Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2007年最後の更新です。

2007-12-31 | 日々のこと
観戦納めに等々力に行ってきました。07年の最後の最後に観た試合がPK戦で場所が等々力とは・・・。

今年は大晦日~元日にかけて慌ただしくて長い2日間になるのですが、その辺の詳しい事は元日に帰宅してからまた。

このBlogを訪れてくださった皆々様、今年も一年ありがとうございました。よいお年を。

天皇杯準決勝 川崎フロンターレ×鹿島アントラーズ

2007-12-30 | 鹿島アントラーズ

紙一重の際どい試合でした。鹿島らしい勝ち方といえばそれはそうだし、川崎らしい負け方といえば、それもまたその通りの内容。天皇杯の醍醐味は先週のHonda戦のような、カテゴリーの違うチームが対戦する事がその一つなのかもしれませんが、プロの試合の面白さの一つは力の拮抗したチーム同士が対決する事です。緊迫感に包まれていてハイレベルでクオリティの高い内容でした。

局面での一つのポイントは田代対山脈でしたが、さすがにハイタワーを相手にすると、田代もいつものようには制空権を取れません。周平の高さとカバーリングが効いていました。1対1で抜かれそうになっても体を使って止めていて、周平の大きさ(存在も上背も)を感じました。ただ田代もピッタリのタイミングで飛べば競り負けません。本山のゴールもその田代の競り合いから繋がった形。

守備面は9月の対戦に比べると、そこまでガチガチのマンツーマンではなく。基本は人に付く形でしたが、ゾーンで守るところは守ってマークをしっかり受け渡していました。シュートを打たせるにしてもコースを限定して「打たれる」よりは「打たせる」場面が目立ちました。終盤は押し込まれましたが、どれだけ選手交代しても結局最後はジュニーニョに預けてきたので、そこに人数を割けばよいからあまり危険性は感じなかったです。ましてやそのジュニーニョは愛媛戦に続いてシュートが全く入らない日でしたから。点を取る時は恐ろしいくらいの固め打ちをしますが、逆に取れない時のジュニのシュートは本当に入らない。

川崎で怖かったのはテセとユウスケ。ユウスケには前半から何度も右サイドと突破されて、おまけに前半のうちに新井場が警告を受けたから本当に嫌でした。スピードがあって敵にしたら本当に危険だなと感じました。テセはポストもそれなりに無難にこなしていて、得意のフィジカルを前面に押し出した競り合いを仕掛けてきたのが厄介でした。

影のMVPは小笠原ですね。中盤の底で体を張ってディフェンスに徹しました。フィジカルの強さが生かされていました。後半に一度だけ、自陣深くで憲剛にボールを掻っ攫われたシーンがあったけどそれ以外はほぼパーフェクト。特にマギヌンを封殺して川崎の前線と中盤の連動性を失わせたのは、鹿島の勝因の大きなポイントとなりました。

川崎の『再び国立』で初タイトルに懸ける意気込みは充分に伝わってきました。僅差の勝負をモノにできなかった、これがタイトルにあと一歩手が届かなかった要因。ただこれはナビスコ決勝の後にも記したけど、この0-1の1点の壁と負けた悔しさを乗り越えた先には初タイトルが待っていると思うし、それを達成した時には真の強豪と呼ばれるようになるでしょう。浦和やガンバもそうやって今の地位を築いてきましたし、川崎も彼らと同じ道を辿れるはずです。来年はきっともっと強くなりますよ。

決勝の相手は広島。出足の鋭さと豊富な運動量から来る躍動感溢れるフットボールはかなり脅威。ただしこちらも5年ぶりの元日国立、簡単に引き下がるわけにはいきません。強い鹿島の復活を印象づけるためにも、天皇杯を取って素晴しい新年の幕開けといきたい。

年末のお楽しみ-桑田佳祐SHOW!-

2007-12-29 | 音楽モノ


【12/28 桑田佳祐 LIVE TOUR 2007 “呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐SHOW」”@横浜アリーナ】

