Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

今の鹿に対する立ち位置

2012-05-22 | 鹿島アントラーズ
これを一度書き起こしてみようと思う。去年の後半から一歩引いた位置取りをするようになった。少し現場通いをセーブしている。それが何故なのか、明確な答えはないが確かに熱量は弱まっている。しかし熱量は薄れただけなので、決して消える事はないしいつでも引火の準備はできている。

また現場を抑えているのは、それによって生じる空いた時間をもっと視野を広げるために使いたいという思いもある。最近は社会人リーグくらいまでは通うようにもなってきたので。

今季はリーグ戦に限定すればこれまでホームはC大阪戦、アウェーは清水・磐田を欠席した。とりわけアウェーに関しては昨年と一昨年はリーグ戦の国内アウェーは全戦参戦していたので4年ぶりに欠席をした。その2試合とも完敗だった。行かなくて良かったとは決して言いたくないが、結果的にはそうなってしまっている。

そもそも何故アウェーに行きまくるようになったかと言えば、以前は欠席したアウェーに限ってナイスゲームを演じる事が多く、その度に行けば良かったと後悔をし続けてきたからだ。だから悔いを残したくないと思い極力無理をしてでもアウェーに通うようになった。その結果が国内全参戦に加えて海外遠征だ。

それが今年は欠席でもいいかと思ってきた。理由はいくつもある。金銭的な問題、アクセスの足の問題など。それらを総合判断して行かない結論を出したのは自分だ。そしてその結果、自分の中で今の立ち位置に対し良い距離感が保てるようになってきた。行ける時に行く、無理はそこまでしない。だいぶ気楽になっている。しばらくはこの距離感でチームと向き合い、サポートしていこうと思う。勿論、アウェー大好きバカ野郎なので、今後とも行きたい場所には極力行くつもり。まとまりのない文章になってきたがそういう今の自分だ。

2012ナビスコ予選第4節 横浜FM×鹿島

2012-05-18 | 鹿島アントラーズ
三ッ沢で鹿島が試合をするのは本当に久しぶり。

内容は悪くなかったと思う。悲観するべきものではないと思う。本山がフル出場したことで前での起点が作れパスが出ていたし、それによってジュニーニョがやりやすそうにプレーしていた。その辺がゴールにもつながったのではないか。

決定的な場面での残念なミスが重なって逆転負けを喫したが2点取れた事は前向きに捉えて良い。2点とも良いゴールだった。2点目のカウンターは全盛期を彷彿とさせるものだった。1点目にしたってお見事としか言いようがない。それにしても遠藤は主力の貫録がついてきた。後半から登場する時だって、まさに真打登場という雰囲気があった。体幹が強く倒れなくなってきたし、いよいよ小ダニーロの本領発揮というところだ。

それに対し気がかりなのが増田。ジョルジの戦術に合っていないのがよく分かった。試合の流れに乗れてないのが伝わってきたと思ったらハーフタイムで交代。ポテンシャルは確かだけに勿体無いと言えば勿体無いが監督の戦術を理解できなければ起用されない。戦術理解度に限って言えば梅鉢や柴崎の方が上だろう。厳しい言い方だが本人が頑張るしかない。

今年は横浜を対鹿島と対札幌で2回ずつ見ているが、序盤の勝ち切れない時期と今の連勝中を比較して、この1試合を見る限りでは大して内容に相違はないように感じたが、マルキの有無は大きいな。特にリードしている時のサイドでのキープ力が効いている。それは自分達が一番よく分かっているんだが敵にするとイヤらしい。マルキが相手を背負ってボールを受ける。こちらがチャージに行く、すると倒れてファールを貰う。この辺はマルキの匠の技である。

サポの反応も様々という感じを受ける最近だが、自分としては我慢して耐える時期だと思っているから温かく見守りたいと思う。以前と比べて現場至上主義から少し引いた立場で見ている自分だが、そういう視点で見守って行きたいと思う。覇道のど真ん中を突き進むのは確かに気分が良いものだが、暗闇から一筋の光を模索してもがき苦しむのだって悪くはないよ。

