Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2008J2第33節 水戸×広島

2008-08-31 | Jリーグ

今年初の笠松で水戸も初見。広島はゼロックス以来だからJ2では初観戦。試合中はゲリラ豪雨も発生せず涼しげな環境下でのんびり観戦。たまにこういう空気を吸うのは良いもんです。

立ち上がりは水戸が前線から積極的にプレスをかけて奇襲を仕掛け、相手の隙をついた形で先制。あとは守りながらカウンターを狙う水戸がどこまで耐えられるかでしたが、前半のうちに水戸の我慢が切れてそこで勝敗は決しました。リードされても慌てずにボールを動かして攻める広島の牙城は崩せず。最初にあれだけ飛ばしたから運動量が低下するのは当然ですが、後半は力差がハッキリと出ました。


広島のサッカーは組織力の高さで長短のパスを織り混ぜていて面白い。特徴的なのはビルドアップの際に森崎和が最終ラインに下がって基点を作ること。ショートパスばかりのなまじポゼッションサッカーにならないのは、最前線で常にゴールに向かってプレーする寿人とその後ろから激しく動き回ってくる柏木の存在があるから。この二人が居て成立するスタイルだと実感しました。J2レベルだと寿人とのオフサイドラインでの駆け引きに相手DFは翻弄されている。これなら寿人がゴールを積み重ねるのは当然。

広島は本来J2に居るべきでない、レベルが違いすぎます。J1復帰はほぼ確実だと思うけれど、今のスタイルを確立した状態で来年帰ってくるとJ1でも戦えるでしょう。それだけの下地と力がある。今のうちに広島を見ておいて良かったですね。それと寿人が2ゴール1アシストとキレまくりで個人的に大満足の小遠征でした。

涙雨の『真夏の大感謝祭』最終日

2008-08-25 | 音楽モノ

【8/24 au by KDDI presents サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE supported by wowow】

燃え尽きた。ライブが終わった後、本当に名残惜しくて、桑田さんのコメントじゃないけど、明日なんて来なければ良いのにと本気で思いました。サザンは凄いんだと心から実感した。

この最終日は応援団で取ったFCチケがアリーナAの信じられないような良席でライブ前は嬉しい反面、自分なんかで良いんだろうかと実は不安もあったり。でも始まってしまえばそんな事は一気に吹っ飛んだ。もうここに来たら馬鹿にならなきゃ勿体無い。踊って跳ねて歌って叫んで、雨なんて関係ないさ、むしろ雨も燃える要素であり演出の一部。とにかく後悔はしたくなかったから全部やりきって完全燃焼しようと思い、全力使い切りました。

前方に居るとスクリーンも不要で普段じゃ気付かないような所も見れて、例えばダンサーの動きが指先の細かい仕草まで徹底されていて、そんなのほとんどの客席からは分からないだろうと思うんですが、そういった小ネタの部分までしっかり手がけるステージの演出家としての桑田さんの凄さを、そういう一面からも見た気がします。

大雨でズブ濡れなんて普段なら最悪なのにそんなのお構いなしだった。特にエリー~果実~TSUNAMIの3連コンボの時に雨の降り方が強くなったのは、それはそれで粋な演出ですね。

後半の盛り上がり所はもう言葉にならない。踊って叫んで拳突き上げて。聖水も降ってきたし本当に言う事無い。このステージをいつまでも見ていたいと思った、オールナイトでエンドレスでいつまでも。


ライブ終了後、アリーナは規制退場でAブロックは最後まで出れませんでしたが、名残惜しいし写真を取る時間がいっぱいあって逆にその間が良かったです。新横浜まで戻ると新幹線ストップで大混乱の駅内はややカオス。東京方面はタイミングよく新幹線が来たのですぐ飛び乗りましたが、品川手前で電車が詰まっているため牛歩状態になり、それでも普通に帰るよりは早く帰れたので良かったです。帰宅して財布を開けると雨でお札が少し濡れていた。でも財布の中身が増えてるなあと思って振り返ると、LIVE前に寄った新横のWINSで札幌記念の馬連を的中させた事を思い出した(笑)

これで一旦区切りはついたけれど、またいつかサザンとの逢瀬の日は来る、きっと来る。それまで屋号は我々ファンが預かりました。だって『WE ARE SAS FAMILY』だから。30周年おめでとう。

