まずタイトルの懸かった公式戦に勝ったのは大きい。勝利は良薬だ。
しかしその内容についてはまだまだ全く満足出来るものではない。再三の決定機をモノにしていれば90分で勝てた。特に終盤は相手を圧倒的に押し込む事が出来ただけにあの時間帯で決めたかった。
そもそも相手は明神・山口らの主力数名を欠いたガンバ。しかも水曜に水原でアウェーを戦ってから中2日。日程的にも鹿島が恵まれていた。だからむしろその条件下でも互角に戦えたガンバが自信を深めたのではないだろうか。リーグ戦ではもっともっとシビアな試合をやる相手になるので、その時に向けてのアドバンテージを得られてしまい今後が大変になりそう。
PK戦はヒヤヒヤだった。だって岩政が蹴るんだもの(ゴメン) 新井場なんて助走短いから怖かったわ。しかし遠藤の枠外へのPK失敗という、ある意味かなりレアなシーンが見れたのはサッカーファン的に得したかもしれない。GKにストップされたのは今まで3回見たけど外した場面は記憶に無い。
まだ今年に入って流れの中から得点を取っていない。PKも何だかよく分からないけどファールをくれた感じ。火曜のACLもセットプレーから。水戸戦の2点も崩した形ではない。去年失速した時も無敗記録を作っていたときには隠れていた得点の少なさが露呈しただけに、堅守の影に隠れた得点力不足を実は心配している。
前座には背番号10を着けた柴崎がフル出場。CKから1アシストし試合後には挨拶に来てくれた。1年後を楽しみにしている。高校選抜は途中から柴崎・碓井・小島で作る中盤の構成が見ていて面白かった。能力のある選手が集まると急造チームでもそれなりのモノになる。
試運転の段階から徐々に上げてきつつある。このまま良いスタートダッシュを切って5月まで突っ走っていきたい。