Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2010J1第33節 鹿島×京都

2010-11-29 | 鹿島アントラーズ
最後まで低調な内容は改善せず、熱気も盛り上がりもないホーム最終戦は寒々しく終わった。良かったのは試合後の監督のスピーチをオリベイラと同じテンションで通訳した高井氏の完璧な仕事ぶりくらいだろう。

とは言えスピーチの中身そのものは納得半分、首をかしげたくなるのが半分。最小失点も最小敗北数も確かにその通りだが勝ちきれない現実が名古屋との差だ。データで上回ったところで最大の勝ち点が取れなければ意味がない。

秋田監督をはじめてカシマに迎えた。そして紫のユニホームでは最後のカシマとなる柳沢。この二人に最大の敬意を払うためにスタジアムに行ったようなものだ。選手紹介では盛大なブーイングをさせていただいた。ヤナギの交代時にはゴール裏のチームコールは関係なく拍手させていただいた。秋田コールをやるなら柳沢コールもして欲しかったな。

試合内容はいつもと同じ。天皇杯のセレッソ戦のリプレイを見ていたと言えばその一言で済む。ダメ出しは毎回同じ内容なので今回は割愛する。勝者の気分は微塵も感じない帰り道だった。

未だにACL出場権すら確保できていない現実。最終戦でしっかり勝たないと大阪勢にまとめて抜かれるだろう。まずは勝つことと貸出中の二人にやられないこと。この二つのテーマを持ってラスト1戦に臨むだろう。良い締め方ができれば良いがそこまで期待はしていない。

第12回JFL後期第16節 町田×SAGAWA

2010-11-25 | フットボール全般

今年最後のゼルビア観戦。思えば昨年も野津田で同じカードを見ている。その時に比べれば町田の成長の跡が感じられた。

選手補強などで町田のチーム力が押しあがったのは間違いないが内容も互角の戦いだった。前から積極的にプレスをかけてショートカウンターに持ち込む形が上手く決まっていた。先に点を取って良いゲームマネージメントが出来ていた。

後半に入ると佐川が底力を見せて反撃。それでも町田の最終ラインが粘りを見せてそれを跳ね返していたのでこのまま逃げ切れるのかなあと思っていたら最後の最後で失点。何故に1点リードの終了間際にディフェンスの枚数が足りていないのか。リスク管理の甘さを指摘されても仕方のない失点だった。

そんな終わり方でこのまま終了では居たたまれない気分だったがその後にセレモニーがあってよかった。柳崎主将のコメントが何とも微妙というか切ない。現場サイドはやる事をやって4位以内は確保したわけだから謝る必要はないよと心の中で思っていた。このチームがJに上がれるよう、自分も試合後に署名に一筆書かせていただいた。

何だか町田はJ2時代の川崎の雰囲気が重なるのだ。田舎的発想の都会のクラブといった感じが。来年は改修された野津田を楽しみにしている。

2010J1第32節 鹿島×磐田

2010-11-24 | 鹿島アントラーズ

モチベーションが下がると一気にこんなに気抜けするものか。不甲斐ないの一言に尽きる。ダラけた試合だった。雨風強くて寒かったし行くだけ損する内容。

前田が素晴らしいことは間違いない。外に叩いてニアに入って点で合わせた先制点。2点目も左サイドでタメを作ってオーバーラップを促し楽な体勢でクロスを上げさせるまでのお膳立てをした。しかしこの2点目。クロスが入る前の時点でジウトンは既にジウシーニョに振り切られている。これでは失点は防ぎようがない。ザル守備のSBはいい加減我慢ならないぞ。

チームを支えているのが79年組であるのは間違いない。彼らが体を張ってチームを支えている。マルキも含めベテランの献身的な働きには頭が下がる。その一方で若手はどうだろうか。一生懸命やっているだろうがハタから見ればダラダラやっているようにしか見えない。途中から入ったら自分で試合を決めてやるという意気込みを見せてもらいたいがそういう気迫が感じられない。ベンチ要員に長谷川や真中のような期待感が全く無い。