2008J1第22節 鹿島×名古屋

2008-08-24 | 鹿島アントラーズ
呪いやジンクスといったものはいつかは終焉を迎えるわけで、去年の7月から1年以上無敗で且つ15年名古屋に勝ち続けたホームで負ける時がいつかは訪れる。一言で片付けて仕方ない、負けるべくして負けたから。

前半10分までの内容は完璧過ぎました。100点満点で120点のデキ。極端に言えばあの立ち上がりの時間帯で3点位入っていれば理想的でした。そこで1点のみに終わった直後に、相手の一本のFKでやられたのが痛かった。全体を通してみてもあの吉田の同点弾が一つのポイントになりました。その後も攻め続けましたが名古屋が落ち着きを取り戻して最初のようにはやらせてもらえず。攻めているんだけれど相手を脅かしていないという感じ。この辺り、一本で流れを止めてくる名古屋は強い。

先制点の後、87分間攻めても1点も奪えなかったのは、相手の守備陣によく粘られたのと鹿島の攻め方に工夫が足りなかったから。引いた相手を崩すにはもう一手間欲しかった。連動性が無く攻め急いでゴールの予感などしなかった。田代を投入し、そこに放るなら周りはこぼれ球を狙わないといけないのに、誰もそこに詰めていない。

名古屋のWボランチが低めのポジション取りでセカンドボールをことごとく拾われたので、サイドから上げて跳ね返された後の波状攻撃が出来なかった。その辺は小笠原などが意識していてミドルレンジからパスではなく敢えてシュートを選択して、相手DFを前におびき寄せようとしましたが、その手に名古屋守備陣が乗ってこなかったのです。

その代わりに名古屋の前線の4人は思い切った高い位置取りで攻めに転じると変則的な3TOPのような形でスピードを生かした攻めをしてきたので厄介でした。スピードの無い大岩が穴になっていた。上には強いが横に弱い鹿島のCBコンビのウィークポイントを的確に突いたピクシーの思惑通りの配置。マギヌンの代役に杉本を入れたのは当たりでしょう。

相手が引いてきた時にそれをどうやって打ち破るか、リードされた時にいかにして局面を打開していくのか、それは今季を通して継続的な課題となってしまっている。ポゼッションとシュート数で上回ってもスコア上は負けとなる試合はこれ以上増やしたくない。そろそろ逆転勝利が見たい。

ロスタイムの終わり間際に、右サイドでのスローインで時間が掛かったのはイライラした、何故そこで早く始めようとしないのか、何故誰もスローワーに寄って受けに行かないのか。そういう部分での執念を見せてもらいたい。力不足で負けた、すぐに切り替えてやっていくしかない。

青木・Cap1

2008-08-21 | 鹿島アントラーズ
どうでもいいはずだった昨日の親善試合・ウルグアイ戦。何と青木がスタメン、しかも憲剛と一緒に、Wボランチではなかったけれど。これは見なければと早急に帰宅したんですが見れたのは前半の残り15分辺りから。後半は青木が引っ込んだので実質あまりプレーを見れなかった。

後半はソフトとザッピングして見てましたが速攻に対するリスクマネージメントが甘いですね。青木はハーフでの交代で疲労半分と考えれば土曜に向けて良しとしたいところ。

なでしこの3位決定戦は惜敗。あれが経験の差なのだろうか。耐えて少ないチャンスをモノにし逃げ切るドイツ。内容で言えば日本の方が断然良かった。解説の人間力も言っていた『ブラジルでもアメリカでもドイツでもない、これが日本のサッカーと言えるスタイル』を最後の最後まで体現していました。

体の小さい日本人が世界に対抗するための、なでしこのスタイルが間違いではない事、それが充分太刀打ちできるという事を五輪を通して証明できたと言える。メダルは取れなかったけれど胸を張って帰国して欲しい。このチームはまだ若い。澤や池田の後釜になるであろう宮間や岩清水も成長している。これからまだまだ伸びシロがあります。

彼女達の観ている者の心を激しく揺さぶる熱い戦いぶりに大いなる拍手を送りたいと思います。お疲れ様でした。

思い出はいつの日も~真夏の大感謝祭~

2008-08-18 | 音楽モノ

【8/17 au by KDDI presents サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE supported by wowow】