サザン結成30周年を来年に控えた今年は5年ぶりのソロツアー。今回はこの横アリ4daysまで関東公演が無かったので、待ちわびた横浜の夜です。

オープニングの演出がカッコよくて
「クワタ、早く出てきてくれ~」(あえて呼び捨てで)
と思わず言いたくなりましたよ。あれだけでも痺れる。ビジョンの使い方が絶妙なんだけれど、特に『白い恋人達』のビジョン演出が美しすぎて曲にマッチしていました。

セットリストは申し分ない。ソロは久々だけにあれもこれもと新旧織り混ぜててんこ盛りの内容。言うことないですね。新曲3連続から後半の怒涛の流れに突入するところが良い、それから『漫画ドリーム』が素晴しい。

齢50を越えてもアグレッシブな桑田さんは若々しい。右に左に本当よく走ります。アリーナEとFのお客さんはオイシイですね。1列目がステージレベルになっているから近さが感じられるはず。あれはセンター最前よりオイシイでしょう。ハイタッチの出血大サービス状態でしたから。特にアリーナE最前のリーマンの人は羨ましかったなあ。

MCは相変わらずの下ネタ全開でかなり笑えるんですが、ただそれだけじゃなくて最後には完全に大人を酔わせている。サザンと比べるとソロの方が大人向けの印象が強い感じがします。02年の「けいすけさん~」の時もそんな感じだった気がする。

今回もまた素晴らしいライブで楽しかった。時があっという間に過ぎ去るという事が中身の濃さの象徴ですね。幸せな大忘年会でした。

年の瀬に大井へ

2007-12-28 | スポーツ
ちょいと暇つぶしに大井競馬場へ行ってきました。

(※デジカメを忘れたため写真は無し※)

今日の主目的は明日の東京大章典の前売りを買うことですが、時間も余っていたので2レースだけ見つつ、軽くお遊び。初めて大井に来たのですが、あの場所にある競馬場という立地と光景がなんとなく面白いなあと、そう感じました。

東京大章典ですが◎は圧倒的1番人気のヴァーミリアン、、、

ではなくメイショウトウコン。理由は大好きだったマヤノトップガンの息子だから。ちなみにこれまでも基本的にこの馬が走るときは応援馬券で単勝を買い続けています。予想というよりは単なる応援ですね。外れても別に悔い無しです。

明日の前売りを購入しこれから向かうは横浜アリーナ。お楽しみの桑田佳祐SHOWです。

2007有馬記念

2007-12-25 | スポーツ
23日の有馬記念の回顧を今更ながら。今年は22日が仙台に居て、23日もWINSがある都心と正反対の浦和美園に居たので直接馬券を買う事が出来ず、IPATで土曜の深夜のうちに投票を済ませました。

今年の焦点は最強の3歳牝馬でしたが、自分はどちらも切りました。そもそも牝馬が有馬で連対する確率は絶望的に低いですから。
自分の中での位置づけでは
・ダイワスカーレット=メジロドーベル
・ウォッカ=エアグルーヴ
と見込んでいたので、スカーレットは牝馬戦限定だろうと。ではウォッカはというと、ヒシアマゾン以来の牝馬連対か、はたまたそれ以上の夢を見せてくれるかもしれない予感はありましたが、投票しながら見ていたTVのうまなでで大外16番は最近掲示板にも入っていないと言っていたので、それを見て切りました(爆)


今年の予想は
・メイショウサムソン
・ポップロック
の2頭を軸にロックドゥカンプとダイワメジャーを抑えに馬連BOXと1-6軸の3連単を購入。

そして結果は周知の通り、マツリダゴッホの優勝。マツリダは中山に相性が良くて、今年はAJCCとオールカマーの二つの中山重賞を制してはいますが、いやはや驚きました。展開が先行向きなのは明らかで、人気の差し馬が総崩れしましたがまさかこうなるとは。自分の馬券的にチョウサンがハナを奪った時、スカーレットがムキになって競りかけてくれればよかったのに、とは思いましたが後の祭りですね。ただスカーレットが自分のペースに持ち込んだ時は相手云々関係なく走るのは良く分かりました。これは来年以降の参考になる。