このままでは3位以内も危うい。来年アジアに行けずナビスコ予選に出場なんて絶対嫌だ。なんとしても残り連勝して3位キープ。

2010J1第31節 神戸×鹿島

2010-11-21 | 鹿島アントラーズ

終戦。最後の最後まで今年を象徴するゲームだった。あと一歩押し込めずに勝ちきれない。積み上げたドローの山をまた一つ増やした先に優勝消滅が待っていた。せめて最後まで勝ち続けて名古屋にプレッシャーをかけ続けたまま終わりたかった。結局ウチがアシストする形で優勝が決まってしまった。

内容は悪かった。シンプルにカウンター狙いの神戸のブロックの堅さに手を焼いた。打てども打てども入らないシュート、幾度となく跳ね返されたクロス、通らないラストパス。攻め手を封じられてチャンスの数自体が少なかった。

後半に入るとみるみるうちに運動量が低下しセカンドボールの争いに負けた。それが負のスパイラルを招いて相手に押し込まれ、防御するのに精一杯で疲弊し前への推進力が失われた。連戦の疲労はあっただろうがそれにしたって動けなかった。逆に言えばそういう騙し騙しの状態では勝てないほどレベルが拮抗しているのが今のJ。相手が残留争い真っ只中の神戸相手ですらそうなる。

相手も残留がかかっているから死に者狂いの必死さだった。あとは小川は素晴らしい選手。きっと将来は神戸を背負って立つ存在になるのだろう。

審判は引退する岡田氏だった。近年は賛否両論、というか否が多かったわけで高齢による運動量不足は否めなかったが確かな経験に裏打ちされた卓越したレフェリング技術やゲームコントロールの巧さ、カードの出し方などは本当に他の追随を許さないレベルだった。心の底からお疲れ様でしたと言いたい。

次にすぐ試合があってよかった。それでもモチベーション低下は必至だろうが。ただ現実問題として早く3位以内を確保して来年のACL出場権を得なければならない。そして天皇杯につなげるためにも残り3試合を無駄にすることはできない。

第90回天皇杯4回戦 鹿島×C大阪

2010-11-18 | 鹿島アントラーズ
勝ったから年末まで試合ができる。トーナメントだから内容云々よりも勝利優先。

相手は後半勝負を狙って全然前に出てこなかった。迫力不足だったが引いた相手から先に点が取れないと苦しくなる。ただ前半のうちにセットプレーのチャンスを生かしたから楽になった。前半については難しくないゲームだった。

それで後半にトドメを差せれば言うことないが決めきれない。そのままクローズさせて逃げ切れるんだがマズい形での失点もあったわけで後半のゲームマネジメントには不満も残る。勝ったから良いんだけど追い付かれたらシャレにならない。

11月神の野沢がようやく目覚めたようだから今後に向けて明るい話題か。中盤は青木や遠藤も元気だから是非黄金世代をベンチに追いやる勢いでやってもらいたい。一方で出番のなかった大迫や船山は如何なものか。

雨で寒くて水曜だから観客も3000人程度。そんなもんだろう。アウェーサポだってなかなか来れない。それでベスメン規定やら日本一の大会とはズレている。カシマは普通だったが他会場ではメンバーを大幅に入れ換えたチームもあったようだし。

先を見据えている暇もないのですぐ次の神戸。勝利必須の戦いはまだ続くのだ。

2010J1第30節 川崎×鹿島

2010-11-15 | 鹿島アントラーズ

鬼門打破。そう言っていいだろう。勝てないスタジアムを突破した。

先制されても不安はなかった。どうせ打ち合いになるから完封できると思ってないので。逆に言えば相手に完封されることもないだろうと思っていた。川崎の守備は危ういし主力を欠いていたから。

扇谷・等々力・終盤戦とフレーズが並べばネガティブイメージは避けられないが退場者を出さずに済んでよかった。最後の新井場へのイエローはお約束みたいなものだから別に構わない(笑) 笑ってばかりもいられないのだが何だかんだ言って終盤の大一番で扇谷が割り当てられた時の勝率は高い。

小笠原を中心にした中盤のプレスが効いた。意図は単純で攻守の基点となる稲本・憲剛を潰せばいい。しかしそれを実行するのは容易でない。だがやってのける。だからこそリズムを掴めた。