2012J1第6節 FC東京×鹿島

2012-04-17 | 鹿島アントラーズ
たかが一勝、されど一勝。苦しかった。ここまで長かったな。

ボール保持してパスを回し主体的に攻めてくる東京に対し、ブロックを構築して構える姿勢が正解だった。そのタイミングで中盤に青木を入れたのも理にかなっている。あのチームに対する対応方法としては最もオーソドックスだが正しい選択肢を選んだ。それが功を奏した。

狙い通りのカウンターから先制。2点目もカウンターから。タテに早く仕掛けるプレーが良かった。縦パスを送る意識が誰よりも沿道から強く感じられたのが良かった。あんなにもっさりしてプレーが遅かったのによく出来た。決勝ゴールがなくてもMOM級の働きだった。

しかし吉田主審のゲームコントロール不能には参った。試合を振り返った時にどうにもスッキリしない気持ちが残る。勝ったからヨシではなく苦言は呈したい。

劇的勝利に気分は高まる。本当に嬉しい。あの一瞬だけジュニーニョが光輝く太陽になった。ようやく一つ白星。ここからここから上へ。

2012J1第5節 鹿島×浦和

2012-04-12 | 鹿島アントラーズ
なかなか勝てない。ようやくリーグ戦初ゴールが入ったかと思えば僅か1分でリードも終わるし、なかなかうまくいかない。

ジャッジに恵まれない部分があったにせよ、守備面の破綻が敗戦に直結した点は見逃せない。CBコンビのバランスが悪くチャレンジ&カバーが効果的に行われていない。相手のダイアゴナルランに対し付いていけずにマークを外す場面多々。2列目・3列目からの飛び出しにも付いて行けていなかった。失点の仕方も完全に崩されてのものばかりだ。疑惑のPKにしたって、ああいう形でSBがカバーしてファールで止めに行かなくてはならない場面を作られている事が拙い。

攻撃面は徐々に良くなってきているのではないだろうか。チャンスもまずまず作れていたし。開幕当初に比べればゴールに近づいている感じはする。残念ながらジュニーニョを外した方が前線が躍動している。とはいえまだまだチームがジュニーニョの生かし方を分かっていない分、興梠・大迫コンビの方が周りとのコンビネーションが合っているというアドバンテージは確かにあるが。

そろそろ勝ちたいところだ。しかし勝てないからと言って焦れる事もないが。次へと。

2012J1第4節 横浜FM×鹿島

2012-04-06 | 鹿島アントラーズ
4試合目にしてリーグ戦初の勝ち点獲得。得点こそ奪えなかったが一歩前進した。

ようやく一歩踏み出した感じだ。ジュニーニョを外す決断が結果的には前線に機能性をもたらした。ゴールにも迫り惜しい場面もあった。本当に徐々に良くなってきている。少しずつ良くなっている。

相手との比較もあるが正直言ってこの1試合だけを見れば低調な凡戦と言われるのかもしれない。しかしほぼ毎試合鹿島の試合を見ている自分からすればちょっとずつではあるが、チームが良くなってきているのは見てとれる。その歩みは遅いのかもしれない。しかし確実に前に進んでいる。若い目の息吹が出始めている。

だからもうちょっと我慢だ。もともと今年はある程度は辛抱を強いられるのは分かっていたわけだから4試合未勝利程度でジタバタしない。07年の前例があるから慌てないし騒がない。次も頑張ろう。

2012J1第3節 広島×鹿島

2012-03-27 | 鹿島アントラーズ
また無得点で惜敗を喫した。それでもアウェーに駆け付けたサポーター達はブーイングもせず罵声の一つも浴びせる事無く前向きに選手たちを鼓舞した。ジョルジーニョに恥をかかせてはいけないとサポーターも選手同様に前を向いて必死でやっている。とにかく今は我慢すべき時なんだと言い聞かせる。

得点は入らなかった。攻撃面では課題が見え隠れする。大迫の調子は良かったと思うが周囲がそのキレにややついて行けていない感じがした。ボールキープした時にチーム全体として縦に遅い。良いタイミングで効果的な縦パスがもっと入ればいいのだが、どうしても横に回して時間をかけて攻めている。その間に相手が守備ブロックを形成するから行き場を失って行き詰まる。チーム内でも特にタテへの推進が遅いアレックス・遠藤の左サイドに意図的にボールが回るよう、相手はそこを空けて守っているようだった。そして実際そこにボールが回ると攻撃が停滞する。