贅沢なライブでした。一言で表すと30年分丸ごと詰め込んだスペシャル定食といった感じでしょうか。24日にもう一回行きますが、この一回でも十分お腹一杯です。そう言いながら一回じゃ物足りないなあとも思っているわけなんですが。とにかく3時間15分の公演に全てが凝縮されていました。
以下ネタバレ有りで。


前半の懐かしナンバー集はバラット1・2などの名曲が聞けてそこだけでも感動。『松田の子守唄』に『ラチエン通りのシスター』なんてもうたまらん。これだけでも充分LIVEとして成り立つ。

あの曲が良かった、あれが感動したとか普段ならピックアップできるけど、今回はあれもこれもどれもそれも良すぎるから、ピンポイントでどれがどうだと言えない。それくらい全てが印象的だった。

毛ガニさんの登場もビックリしたけど嬉しかった。やっぱりシンドバットは毛ガニのホイッスルがあってこそなんですよねえ。

個人的には最近小さいハコでの素晴らしいライブに幾つか触れてきたので、久々のこれだけ大きいハコでのLIVEは実は少し不安だったんですが、そんな心配は杞憂でした。老若男女みんなのサザンには日産の大きなキャパが良く似合う。サッカーで行くと不満だらけの日産が、どうしてサザンのLIVEだとこんなに素晴しい空間に思えてくるんだろう。

この素晴らしいライブがあと一回見れる事が本当に楽しみでなりません。グッズは音符のTシャツとタオルを買ったので来週はこれに法被のフル装備で行きます、新幹線で(笑) 冗談抜きで帰りは新幹線ですけどね。ちなみにこの日も新幹線帰り。嗚呼この1週間が待ち遠しい。

2008J1第21節 鹿島×東京V

2008-08-17 | 鹿島アントラーズ
先週まで勝てない試合が続いたのに、勝つ時はこんなにスッキリいくからわからないものです。最後に与えた1失点以外は内容的にもスコアに比例したものでした。

やはり鹿島はリードすると強い。監督が先発メンバーを簡単に交代させないですから基本は先発の11人ありきで戦うので、こちらから仕掛ける必要がない状況だと良い意味で相手の出方を受身の姿勢で待ち構える事が出来るので安定感がある。逆に劣性時の修正のオプションは物足りないですが、勝っている時は余裕があるので例えばこの試合でも後半途中から明らかに走る量が減ってきても何とかなる。その辺りは小笠原が最後までしっかりやれという姿勢を身振りとプレーで示していましたから大勝でも気を抜くことはないでしょう。

ただ周りが走れなくなってきても最後まで走りきる青木のスタミナには毎度の事ながら感服します。野沢のゴールをアシストした場面も速攻であの位置まで上がってきている事が称えるべきポイント。

スタメンの選び方が結果的に成功しました。ヴェルディのCBコンビ、那須・土屋は高さに強いですからそこには勝負を挑まず、スピードと揺さぶりで勝負出来るマルシーニョ・興梠を起用した事で相手ディフェンスが後手を踏む事になりました。マルシーニョは周りとフィットしてきてだんだん面白い存在になってきましたね。

増田の右SBは不慣れながらも何とか頑張っていた印象。攻撃面は問題ないですが、守備でも岩政のカバーの手助けもあり必死で頑張っていました。篤人の穴の大きさは代役を務めた右SBの人数の多さからも良く分かるので8月の残り2試合だけは何とか増田に引き続き頑張ってもらいたい。

ヴェルディは前半は飯尾のポストを基点にした攻撃に周りが連動してきた時が嫌でしたが、3人目の動き出しの回数が少なかったのでそこまで怖くはなかった。後半、その飯尾が代わってからは大黒が動き回ってチャンスを作っていましたが、大黒一人が担う役割が何役にもなっていたので、一人で受けて出してシュートを打っていた感じ。

3戦ぶりのリーグ戦勝利を大勝で飾ったのは良かったですが、正直言って相手との力差は申し訳ないけれど否定できないですし、内容を突き詰めれば後半カウンターでもう2、3点は取れていました。次は名古屋だから気を引き締めていきたい。終わった事はリセットしてもう一度最初から。