1点リードくらいでは全く安心できないのが等々力での川崎。それを守りに入ったわけだが青木を入れて憲剛にマンマークに付けるなど練った策でどうにかやりくりした。相手の攻撃はサイドに起点を作ってのクロスばかりだったのでそこまで怖さはなかったが。あとは交代のうち二つが相手CK時だったので要注意だったがしっかり凌いだ。幾度となくやられてきた等々力での残り15分を耐えて凌ぎきった。

帰りの武蔵小杉への道中や駅で見る同志の顔は皆誇らしげで明るかった。大きな壁を越えた充実感があった。あと残り4試合、同じような高い集中力を保って全部勝とう。

夢の舞台を3人で

2010-11-11 | 音楽モノ

【11/3 Perfume LIVE@東京ドーム「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」】

これは一夜限りの宴。席は3塁側一階ポール際。アリーナでないからショボーンとしてたが席に着くと花道の先端が目の前。やはりアミューズは引きが良い。ナビ決からハシゴで慌ただしく着席すると感情が昂る間も無く暗転。OPのGISHIKIは厳かな雰囲気。

セトリは無難に最近のシングル中心でまとめた。もっと古い曲やシングル以外の曲もやってもらいたいし、そろそろラブワは外していいと個人的には思う。GAMEを入れたのはナイスだった。ドームだからあれが妥協点だろう。

MCは相変わらず客弄りするわ、鳩の話を引っ張るわで普段通り。あとはのっちのおっさんっぷりに笑った。しかしあれだけ広くてもちゃんと3方向に歩いていくのは偉いな。

掟は初めて見たがカッコええ。あれならedgeが無くても納得。思えば前方ステージを使用したのはあの時くらいだった。

後半はシティ→エレワのコンボで熱を上げて普段通りのPTAコーナー。その間にお立ち台など仕込んでいたから次にジェニーが来るのは読めた。この流れはロッキンと同じ。それで本編でPerfumeとW2が入ったのは意外だった。

ドームで客が増えれば濃度は薄まる。確実に地蔵が多かった。初参加組が多数存在しただろうがいつも通りに声出したり腕上げたら、「私間違ってますか!?」的な感じで手拍子地蔵が多すぎ。ジェニーで目の前にのっち居るんだからコールしろよとか(笑) こちらはそんなの関係なくガンガン盛り上がったが。会場の熱気と濃度は横アリや武道館の方が数段格上だった。今回は祭りだからいいけどやはりキャパは狭めの方が有り難い。

とは言ってもマイナスを吹っ飛ばす楽しさだったのは間違いない。次のワンマンは来春以降だろうか。アンコールのMCとポリ前のMCにかなりグッと来たのと同時にこれからも応援していきたいと思わせた。この感情が無くならない限りまだまだ3人についていくだろう。

高校サッカー東京都予選Aブロック準決勝

2010-11-10 | フットボール全般

丁度良く時間が空いていたのでNACK5に行く前に西ヶ丘に寄る事に。一応JFA後援会の会員証を持っていったら無料入場出来たので500円のチケット代が浮いた。

第一試合 帝京×関東一

どちらにもそれぞれ特徴があって良い部分も出したが結果的には立ち上がりのセットプレー2発という細かな局面でのチャンスを生かした帝京の勝ち。

帝京はフィジカルに長けている。プレスのかけ所やボールを奪うポイントが的確だった。ただ昔ほど強さは感じなかった。対する関東一はパスを繋ぎながら組み立てていたが肝心なところでミスパスが出たり、当たり負けしてボールロストする場面がしばしば。



第二試合 成立×駒沢

地元赤羽の成立応援団が大挙すると思っていたが、逆に駒沢の大応援団がバクスタに収まりきらずゴール裏までも占拠した。

成立は大津(現柏)の居た時代が懐かしいが今回も足元の技術が高く平均身長の低さを巧さで補っていた。しかしどうもやりたい形が明確に見えてこず、結局何がしたいのか良く分からないまま負けてしまった。

一方の駒沢はゴールに向かう姿勢が素晴らしく、全てのプレーが何よりもゴールに直結していた。それが後半の2ゴールを生んだ。シンプルなスタイルを貫けば決勝も面白くなるのでは。