例えばボランチがボールを取った瞬間に一本でもFWに楔を入れれば良いと思うのだが、そこでまず横パスを選択する。するとボールを欲しがっていたジュニーニョが「どうして出してくれないんだ」というリアクションをする。そこで無理矢理でもいいからジュニにボールを入れて欲しいと思う。川崎時代はとにかくすぐ自分にタテにボールを入れろと要求していたジュニーニョ。それに合わせる中村憲剛が居た。今のチームではそのジュニーニョが欲しいタイミングでボールは入らない。それが嘆かわしい。

審判の判定に苦言は呈したくないが新井場のタックルは正当なボールへのチャレンジだった。おそらく井上主審はプレーを見るポジション取りが悪く足を引っ掛けたように見えたんだろう。試合後にはマッチコミッショナーからも絞られてるだろうし後日VTR検証などで間違いは指摘されているだろうな。

いつものビッグアーチという感じの負け方だった。前半の半ば過ぎに先制されて逃げ切られる。ここに遠征すると毎回毎回同じ試合展開で勝ちを手に出来ず帰ってきている。だからこの会場で早く勝ちたい。そう思って来年も行くだろう。そもそも自分がビッグアーチに行き出す前は結構勝っていたと思うのだがどうにも相性が悪い。

次こそ得点を、勝ち点を、勝利を。強く強く願って戦いたい。最後に笑うための第一歩を!

2012J1第2節 鹿島×川崎

2012-03-20 | 鹿島アントラーズ
ホーム開幕戦はまたも雨。2週続けて悪天候の中でのゲームだった。

もう少し我慢しなければならない現実を改めて見せられた試合だった。内容自体は開幕戦と比較してもまずまず上向いている。試合を重ねるたびに良くはなっている。信じて耐えるしかない。ジョルジの選手起用もまずは色々な選手を見て組合せ・配列のベストマッチを探っているような状態だ。小笠原→土居の交代や、最後の交代カードで無難に興梠ではなく岡本を試す大胆さにシーズン初めの試運転状態と冒険が感じられる。

相手の川崎は新外国人のレナトがテクニックがあり厄介な存在だった。ジェシを含めまだどのチームもデータが無く研究されていない状態では、まだまだどのチームも手を焼きそう。ただプレーが左足に限定されていたのでそこら辺を読んでいけば次の対戦では抑えられるかもしれない。それとクローザーで稲本を使われるのは相手からすると非常にキツい。盤石の逃げ切り態勢に入られてしまう。

まだ始まったばかりだから焦れることなくジックリ見守って行きたいと思う。まだまだこれから。

2012J1第1節 仙台×鹿島

2012-03-12 | 鹿島アントラーズ
2012年開幕。ジョルジーニョ新監督の初陣は極めて妥当な黒星スタートとなった。監督が代わりシステムも新しくして模索している段階では、監督が長期政権で戦術の浸透が図れている相手との戦いは厳しかった。

とにかく感じたのはまだまだこれからチームを作り上げていくので、今はまだその第一歩といったところ。しばらくは我慢を強いられるだろう。07年と同じだ。いくら偉大なレジェンドが監督に就任してクラブを再建し始めても最初からそんなに上手くは行かない。

中盤の配列がダイヤモンドになった事でアンカー役の負担と、それを軽減するための残りの中盤3枚の特に守備面での負担と運動量はは多くなった。まだ守備の約束事に追われて攻撃に手が加えられていなかった印象。難しい布陣と言えるけれど、我が軍の中盤の面々は皆個々の能力が高いから慣れれば大丈夫なはずだ。

攻撃面ではいかにシュートまで持っていくかの形が見えてこなかった。FWに良いパスが入らないから孤立気味で2TOPの距離感も良くなかった。本山からのスルーパスが入らなかった。本山の良さが見られなかったのは仙台のボランチの働きもあるわけだが。

それでもジュニーニョの貢献には希望を持てた。とにかく走って守備をしっかりする部分は川崎時代には見られなかった。チームに溶け込み成功を勝ち取りたいという意欲を感じた。そのジュニーニョにもっと良いボールを入れてあげられるようになればチャンスの数は増えるはずだ。