なでしこの魂

2008-08-16 | フットボール全般
大アウェーの準々決勝・中国戦。この環境にも日本は全く臆せず自分達のサッカーが出来ていました。

労を惜しまぬハードワーク

誰もサボらないで最後まで走り抜く

連動性のあるパスワーク

チームが同じ方向を向いて共通意識を持った一体感

クリーンファイト

池田・澤らベテランの存在感と若手の阪口・宮間らの台頭

このチームの試合を毎回見てきたわけではないけれど、機があれば見てきた事を振り返ると、良いチームに成長してきたなと実感します。

魂揺さぶる素晴しいゲームでした。あと2試合思い切って日本のサッカーをして欲しい。

五輪中のサッカーライフやら

2008-08-13 | 日々のこと
U-23五輪代表は3戦全敗で終戦。何も言うまい、精一杯の力は出し切ったと思うから。これをバネに今後飛躍して欲しい。特にこれは個人的に好きだから言う部分もあるんだけど香川。彼はきっとこの五輪を糧に大きく成長してくれると思います。そして何年後かに彼が代表に定着した時にはこの北京五輪の悔しさがバネになった、そう言える日が来て欲しい。

最近のサッカーは上手くいかず悶々とします。そんな中でなでしこジャパンのノルウェー戦はサイコウでした。なでしこがやろうとしているパスを繋いで崩しサイドを使う展開が決まっていた。またそれを体格で勝てないノルウェーのような相手に決めるのがこのチームの素晴しさで、大勝した事よりもそのことが良かったなと。ただ本当の勝負は次ですよ。

鹿島は8月に入って日本平・フクアリとアウェーで2連敗して心象が良ろしくない。相手のホームサポに喜びを与える日々に終止符を打ちたいものです。特に最近のアウェー戦で感じるのは、相手がチャンピオンの鹿島だからホームで一泡吹かせてやろうと、そういうモチベーションの高い意気込みをどこのアウェーでも感じるのです。去年はハッキリ言って最後までノーマークでしたからそこまでプレッシャーは無かったけれど、今年は敵から見られてる感があります。そういう状況は当然大歓迎なので、それを打ち破れるようになりたいものです。全ての状況が最高に整った時はJ1のどこにも負ける気がしないですが、どこかが破綻した時に勝てないところも課題ですね。

そうは言うものの正直個人的にはサッカーの現実から少し離れているような感じ。サッカーより音楽が楽しくて。今でも振り返れば頭に残るのはロッキンジャパンの楽しかった思い出。あれは今振り返っても楽しかった、Perfumeもそれ以外も。そんでもって今週はサザンの日産(17日・24日参戦予定)だからもっと良い思い出が出来るかな。毎日『I AM YOUR SINGER』リピートしまくりの毎日です。

予選リーグ敗退

2008-08-11 | フットボール全般
終わった瞬間に思ったことは不覚にも「次節、篤人は出れるな」というのと、自分の予想が当った事の空しさ。

負け方はアメリカ戦もナイジェリア戦も似たような形。日本の全力は出しているけれど、それでも足りない埋めようの無い差。チームを作っては壊しを繰り返し、確かな土台が無いまま選手がコロコロ入れ替わって結局軸が無いまま臨んだ五輪本大会で、その脆い現実が突きつけられただけの結果。最後の最後、本大会でだけ大きな負担が掛けられた香川が可哀想に思えてきた。

とりあえずあと1試合は戦わなければならないのだから日本の足跡くらいは残してきてくれ。ただそれ以上に無事に怪我無く終わってくれ。と思っていたらこんな事に(泣) 何と言うバッドエンドなんだ。

2008J1第20節 千葉×鹿島

2008-08-10 | 鹿島アントラーズ
負けてはならないところで負け。ここで勝ってこそ、前節のドローが生きてくるのに。一人足りない状況で選手は最後まで懸命に闘ったけれど、厳しい言い方をすれば情けない敗戦。ここで敢えて「良くやった」とは言いたくない。いや、それは絶対に言えない。マルキや満男が居なかったなんて事は言い訳にならない。その日先発した11人が鹿島の看板を背負って戦うベストメンバーなのだから。

結果的にダニーロの退場でジエンドでした。あれに関してはイエローを1枚貰っている者としてはあまりに軽率な後ろからのチャージでした。弁解の余地なし。ダニーロは去年も柏戦で軽率なバックチャージで退場しているわけだから猛省してもらいたい。この試合のプランニングとしては後半に本山・野沢を投入して中盤の構成を変えてから勝負に打って出ようとしたように思えますが、そんなプランもあの退場で全てぶち壊しでした。