終了後、そのまま大宮に向かわずすぐ近くの赤羽スポーツの森に移動。筑波×駒沢の大学リーグを後半だけ観戦。そこではプロに内定している棗や去年の選手権に出場した赤崎らが出場していた。その中には山梨学院を優勝に導いた碓井の姿も。満員の国立の1年後はこんな小さな人工芝のグラウンドでプレーしているのを見て何とも言えない気持ちになった。

2010J1第29節 大宮×山形

2010-11-09 | Jリーグ

第三者で見に行ってどうにもスッキリしない気分で会場を後にした。ナビスコ決勝のような死力を尽くした潔い勝負を見た後だからか、どうにも見ていて消化不良な感じ。端的に言えば入場料の対価に見合う試合は見れなかったなと。

それは両チームともに前への展開が遅くシュートに持ち込む前でボールを奪い合う展開だったから。どうにも迫力がなく得点の匂いのしないゲームだった。確かに残留争いだからその程度の試合なのだろう。しかしゴールに向かうでもなければ玄人好みの中盤の潰し合いでもない中途半端な展開で正直言って眠くなった。ここに来るまで既に2会場で観戦してきていたのでその疲労も手伝って結構危なかった(笑)

しかしその中でもゴールの形はレベルが高くて良かった。まずラファエルの先制点は良い縦パスが入って楔をしっかり受ければスペースが空く事を教科書通りに実行した綺麗な形。そして石川のFKは本当に美しい放物線を描いてネットに吸い込まれた。

大宮は以前よりもイチョンスとラファエルのコンビが良くなっていてその二人中心のカウンターがハマりつつある。セカンドをしっかり拾えていたので全体的に優位に試合を進めることが出来た。出来れば来週も一発番狂わせ願いたいものである。

結局大宮が勝利して残留争いは混沌としてきた。山形は勝てばほぼ残留確定まで来ていただけに勿体無い。さてここからどうなることやら。

2010J1第29節 鹿島×名古屋

2010-11-08 | 鹿島アントラーズ

意地は見せた。内容も伴った結果を得ることが出来た。この集中力が毎試合あればここまで勝ち点を落とさず済んだのだが。いずれにしても例年の終盤戦のような勝負強さが見受けられた。

開始直後の小笠原の猛プレスから相手に襲いかかる気合いが表れていた。負けてもまだまだ余裕の名古屋と勝ちしか許されない鹿島の気持ちの差は少なからず出ていた。高い集中力と全員の意思統一、勝つための要素が凝縮された試合をやってのけた。

得点こそ最小得点にとどまったが良い時間に良い形での得点だった。一撃で仕留めるマルキの大仕事と相手の隙を逃さなかったジウトンの好判断。

中盤の勝負でダニルソン・中村に対しこちらが負けなかったことが大きい。そこを抜けばあとは最終ラインとの勝負だけ。小笠原が頼りになった。

終盤は相手のパワープレーに肝を冷やしたがしっかりと人について仕事させずチャンスらしいチャンスを一度しか作らせなかった。名古屋の武器で失点しなかったことは大きい。闘莉王が本調子ではなかったが。

まず最低限の結果として勝ち点3は獲得できた。残り試合全部だけど次は特に大事。今更鬼門とか言ってる場合じゃなかろう。とにかく勝つしかないんだから。

2010ヤマザキナビスコカップ決勝 磐田×広島

2010-11-05 | Jリーグ

勝負の分かれ目として大きなポイントは広島が逃げ切り策を講じて逃げ切れなかった点。攻撃のためのカードを引っ込めたため反撃の一手が出なかった。

決勝らしい静かな立ち上がりで始まった試合。決勝とは大体こういう退屈な序盤。それが広島のミスからスコアが動くと試合が眠りから起床する。

決勝で先制されるとそのまま相手ペースに飲み込まれる事が多いが若い広島は違った。先制された事でかえって開き直ったような感じ。得点こそミキッチの個人技にロングパス一本と決して崩しきってはいないが得点を奪って逆転に成功した。

問題はここから先。広島は持ち味の攻撃姿勢を貫くのではなく守りに入った。対する磐田は攻勢を強める。準決勝でも切り札として活躍した菅沼・山崎を投入。この頃から広島のファールが増えてセットプレーが増加。そうなると磐田はボランチに岡田ではなくキックの巧い上田を入れた意味が大きくなってくる。そして終了間際に同点。