これで今年のJRAは終わり。秋のJpnⅠは結局菊花賞の1勝で終了。有馬も04年のゼンノロブロイ-タップダンスシチーを的中させて以来当たってない。さて来年はどうなる事やら。その前に今年は東京大章典でも買ってみようかな。

天皇杯準々決勝 鹿島アントラーズ×HondaFC

2007-12-24 | 鹿島アントラーズ

天皇杯らしい試合といえばその通りの内容。寒さと苦しい試合展開とで試合終了した時はひとまず勝てた安堵感と疲労感で一杯でした。

スタンドが黄色く無かったりバクスタがガラガラのユアスタは何だか違和感あるなあと思いつつ、スタジアムDJは普段のベガルタの人(多分そうだと思う)で仙台に来た感じがしたユアスタ。

JFLがJに立ち向かう時は守ってカウンターという戦い方が典型的ですが、HondaはDFラインを高く保ってコンパクトな陣形を整えてきました。ボールホルダーには複数人がプレスをかけ続け、奪ったボールは素早くウラに展開してFWを走らせるシンプルなサッカー。Hondaのプレスが厳しいから鹿島はミスパスを連発しました。誰もが労を惜しまず組織力の高い素晴らしいサッカーでした。系で言うと柏+甲府÷2という感じ。この試合を第3者視点で見ていたら判官贔屓でなくても絶対にHondaを応援しましたね。

後半途中に雰囲気が最悪で崩壊しかけた時は波乱が起こる予感がプンプンしました。出場前からコールリーダー氏が連呼したヤナギコール。あれは個人的に賛同出来ない、それをやってしまったら全力で戦っているピッチ上の11人をまるで無視しているようで失礼だから。全体的にあのコールを拒否したサポが多かったのは、声のボリュームの低さから明らかでした。

それから後半ロスタイムのCK。時間を稼いで延長狙いにいった小笠原に対して、点を取るため上がった岩政が怒っていた。確かに相手はずっとハードワークをこなす中で一人少なくなったから、延長に持ち込めばこちらが有利になるのは分かりますが、あそこは時間的にもラストワンプレーだったから勝負を決めにいって欲しかったです。


甲府戦に続いて最後はヤナギがチームを救う事に。連動性が高く質の高い動きが作り出した素晴しいゴールでした。本山のスルーパスに対して興梠とクロスの動きでフリーになりシュートに持ち込んだ。興梠のヒールパスも難しいプレーをいとも簡単なようにやってのけて見事でした。柳沢の例の報道に関してはまた機会があれば記しますが、あなたの力が絶対に必要だから居てもらわないと困ります。移籍断固反対。

苦戦しながらも勝った事に価値のある試合でした。楽に勝つよりは苦しんだ方が次に繋がるはずです。しかし今回Hondaに苦戦した要因として『球際厳しく・タテに早い速攻・高い組織力』といったキーワードが上げられるでしょう。そこにプラスアルファで『有能なフィニッシャー』が加わったら本当に負けていたかもしれない。そのキーワードがそっくりそのまま当てはまるのが準決勝の相手・川崎。更にこのチームには初タイトルへの執念がある。次のセミファイナルが大きな山場になります。悔しい思いをした去年の12/29から丁度一年後に場所も全く同じ国立のアウェー側、ここで今年は元日行きの切符を必ず掴み取る。

冷や汗タラタラ

2007-12-22 | 鹿島アントラーズ
仙台から帰還しました。いやはや冬の北は寒い。応援で張り上げる声に白い吐息が混じるんだから。

途中、ピッチもゴール裏もバラバラになりかけて自滅寸前だったけど、最終的にどんな内容でも勝ちは勝ちということで。
(組織で勝ち取った優勝は偽りかと思わせるほどだった)

ひとまず本日はそれだけ、詳しくはまた。

ACL組合せ決定

2007-12-19 | 鹿島アントラーズ
【グループF】
クルン・タイ・バンク(タイプレミアリーグ2位)
北京国安(中国プレミアリーグ2位)
ナム・ディン(ベトナムカップ優勝)
鹿島アントラーズ(Jリーグ優勝)