対する仙台。これまで築き上げた下地があるから戦いはブレない。今年も堅守は変わらず。ディフェンスラインとWボランチのブロックは堅い。しかし一方で攻撃面では物足りなさを感じた。敵として見るとボールを持たせている分には怖さはなかった。昨年以上の成果を上げるには昨年からの上積みとして堅守速攻だけでなく、主導権を握って崩していく部分が求められる。だがそれはまだ見られなかった。

今年も無事開幕を迎え新たな一年が始まった。杜の都からスタートした意味は大きい。今年も一年頑張っていこう。

2011 鹿島的な1年振り返り

2011-12-20 | 鹿島アントラーズ
毎年こうやって1年の振り返りを投稿しているが、まさかこんなに早く振り返る事になるとは思ってもいなかった。08年も札幌でシーズン終了で今年よりも早く終わったわけだが、あの年は一つの成果を残しての終了だったから、中身の薄さだとここ数年でも最大だ。様々な出来事があり必ずしも満足いくシーズンではなかったのもまた事実ではあるが。

個人的には例年と変わらぬペースで参戦し続け、リーグ戦はアウェー皆勤、ホームは3試合だけ欠席。(甲府戦・柏戦・清水戦)
しかしACLラウンド16のFCソウル戦に行けなかった事はいまだに後悔だったりする。数字だけ見れば個人的なチームへの関わりには何ら変化はない。但し早々のリーグ終戦にモチベーション維持が大変だったのは正直なところだ。

一応ナビスコだけは獲得したが、タイトル一つだけで納得・満足など出来るわけがない。ACLの出場権すら逃し得られたのはコパドスルガ出場権だけとは。

私的なベストゴールとベストゲームは以下。

ベストゲーム
8月28日 J1第24節 鹿島×福岡

内容にも結果にも本当の意味で満足いくゲームで考えると、全て夏場の連勝時の試合しか思い浮かばないのだが、その中でもこの試合は鹿島らしからぬゴールラッシュまで付け加わったという意味でベストにさせてもらった。

※今年は特別にもう一つだけ
4月6日 ACLグループステージ 水原三星×鹿島

震災後初めてのゲーム。色々な思いを込めて戦った試合、勝ちに行った選手達。気持ちのこもった中田浩二の同点弾。
この試合だけは現地に行く事が出来て、ただそれだけで本当に良かったと思った。

普段は来れない人の事とかあまり考えないし、現場で応援してナンボだろと思ってる自分ではあるが、この時ばかりは大勢の韓国に来れない人達の思いを背負っているんだと意識した。実際、過去2年と比べても明らかに遠征組は少なく、来た者がやらねばという気持ちはいつも以上に強かった。


ベストゴール

7月31日 J1第19節 C大阪×鹿島 小笠原のゴール

こんな超ロングシュートは滅多に見れないだろうからこれを挙げた。蹴ったボールがこちらのゴール側に向かって伸びてきて、もしかして入るのか、なんて思ってたらゴールに吸い込まれてやったー!という感じだった。13年ぶりの長居での勝利を決定づける大きなゴールだった。

次点でナビスコ準決勝の柴崎の決勝ゴールもあげたい。本山のスルーパスの質、GKの頭上を目掛けて蹴りこんだ新人とは思えない柴崎の落ち着き共々見事だった。

来年についてはチーム編成の詳細も見えないのでまだ何も分からないが、結果を求めるシーズンには違いないだろう。そして最後になるが、オリベイラよ5年間本当にオブリガード!

