりも結果が求められるわけですけど、本当に勝ててホッとできた内容でした。チャンスの数が少なく相手に主導権を渡す時間帯が長く苦しい展開でした。それでも失点ゼロで逃げ切れたという事実こそが全て。こういう試合をモノに出来るのは大きい。

後半、柏に圧力をかけて押し込まれた時は落ち着きの無い試合展開に、小笠原不在の手痛さを感じました。船山のプロ初ゴールは良い場面で決まりました。終盤戦にこうやってニューヒーローが台頭してくるのはプラス要素、チームへの相乗効果が期待できます。

サイドバックは篤人がいない時の戦力ダウンをまた感じさせる事に。ただ今回は新井場が特に守備面でよく奮闘して抑えてくれました。来年以降も考えるとディフェンス陣のバックアップの底上げは今後の必須項目。

柏のプレスとサイドからの展開が効いていました。石神のウラを狙った柏の右サイド・太田と蔵川からの崩しにヒヤヒヤさせられました。主力が欠けても柏らしさは失われていなかった、ただフィニッシュに関わる場面での精度が低かったので、ここはフランサ不在で助かりました。

残りは2試合。次節は大一番ですが気負わず平常心で臨み、これまで通りの自分達のスタイルを貫いて戦うのみです。

オシム監督の回復を願います

2007-11-17 | 時事ネタ
突然のことで驚きました。改めて思うのは、代表監督のプレッシャーやストレスは我々の想像を絶するものなのだろうという事。監督としては高齢のオシムさんが日本サッカーのために身を削って尽力してくれた事が良くわかります。

今は監督としてのオシムさんがどうこうというよりは、何よりも無事であってほしい。また元気な姿を一日も早く見せて欲しい、それだけを切に祈っております。

ACL決勝 浦和レッズ×セパハン

2007-11-15 | フットボール全般

これは妥当な結果。05年の天皇杯優勝から入念に準備を進め、またJリーグ側のバックアップ、更に最後は地上波生中継になるほど世間の関心を高めて塗り替えた日本の歴史。本気度の表れが優勝につながったと言えるでしょう。だからここまでの道程は険しかっただろうけど、最終的な結果は極めて妥当でした。

平日に59000人集まるんだからそれも大したものです。それでも中に入りきれない人がたくさんいたわけですから、自分は今回たまたま運良くチケットが取れたので現場に居ましたが、外様がこの場にいるのが申し訳なくなるくらい、圧倒的なホームの雰囲気でした。

試合はお互いリスクの少ない展開。浦和は基本的に攻撃は前線の3人に任せていて、セパハンも等々力で見た時と同じで相手がボールを持てば1人だけ前に残すか、或いは全員が自陣に下がって守る。こういう時の鉄則である相手のミスを逃さない事とセットプレーを生かすこと。それを実行したのが浦和でした。点を奪えば後ろが守れるから1点入った時点で勝敗は大方決しました。

混雑を避けたかったのですが表彰式は一通り見てから外に出たら、まだ混雑前だったので割りとすんなり帰れました。表彰式を見ていて思ったことはただ一つ、来年自分達のチームで、鹿島で絶対ACLに出たい。

J1第31節 大宮アルディージャ×大分トリニータ

2007-11-14 | Jリーグ

改修された大宮公園。手狭な場所をギリギリ拡張した感じなので、コンコースや外周の通路は狭い。ゴール裏は切り立った丘、これは限られたスペースで座席を確保するためでしょうけど、逆に傾斜がキツくて見易い。新しく生まれ変わったけど、以前と同様に臨場感や見易さは変わっていません。

試合前は改築を記念しての挨拶、市長と県知事の空気読めなさ加減が・・・。本人達は良かれと思って言ってるんだろうけど、ああいう場で某赤の話題を持ち出すとブーイングされるの分からないかなあ(苦笑) 微妙な雰囲気で終わりそうな所をNACK5の社長が気持ち良く締めてくれましたよ。

残留争いの壮絶さを体感しました。球際の激しさは普通の比ではない、常に一触即発の状態でした。不謹慎な言い方ですけど第三者的には凄く面白かったです。終了のホイッスルが鳴った瞬間、大分側はベンチもゴール裏もまるで優勝したかのような喜びでしたが、これこそが勝者と敗者の明暗が大きく分かれた事とこの一戦の持つ意味の大きさを物語っていました。

大宮は攻め手が少ない、攻められない要因の一つはここにある気がします。前に圧力を掛けるためにFWを下げてボランチを入れ、セカンドボールの奪取率を高めようとする狙いは一見理にかなっているような感じがしますが、やっぱり普通に考えて解せない、観戦していて引き分け狙いのようにしか感じなかったです。