この組合せだと最大の敵は中国の北京国安になるでしょうか。しかし他も油断できない相手。中国・韓国・豪州だけがライバルだと思っていると必ず痛い目に遭います。今年3月の川崎×バンコク大学@等々力は今でも覚えていますが、あの試合などを思い出すと1試合たりとも楽な戦いは無いと痛感します。

こうして着々と来期の予定が発表され、ナビスコ予選に鹿島の名が無いのを見ると、来年の事を実感してきます。開幕前にはゼロックスもあるしシーズン中のどこかで罰ゲームA3(順番で行くと韓国開催?)もあるから日程はハードになります。例年のようなスロースタートではいけませんね。あとは戦力面は必要以上と言える位まで充実させないと来年は戦い抜けません。

ACLに関してはまずは予選リーグを突破して決勝トーナメントに進出する。これが当面の最大目標です。

祝福のAWARDS@横浜アリーナ

2007-12-18 | 鹿島アントラーズ

05年以来のJ.LEAGUE AWARDSです。あの時思った事、次は優勝して参加したいと。そして2年越しの念願は叶い、優勝して参加するAWARDSは格別でした。銀皿を持つ柳沢を見て改めて優勝を実感しました。12/1は生で銀皿を見れなかったですから。

この素晴らしいイベントで本田が功労賞を受賞したのは重ねて喜ばしい事。偶然というよりはこうなる事が必然だったのかな。永遠のキャプテンと栄冠は良く似合う。

他で印象的だったのはフェアプレー個人賞をボランチの伊東テルが受賞したこと。競り合いの激しいポジションでこの賞が取れるのは立派。それも決して消極的にプレーしていたわけではないですから、その価値は相当高い。あとはジュニーニョの得点王&ベストイレブンのW受賞がやっぱり嬉しかった。

MVPはポンテで異論無し。妥当な選択でしょう。ポンテ以外に考えられる候補は阿部くらいしか思い浮かびません。本来、MVPは優勝チームから選出するのが望ましいでしょうが、今年の鹿島は組織で勝ち取った栄冠だからこの結果は致し方ない。

逆にベストイレブンが岩政一人だったのが意外と言えば意外。本山とマルキあたりは入るんじゃないかなと予想していたので。特にFWの1枠はジュニーニョで確定だと思っていましたが、もう1枠はマルキor大久保と読んでいたんですが、バレーも得点ランク2位ですから異存は無いですね。

一夜の祭典も終わり、ここからはまた次の戦いに切り替える時です。来年のACL予選リーグの組み合わせも決まりました。それはまた別の項にて。

最後にこんなのをついでに。

☆私的ベストイレブン
GK:都築
DF:岩政・闘莉王・古賀
MF:阿部・ポンテ・本山・遠藤・山瀬
FW:ジュニーニョ・マルキーニョス

新人王:安田
MVP:本山(勿論私情込ですがここは譲れない)

次点
GK:曽ヶ端
DF:坪井・内田・山口・寺田
MF:二川・明神・野沢・鈴木(啓)
FW:バレー・大久保

こんな感じですかね。。。

トップリーグ第7節 九州電力×ヤマハ発動機ジュビロ

2007-12-16 | ラグビー

今週はサッカーの無い週末。優勝報告会はあまり乗り気でなかったし、トヨタの決勝もハナから行くつもりがなかったので。月曜は横アリでアウォーズですが、そこまでサッカー関連は何も無し。

そんなわけで秩父宮。これは余談ですけど、こういう暇な週末に限って東芝×三洋という好カードが栃木グリスタとは何とも残念。この日は2試合開催でしたが観戦したのは2試合目のみ。東芝以外のトップリーグの試合は久々です。

ヤマハはFWの圧力が強い。ここがチームの生命線になっていました。それとサイドでトライしても大西のキック精度が高いからコンバージョンの+2点が確実に計算できるのは強み。

キュウデンは粘り強かったです。前半からヤマハの圧力が効いていましたので途中でエンジン切れするかと思いましたが、逆に後半だけで3トライ取って盛り返しました。最後の最後にトライを決めて、「終わりよければ全てよし」といった感じの締めくくり方でした。