2011J1第34節 横浜FM×鹿島

2011-12-06 | 鹿島アントラーズ
今年のリーグ戦が終わった。最後まで昨季からの停滞感を象徴するようなゲーム内容だった。これが最近のデフォルトだと思っているから消化不良感は大いに否めないが仕方ないと割り切っている。

本山が入る中盤を個人的には久々に見たが、流動的になって運動量が増し見ていて面白い。但し運動量の低下した後半はあまり見るべきところが無かったのだが。前半についてはまずまず合格点と言えるだろう。

しかし1点のリードを守れない、突き離せない、また追い付かれた後に再度勝ち越す事が出来ない。それ故、最終結果が1対1のドローになる展開は何度も見てきた。最後までそれだった。決して悪くはないのだが一歩足りない。しかしそれを今更言っても仕方ない。

今年はこれで6位フィニッシュ。トップから勝ち点22も離される惨敗だった。震災の影響やそれに起因するトレーニング不足など幾多の要因は重なっただろう。しかしそれでも満足して良い成績でないことは明白だ。

今年限りでの監督退任も発表されたが、前述した通りマンネリから生まれる停滞感を個人的には昨年からずっと感じていたので、ここで一区切りつけるのがお互いにとってベターだろう。オリベイラだって今年もタイトルを獲得し実績を作ることで信頼は得ている。その状態であれば退任を周囲は惜しむわけだし、我々も一歩前に進める。チーム状態を悪くして険悪に別れるよりも惜しまれているうちに身を引くのが良い。天皇杯までは指揮を執るようだから来年の1月1日まで共に戦いたい。

2011J1第32節 大宮×鹿島

2011-11-23 | 鹿島アントラーズ
埼スタから急いで移動し大体前半5分頃到着。

雨の日こそ基本技術の有無が顕著に現れるものだが我が軍は本当にそのレベルが高い。1日で4チーム見ただけによく分かる。それは凄いわけで平然とパスも回せるし組み立てられる。しかし何だか物足りない。

ミドルゾーンでのボール回しは問題ないがアタッキングサード内でのフィニッシュに繋げる動きにダイナミックさが無い。それはFWの問題ではなくチーム全体の問題。実際この日ワントップを努めた興梠の動きは良かった。それと毎度の決定力不足。これらの要素で最近の試合は常に消化不良だ。

試合展開もお馴染みのもの。チャンスを決めきれない間にサイドから放り込まれてワンチャンスを決められる。やられる展開も時間帯も形も決められる人も大体いつもと同じパターン。サイドから崩される。決めるのは相手のFW。そしてそこから頑張って反撃するも終了間際に同点にするまででタイムアップ。こういう試合展開を去年から何回見てきたか。

もはや停滞感しか感じないが所詮は消化試合なので別に悔しくもない。勝っても負けても先に何があって何が残るのかを見い出せない戦いは、やはりやる気も出ないしアドレナリンも出ない。実に淡々とした気持ちでスタジアムを後にした。

しかし今年は日程の関係でNACK5に結構行けたのだが自分が本分として関わった仙台・鹿島との対戦だけ得点をあげて、その他の5試合はノーゴール+未勝利とは地元クラブとの縁の薄さを感じた2011だった(笑)

2011J1第4節 鹿島×仙台

2011-07-18 | 鹿島アントラーズ
今年のベストゲームで勝利。全く期待していなかっただけに嬉しい誤算とはまさにこの事。ようやく鹿島らしいサッカーが見れた上に3点差での勝利と理想的な結果を得られた。

田代が最前線に入ると収まり所が出来るし、夏場の運動量低下する時期に地上戦ではなく田代大作戦で機能するのは大きい。そして彼自身数字で結果を残している。それも大きい。

それからフェリペの復帰は効いている。名古屋戦でも思ったがフェリペが入ることで運動量が増加し中盤が活性化する。相変わらず決定的な仕事は期待できないが崩しの部分やタメを作ったりする部分では貢献している。あとは空中戦に競り勝ってくれる事で、ハイボールを田代だけに出さなくても勝てるメドが立つのが相手にとっても嫌な印象を与えられる。

仙台の試合内容は良くなかった。今年自分が見た中では最も悪かった。ディフェンスラインが意外と言っていいくらい不安定で序盤の躍進を支えてきたCBとWボランチのところが機能しなかった。勿論こちらが機能させなかったと言えるが。中盤で落ち着かないからFWまでボールが渡らずシュートが少なく。梁と関口の位置取りがこちらにとって全く怖くなかった。それでも後半盛り返してきて、サイド攻撃から3列目の角田が飛び込む形は危なかったが本気で肝を冷やす場面はなかった。

ようやく1試合は良い内容でゲームができた。大事なことはそれを継続する事。とにかくそれに尽きる。次節以降も難敵相手の対戦が続くが良い流れを継続させて勝ち点3を積み重ねていくべし。