大分はサイドをうまく使いながら梅崎が良い具合に絡んで展開していました。残留争いするチームのサッカーではないなという印象。それから久々に見た前俊、決勝ゴールは大分移籍後初ゴールだそうで決定力の強さが最後に出ました。この人の個の力は大きな武器、もう一度五輪代表に呼ばれるような活躍を見せて欲しい。

これだけ良いスタジアムですから、来年以降もここはまた来たい。オレンジロードを抜けて氷川神社の参道を歩いて向かう雰囲気も好きですから。

J1第31節 横浜Fマリノス×鹿島アントラーズ

2007-11-13 | 鹿島アントラーズ

着いた時は既に1対1の同点でしたが、相手が今年何度か見た中での良い時のマリノス、出足が速く連動性あるパスランから素早くシュートに持ち込まれこれはハマッたなと、そういう印象の前半でした。

しかし後半の鹿島は冷静でした。パスは回されてもゴール前までは侵入させず、シュートを打たせる前の段階でブロックを作って抑え込みました。篤人のクリアミスで与えた1失点は余計でしたが、それ以外は内容の伴う勝利。篤人に関してはちょっとミスが多くてイマイチの出来でした。

マルキの2点目は鮮やかでした。ゴールにボールが吸い込まれる軌道が美しかった。途中参戦でもあの一撃だけで充分元は取れました。これだけ貢献してくれてるんだから、来年も共に戦いたいですね。

柳沢のボレーは惜しかったですが外した瞬間、妙に納得してしまったのはもはや鹿サポの性なのだろうか(苦笑) それにしても今季は自分が行かない時ほど、ヤナギのゴール率が高いので縁がないなあと思いつつ、申し訳なく思いつつ。
(現場で見れたのは4月の横浜FC戦@日産だけ)

他チームの結果は気になるところですが、それよりもまずは自分達が勝つ事が大前提、残り試合はとにかく全勝で突き進みたい。次節は柏戦、相手はコスモクリーナーで地球が救われた後、調子は下降気味のようでそれに加えてフランサ・菅沼が離脱とマイナス要素が多いですが、こちらも小笠原の出停に加えて五輪組も居ません、これは向こうも同じですが。油断したら足元をすくわれる、慢心せずに目の前の試合を一戦必勝で最後まで戦っていくだけです。

J2第49節 東京ヴェルディ×ベガルタ仙台

2007-11-12 | ベガルタ仙台

痺れる試合でした。これぞまさにJ1行きをかけた壮絶なサバイバル。

仙台のサッカーが素晴らしくて、今季序盤に見た人とボールが連動して動く良い時の仙台の組織的なサッカーが展開されていました。ブラジル人の個人技に対してスタメン11人が全員日本人の組織力で立ち向かう姿は、贔屓目抜きに見ても勇敢でした。フッキを封殺した守備陣の粘りと、運動量豊富に動き回り前線で体を張り続けた萬台・中島の2TOPの頑張りが良かったです。ロスタイムの萬台のシュートが決まっていれば最高でしたが。その萬台は開始直後の不用意なイエローで(あれは貰う必要のないカード)2試合出停。終盤にこれは痛い。代役はロペスが戻ってくるんだろうか。

ヴェルディにとっては一歩前進のドロー。後半、あれだけ堅く守られたら焦れて単調な攻撃をしがちですが、そこで落ち着いてサイドが使えるだけの冷静さを持っていたのは、このチームの強みでしょう。ただフッキが今季終了になるのは痛い。余談ですけどフッキにイエローが提示された時のアウェー側スタンドの盛り上がりは凄かった、さすがに皆さん事情を知っていらっしゃる。

最終的に結果はドロー。ヴェルディにとっては上出来と言える結果も仙台にとっては必ずしも良しとは言えない、ただ悪い結果でもありまえせん。確実に言えるのは京都戦を含めた残り3試合全勝するしかないという事。その先に道は開ける。

大宮公園新装オープン

2007-11-11 | Jリーグ

改装工事が終わりリニューアルオープンした『NACK5スタジアム大宮』へと行って参りました。

本当に綺麗に生まれ変わったなあ、しみじみそう感じました。古びていてメンバー表は手動だったあの大宮公園が、こう変貌するとは。かつて正月の高校選手権やかなり昔にアジアユースをここで観ていただけに感慨深いです。ゴール裏のアッパー席はかなり傾斜がついて観やすかったです。

完売の割には雨の影響か、ポツポツ空席も見受けられましたね。雨といえば、前回ここに来たときも雨だった、森田がロスタイムに決めた04年10月の川崎対大宮。あれからもう3年、時の流れは早いな。