秩父宮のバックスタンドというのは本来かなり暖かいはずなんですが、日が落ちた後半以降は特に寒くて大変、日没の早い12月ですね。客席もかなりお寒かったけど・・。確かに関東で静岡対福岡の対戦というのも地域性の原理から言えば反している。その辺がラグビーがいつまでもアマチュアリズム・企業スポーツにとどまっている一つの要因なのではないだろうか。

CWC準決勝 エトワール・サヘル×ボカ・ジュニアーズ 

2007-12-13 | フットボール全般

ボカの貫禄と勝負強さを垣間見た試合でした。一人退場しても全く慌てないし、要所を締めて相手を封じつつ、狙えるところでは追加点も狙っていく。さすがは南米チャンピオンでした。

試合内容は別にして、ボカの組織力の高さとパスワークを見るだけでも十分来た価値がありました。パスをつないで崩すスタイルは個人的に好きなサッカーのタイプです。狭いエリアやちょっと難しいパスでも通せる技術レベルの高さには惚れ惚れ。そこにパレルモの安定したポストプレーが絶妙に絡み合っておもしろいサッカーでした。他にボカで目を見張ったのがここでボールが取れる、という局面を見つけた時のプレスのかけ方が巧くて綺麗にボール奪取できる所。これにリケルメが入った時のサッカーも是非見てみたかった。

ここ日本の国立競技場で至る所に点在していたボカサポ。それしても人数が多い。クルヴァエリアではトイレットペーパーなどが放り投げられていて、こういうのは良くないことだなと思いつつ、地球の裏側にこれだけ人が集まる熱心さにはただただ関心するばかり。無償の愛ですね。

サヘルも組織的な守備力は感じさせましたし、健闘と言っていい内容でした。ただボカが上手だった。ボカが退場者を出してもあまり数的優位を感じなかったのは、サヘルが消極的だったからではなく、ボカの試合運びが巧かったから。

ミランとの決勝も良い試合になるでしょうね。おそらく組織対組織の消し合いになるだろうから、スコアは1対0の可能性が高いと思いますけど、見応えのある試合が見れそうです。この準決勝を現場で観たものとしてはボカを応援したいかな。

高校サッカー千葉県予選決勝 市立船橋×流経大柏

2007-12-10 | フットボール全般

高円宮杯から2ヶ月。日程的に決勝だけは見に行ける千葉予選、何とかこのカードが市船×流経柏になるようにと願っていたんですが、無事この決勝が見られて良かったです。これだけの実力校同士の対戦ですから、どちらかは全国行きの切符を手に出来ない残酷さと、それだけ千葉のレベルが高い事も同時に感じます。

葉っぱは05年4月の鹿島のアウェイゲームで来て以来。あの頃はTXが未開通だったので江戸川台から歩いていきましたが、今回は初めて柏の葉キャンパスからの徒歩。一応江戸川台からよりはちょっと近かったけど、座る席によってはどっちもどっち。それと初めて葉っぱのメインスタンドで観戦したんですが、メインだけはまともに観戦可能だなと。それ以外のスタンドが酷すぎますから。

試合は決勝戦らしくどちらも相手の良さを潰し合う展開。強豪同士のファイナルは大概こういう展開になることが多いものです。鍵になったのは風上の主導権でしたが前半は市船。そのため立ち上がりは市船の圧力に流経柏は受身に回ってしまいますが、そこを凌いだ後はお互い消し合いの展開。

市船は中盤の前目に位置する9番若狭・10番渡部が高い位置に張り出して押し込んでいきますが、ある程度ゲームが落ち着いてくると早めに前線にボールを入れて、前で溜めようとしていきます。対する流経柏はプレスの掛け所が定まらないながらもディフェンスが粘ってそこからカウンターにつなげていく。

後半は風上に立った流経柏も反撃に転じる。こういう時は立ち上がり15分で点が入りやすいもので実際のところ流経柏にチャンスも訪れましたが、それをさせなかった市船は流石。こうなるとなかなかスコアが動かず1点が重くなります。でもこんな場合は何となくドラマが起きそうな予感がするんです。特に今年は散々色々な現場で終了間際のゴールは観てきているだけに。