相手の攻撃で怖かったのは谷澤。失点は3点中2点が谷澤がファールを貰ってセットプレーのワンチャンスにやられた形。そこはケアしなければならないし、逆に言えばそこさえケアしておけば他に特筆すべき怖いところはない。なのにそこにやられてはいけない。強いて言えばミシェウ・工藤のキープ力の高さには手こずりましたが。

水曜の清水戦もCKから先制を許しましたが、相手は鹿島と対峙した時、こちらを格上と位置付けまずは守りから入って攻撃は少ないチャンスに懸けて来ます。だからこちらはその数少ないピンチに点を与えてはいけない。そこで失点すると相手は更に守りを固めてくるから苦しくなる。西京極も日本平もフクアリも負け方は全て一緒。それが非常に腹立たしい。その包囲網を破らない限りは真の強さは手に出来ない。

1年のうち、たまにはこういう敗戦もあります。それにしても頭に来る負け方でしたが。しかし終わった事は取り戻せないので連敗しないことです。次からのホーム2連戦は絶対に連勝が必須。とにかく次勝って負の連鎖を断ち切りたい、勝利あるのみ。

2008ナビスコ準々決勝2nd leg 清水×鹿島

2008-08-07 | 鹿島アントラーズ

たかがナビスコ、されどナビスコ。平日のど真ん中に日帰りで静岡くんだりまで遠征して負けて終了で帰ってくるのはキツい。感想も少ないけど一応。

先手を奪えば断然有利でしたが、何となくセットプレーで先に取られる悪い入り。それでも次の1点をこちらが取ればまた違ったんですが後半立ち上がりの、さあ行くぞという時間帯に2点目を取られたのは痛かった。堅守の清水がガッチリ守りを固めてきたらそこから2点取るのは大変。ましてや追う立場で取りに行くのは精神的にも負担がかかる。

篤人の不在が響いています。中後だとタテに突破できないのは仕方ないとしても守備面も不安でした。元々がサイドプレーヤーではないので仕方ないですが、それならば攻撃は捨てて良いから無難に伊野波を使って欲しい。中後の対面の岩下はまさにそういう使われ方で左SBに入ったのだから。

敢えてマルシーニョを先発起用してフル出場させたのがどうにも解せない。個人で見ればそれなりに悪くはなかったですけど、周りとのフィット感はまだまだ。リーグ戦でここ2試合先発してまずまずキレのある動きを見せていた興梠をわざわざ外してまで起用する理由は何なのか。もしかして我々の知らない凄い潜在能力を秘めているのか。

中田のCBは安定感を欠いていました。空中戦の競り合い、1対1の守り、カバーリングのどれを比べてもこの試合での中田より大岩の方が上。フィードは精度が悪くてほとんどカットされる。大岩の代わりに先発させた理由があのプレーぶりでは理解できない。フィード面で言えば彼に比べて青木の方が数段良かったです。

失って良いタイトルなんて一つも無いわけで、それは試合後の選手の感情を押し殺したような表情からも伝わりました。ですがこれは禁句かもしれないですがここで敗退したことにより9月初旬のスケジュールが軽減されたのもまた確か。その分残り3つ(ないし4つ)のタイトル獲得に邁進していければよい。失ったものは2倍、3倍にして取り返したい。

インターハイ準決勝@駒場スタジアム

2008-08-05 | フットボール全般
駅西口からの無料バスの存在を知らず、路線バスのタイミングが合わなかったため暑い中徒歩。普段なら浦和駅→駒場程度の歩きは大した事ないですが、あまりの暑さで駒場が果てしなくて遠く感じられました。しかも前日の疲労で足はいつもより鈍い。そんな状態でバテバテの現地着。インターハイはここしか観戦できないので、鹿島に来る大迫見たさで鹿児島城西の勝ち上がりを願っていたのですが前日敗退してしまいちょっと残念。


・流経柏×佐賀東

前半は互角の戦い。佐賀東の相手のギャップを鋭く突く速攻が面白い。攻撃は創造性に富んでいてなかなかやるなと感じた。焦点としては佐賀東が点を取れるか、或いはどこまで我慢できるか、でしたが後半の流経柏は自力を見せました。

流経はスタミナ・パスワーク・フィジカルのどれをとっても1枚上手。今年も大人なサッカーをやります。しかも去年のチームより技術力が高い気がする。2年で選手権に出ていた田口・久場が今年は完全に中心となっていて、特に久場がまるで去年の大前のようでした。