残るはロスタイム5分。この時間に全てを懸けていたかのように両チームの攻防が激しくなる。ボール奪取すればゴールに向かって前進し奪われれば取り返しにいく。単純な事だがそれだけで熱いバトル。そのまま延長に突入。そうなると最後まで見れないのは確定だがギリギリまで粘ろうと思い前半まで。

延長前半。先に試合を動かしたのは勢いに乗る磐田。またもセットプレーをモノにすると立て続けの連発。これで終わりかと思いきや槙野のFKが決まって1点差。そのままコートチェンジして後半が始まったわけだが、これ以上居るとドームに間に合わなくなるのでそこで席を立った。

残りはワンセグをチェックして磐田優勝を確認。2年前の入替戦でどうにか残留した時はJ1での寿命も残り僅かかと失礼ながらに思ったりもしたがよくここまで立て直してきた。対する広島。残り僅かの時間をどうにかすれば初タイトルだったが。その僅かが重くて難しいのだ。

2010の文化の日

2010-11-04 | 日々のこと
本日は休み。免許書換という大義名分の名の元に昨日のお疲れ休み。

昨日は迷うことなく国立→東京ドームのハシゴだったわけだが、ナビスコ決勝が延長突入のため105分までしか見れなかったのがちょっと残念。全部見てはいないが観戦記は一応記しておこうと思う。

そしてPerfume@ドーム。また詳しくレポろうと思うけど今後も3人をサポートしていくぞと誓った。GISHIKIとラストのポリにグッときたな。

マカオねえ、一度行ってみたい土地ではあるけど急だわ。

2010J1第28節 新潟×鹿島

2010-11-02 | 鹿島アントラーズ

勝ち以外許されない試合だからどんなに気持ちを見せて戦っても結果が出なければ意味がないし誉められない。

選手はよく戦っていた。とにかく気持ちを全面に押し出して球際厳しく相手にぶつかっていった。プライドも何もかなぐり捨ててひたすら勝利を追い求めた。

特に新井場なんて普段見せないような気迫で向かってきた。スライディング一つとっても気合の入り方が違った。点をとっても喜びの表情などなく。当然だ、同点にしただけのゴールなのだから。自分もスタンドで全く喜ばなかった。それらベテランの気迫に比べると若手はどうもタラタラやってる感が否めない。

新潟の戦い方には苦しめられた。前から圧力をかけてミスを誘発し中盤の高い位置でボール奪取すると一気にラインを押し上げてショートカウンターを仕掛けてきた。それに対してはある程度対処してきたが遠目からの意外性あるシュートに屈した。

次節は名古屋戦を残しているから優勝を諦めてはいないが、こんな勝負弱い戦いを続けていてチャンピオンとはおこがましいとも言える。終了間際の失点で今年は幾つの勝ち点を失ってきたことか。勝ち切れない、ツボを抑えきれない戦いの連続。まるで相応しくない姿だが今はこれが現実。次節はせめて我々の爪痕を残してもらいたい。

2010J1第28節 仙台×京都

2010-11-01 | ベガルタ仙台

仙台にとっては勝ち点3取ったことが全てでありそれが何にも替えがたい大きなものだ。内容に目を向ければ2点目が奪えなかったことなどマイナスも挙げられるがそこは大目に見たい。

京都はドゥトラ不在の影響か、全体的に選手間の距離が遠くチームとして噛み合っていなかった。だからあまり危険な場面を作られることもなく。ディエゴはサイド中心でプレーしていたので中央での怖さがなかった。CBに屈強タイプを並べSBに上下動できる二人を置く辺りには秋田色が見受けられた。サイドを起点にしようとするのはやっぱり鹿島のイズムがどこかに染み付いているからだろう。

仙台としては現状考えうるベストメンバーを揃えて形を出すことが出来た。それでしっかり勝ち点を積み重ねているから問題はない。フェルナンジーニョと赤嶺の加入が本当に大きい。逆に守備面ではエリゼウに不安定要素が見てとれた。スピードの絶対値や1対1の対応など。ここはオフの補強ポイントだろう。

次の神戸戦が仙台の山場になるからそこを乗り越えれば残留は概ね見えてくる。次に繋げるためにもこの京都戦の勝利は大きかった。