2011 J1第18節 鹿島×川崎

2011-06-26 | 鹿島アントラーズ
最低最悪の試合で不愉快なこと極まりない。大体年一で本気で腹の立つゲームがやってくるが、今年は間違いなくこれだ。

前半は良かった。連勝している良い流れを継続して復調していると感じられた。勝ちパターンにもっていける展開だった。

後半も途中までは言うことなし。薗田の軽率なファールによって一人多い状況を作り出した。あとはバランスを崩して前がかりになる相手をいなしながらカウンターで仕留めワンサイドにするだけのミッションだった。

ところがだ。一人少なくなった川崎の攻撃姿勢に対して逆にバタバタしたのはこちたらだった。ゲームが落ち着かない。相手が望むカウンターの応酬といういわゆる行ったり来たりの展開になった。ベンチはこれに手を打とうと2枚替えを行うが交代戦士は残念ながら期待したパフォーマンスは披露できなかった。

中盤の枚数は増えたが逆にそれまでの良い距離感に誤差が生じ始め歯車が狂い出した。また前線はトップが1枚なので前で収めることができず相手が自信を持って前に出る手助けをした。そして稲本・憲剛に狙い打ちにされ残念なパフォーマンスに終わった40番。申し訳ないが酷評せざるを得ない。

悪い流れを引き戻せず、相手の息の根も止められず今年よく見慣れたATの失点でジエンド。この結果が敗戦と同等であるのは今更言うまでもない。両軍の表情の違いもそれを物語っているな。

2011 J1第17節 神戸×鹿島

2011-06-24 | 鹿島アントラーズ
今季初の連勝を完封で飾った。蒸し暑い水曜のアウェーを勝てて大きい。個人的にも神戸参戦で初勝利。

攻守での意思統一が図られてきた。どこでプレスをかけるか、囲い込むか、奪い取るか。それがだんだん明確化してきた。それが出来るから自分達がペースを掴む事が出来る。それと攻撃面では田代という唯一無二の空中王者の存在がロングボールで押し込むことを可能にしている。ここだけは代えがたい存在。

興梠が1本決めていればもっと楽に勝てた試合。早々に追加点を奪っていれば相手を戦意喪失させて大量点も行けたはず。前半3分の抜け出しや田代にお膳立てしてもらった後半のチャンスを決めないと。逆に相手も散々決定機を外してくれたのでお互い様とも言えるが。

勝利の中でも心配なのは柴崎の怪我。完全に一戦力として溶け込んでいるだけに痛手だ。神戸も終了間際に都倉が負傷離脱とお互いに怪我人が出る展開。こういうのはどうもイヤな感じだ。

徐々に調子が上向きになってきて次の相手は川崎。ここが一つキーポイントになりそうだ。もちろん勝ち点3頂く。

2011 J1第16節 鹿島×磐田

2011-06-20 | 鹿島アントラーズ
今年これまでのベストゲーム。初めて内容に納得できる試合だった。ようやくこの日を迎える事が出来た。

点を取るべき人がとって守るべき人がしっかり守る。単純な事。でもそれができてなかった。ようやく出来た。立ち上がりの入り方が良すぎて奇跡とも思えたが、そこでのセットプレーをモノにしたのが大きい。磐田はCK時にゾーンで守るから人が空いて単純に競り合えば勝てる。そこで何本もコーナーが連続した。そういう場面で取れないとまたズルズル流れを渡してしまうがキッチリ先制した。ここからは安定感を保った試合運びだった。

理想的な形でカウンターから追加点。しかも決めたのはまたもFW。これほど上手く行った試合はない。守備陣も最後まで集中を切らさず今季2度目の完封勝利。攻守に渡って申し分のない試合だった。

初先発の柴崎は堂々たるプレーぶりでもはやルーキーの肩書きは取り払っていいようなもの。オランダで宮市が活躍したのならば柴崎もあれくらいできて当然だろうが流石だ。増田とのイケメンWボランチは前への推進力があって見応えがあった。

ようやく今年のスタートを切った格好となった。しかし1試合だけでは足りない。大事なのは良い流れを継続する事。勝ち点3を積み重ねていきたい。