・市立船橋×大津

市船は4月のプリンスで一度見ていますが今年は10番のチームという印象が強く、それはここでも変わることがなかった。多数のDFをJに輩出している市船は堅守のイメージが強いですが案外その守備が脆かったです。特に横からの揺さぶりに弱く、そこを突いた大津の右サイドの11番を基点にした攻撃が有効に機能していました。また大津は9番のFWが足元が巧く、しっかりキープして基点になっていました。

市船はサイド攻撃と一人別格の10番の生かし方は巧かったですが強さはそこまで感じられなかった。ですが終盤にGKを交代させるなどの対策をとってきたので、PK戦になれば市船の勝ちになるのは読めました。

だから大津はその前で決着をつける必要がありましたが、終盤は足が止まって前に蹴るだけになりました。そう考えると終わってみれば市船の試合だったという印象。

翌日の決勝は天候の影響で中止。残念ですが天災には勝てません。これで今年も決着戦は選手権千葉予選決勝でしょうね。その前に高円宮杯です。インターハイの35分ハーフという何とも短い時間に比べてこの大会は45分ハーフですし、クラブと高校が激突するこの世代の最強決定戦と言っていい。それにこの駒場で見た4チームの中でもやっぱり流経だけは抜けていて、他の3校は部活なんだけれど流経はそれとは一味違う。だからこそ流経がクラブユースと対戦するのが楽しみなのです。

ソフトとハードの両面の素晴しさ

2008-08-04 | 紀行
運営面のスムーズさに感心しきりの『ROCK IN JAPAN』遠征でした。今度はその辺をちょこっと記してみます。

インフラが整っていました。勝田駅では電車を降りてからバスに乗って発車するまで5分程度で行けました。バスの待機台数も充分数だし、乗車券売場の数も申し分ない。7時半着位でしたがその時点で待機列も無く入場もすんなり。もっと渋滞や行列などの色々な想定外を予想して動いていたので、スムーズすぎて逆に拍子抜けしました。早い時間から動いた事もあるんだろうけど、終日ステージ以外の場所ではほとんど人混みが無く。LAKE~GRASSをつなぐ道だけは唯一人の多い時間もあったけどそれ以外は売店もあまり並ばず。

これだけ運営とアクセス面がしっかり整っていると、年イチのイベントでこれだけ準備できるのは凄いなと思うばかりです。普段からカシマのアクセスの悪さを痛感しているだけにその辺は余計に感じるのです。そのカシマでもお馴染みの五浦ハムのハム焼きが、噂には聞いていたけどお昼時には本当にビックリするくらいの行列で驚いた。行列は横目でやりすごして自分は並ばずですが。水曜のカシマなら並ばず買えますから。

帰りは早めに切り上げて帰ったのでシャトルバスは当然混まず。電車で一旦水戸駅に出てから東京行高速バスで帰ってきました。オフィシャルサイトのアクセス情報などにも東京⇔水戸の高速バス情報は出ていなかったから多分空いてるんだろうなと予想していましたが案の定そうでした。もっとも最後まで見たらバスの最終には間に合わないですが。こういう時に日頃サッカーで備えた経験が役立つのはありがたい。本当は丸井水戸店に寄って普段スタジアムで見ることの無い11番のおじさんグッズ辺りが無いか物色予定だったんですが体力的に早く帰りたかったので立ち寄らず。バスで寝るつもりでしたがテンションが上がっていてなかなか寝れず。柏IC辺りから少しだけ寝てあっという間に東京へ。長い一日が終わりました。

ROCK IN JAPAN FES.2008

2008-08-03 | 音楽モノ

【8/2 rockin'on presents ROCK IN JAPAN FES.2008@国営ひたち海浜公園】

Perfumeが一発目だったので早めに行こうと検討し始発での参戦。こんなに早起きするのはGWにヤマハに行った時以来、普通に考えても羽田で7時前の飛行機に乗るときくらい。アクセス面が素晴しくて予想よりも早く到着できたので(この辺はまた別項で記したい)、フロントエリアにもまだ余裕があったため朝のうちにLAKE内でグッズを買ったり色々散策。

時間が近づくと見る見るうちに人が増えて階段まで立ちと壮観な光景に。山崎氏の挨拶の後にPerfume登場。野外・朝イチ・熱気とこれだけの要素は人をハイにさせるのか、OPのGAMEのSEからオーディエンスの熱気が凄かった。セトリも短め濃縮Verに適応したコンパクトさ。こりゃあ燃えるしかない。時間は短いけれど密度濃すぎ。人口密度が高すぎて息苦しかったんですが、そんなネガ要素も吹っ飛びました。巻きでいかなきゃならないはずなのにMCも普段通りの感じでイイ。

雰囲気的に客層はファン3割、それ以外7割といった感じの割合でしたが、ホームかアウェーで言ったら最後は完全にホーム。どこ行っても現場でこれだけ楽しめるPerfumeの魅力だわ、朝から良い汗かいた。あとはフェスを楽しもうとまたーり気味に行動。

とその前にアーティストグッズ売り場に寄ったんですが、こういう状況だったのはご愛嬌。別にシャツ買いに来たわけではないので致し方なし。



・12:20~ チャットモンチー@GRASS STEGE

実は今回楽しみにしていたのがこの3人。予習バッチリです。MC少なめでサクサク演奏していてカッコ良かった。バンドのイメージを保ちたいという思いがあるのかなと思った。Vocalがあまり喋らなかったのですが、逆に喋ってしまうとそのイメージに変化が出るからかと勝手に思った。『ヒラヒラ開く秘密の扉』の息継無しのサビが印象に残った。


・13:40~ SEAMO@GRASS STAGE

スタンディング後方で座ってビジョンを見ながらまったり見物。いきなりの天狗一丁には笑った。そのまま前半はおちゃらけていたのに、後半正装してきたら『マタアイマショウ』や『MOTHER』で聞かせるからズルい(笑) 最後は『ルパンザファイヤー』で綺麗に締めた。エンタメの要素が盛りだくさん詰まった楽しいステージでした。




・15:20~ PUFFY@LAKE STAGE

いわゆるここ最近のAMIYUMIと昔のヒットナンバーを織り交ぜたバランスの良い構成。全部知っている曲でしたね。YUMIの声の出が悪かったのだけは気になりました。しかしOPからGreen Dayの『Basket Case』とはビックリした。フロントエリアが川崎サポだらけだったらエラいことになってたでしょうね(笑) そうでなくても熱い感じは階段ゾーンからでも伝わってきましたが。


・16:00~ the telephons@WING TENT

マキシマムザホルモンは混みそうだったのでLAKE付近にとどまり、何の気になしに立ち寄って見たらこれが案外楽しかった。曲は全く分からなかったけれど単純にオモシロイ。




・17:40~ やついいちろう@DJ BOOTH

最初は見物気分で覗いて見たんですがこれが楽しすぎ。選曲がバラエティに富んでいて『崖の上のポニョ』なんかが来るとは思いもよらなかった。『風吹けば恋』とか『チョコレードディスコ』とか個人的に嬉しいのも選曲してくれて大満足。でも一番楽しかったのは『survival dAnce』 サビ前に一回座ってサビで一気に弾けるのが面白すぎて。あっという間の1時間でした。

ここまで見て会場を後にしました。色々なActが見れてお腹一杯です。自由には自己責任が伴うけれど、それがしっかり出来ればマイペースで1日過ごせる。本当に楽しかった。

JOMOよりも

2008-08-02 | 音楽モノ
日韓対決のオールスターは韓国に軍配が上がったようですね。全くゲームを見ていないのですけど。日帰りで『ROCK IN JAPAN fes』に行って参りました。感想はまた別に記しますが始発で行った甲斐がある楽しさでした。自分と同じ考えの人が多いのかどうかは知らないけれど、フェスのTシャツ&タオルに混じってJ系のレプユニ・タオマフの多い事多い事。確認できた限りではユニが鹿島・浦和・名古屋・甲府・広島・湘南、タオマフがマリ・東京・仙台・川崎。

そういう自分は朝イチだけPerfumeのTシャツ着て、汗ビッショリになってからすぐに物販で買ったTシャツを着ていましたが。だって汗の吸い取りの良くないサッカーユニを日中外では着れないし、今日は試合じゃないですからね。日焼け止めを何度も塗り直した割に汗をかくからあまり役に立たず顔は赤く日焼けするわ、汗疹は出来るわと野外ならではのハプニングもありつつ、朝から夜まで動き回ってきました。この続きはまた。