そしてロスタイム表示が出る直前にスコアが動く。左サイドでドリブルした久場がまるでラグビーのようにひたすら前へ前へボールを運んだ結果、ちょっとだけ市船ディフェンスに綻びとスキが生まれたのではないでしょうか。そこから生まれたこの日唯一にして重たい1点が決まりました。

表彰式で印象に残ったのが市船のキャプテン・5番橋本。周りが泣き崩れる中、ベンチコートも着ずに堂々と胸を張っていました。キャプテンとしてのあるべき立ち振る舞いを見せてもらいました。彼は本当に立派でした。

帰りも柏の葉キャンパス駅から。未開の地の為、道中に何も無い道を歩いて駅まで戻りTXで帰り。この電車は振動も騒音も少なくて快適。そう何度も乗る機会は無いですが。

天皇杯5回戦 鹿島アントラーズ×ヴァンフォーレ甲府

2007-12-09 | 鹿島アントラーズ

粘る甲府を振り切って準々決勝進出。難しい試合ではありましたが、まずは勝って次のステージに進めた事を称えたいところです。トーナメントですから結果が全て。

特に気の緩みがあったわけではないし、運動量が少なかったわけでもありません。守る時間帯は結束してしっかり守り、攻めに出る時は切り替えを早くボールを失わないようにと、普段通りの戦い方が出来ていました。篤人や野沢の決定機が決まっていればもっと楽に90分で終わっていました。ただ結果的には120分を戦ったわけで、その辺りはこれを良い戒めとして残り3戦に繋げていってもらいたいです。

失うものは何も無い甲府は思い切りの良いサッカーをしてきました。タックルなどはやや危険でヒヤリとするものもありましたが、前面から向かってくる勢いがありました。ただ鹿島にはその勢いを受け止めて吸収する度量がありました。攻め込まれてもシュートまで持っていかれなかったので、そこまでヒヤヒヤ感はなかったです。ポイントの一つは甲府の左サイド対鹿島の右サイド。攻撃のキーマンである茂原をうまくサイドで孤立させて、基点を作らせなかったのは狙い通りでしょう。

しかし交代でフレッシュな選手が入ってくるとガムシャラさが押し出されてきました。特にゴールを決めた久野が何度も何度も右サイドを駆け上がってチャンスを作っていたので嫌な存在でした。終了間際の同点ゴールはそんな勢いが押し込んだ得点。ここでバタバタしたら痛い目に遭ったでしょうけど、いたって冷静に延長戦に入ることが出来たので、そこで勝敗の行方は決まっていたのかもしれません。勿論PK戦までいったら結果が変わった可能性はあります。

今年は何度も見てきてますが、改めて攻守に渡る青木の貢献度の高さと運動量の多さが光っていました。先制点のセンタリングも見事な精度。ポジションに固執せずあれだけ動き回れるようになったのは成長の証。それから交代で入った3人がそれぞれ良い仕事をしたのもまた総合力。興梠の「おいしい所をかっさらおう精神」はサブ組としては大事な要素。それに気付いたから今年はあれだけ点が取れるようになったわけです。あとは久々のヤナギゴール。これで打ち止めとせず次も期待したい。

次の相手はJを3連続で食い尽くしてきた侮れないチーム。油断・慢心せず一つ一つを大事に戦っていくのみ。そして舞台はユアスタ、半年ぶりの仙台行きもまた楽しみの一つです。

次はユアスタだ

2007-12-08 | 鹿島アントラーズ
鹿島 2-1 甲府

何とか5回戦突破。天皇杯にありがちなグダグダ感で延長までいったわけでなく、甲府が良いサッカーをやったから接戦になりました。大木さんは辞めてしまうけどこれだけ良いサッカーが出来るんだから、甲府には早くJ1に戻ってきてほしいです。来年は苦しいシーズンになるだろうけど期待してるよ。

最後の最後で決勝ゴールがヤナギというのは凄く得した気持ちになれる、やっぱりヤナギが決めると嬉しさ倍増、キャプテンGJ。

CWC開幕戦 セパハン×ワイタケレ

2007-12-07 | フットボール全般

クラブワールドカップの開幕戦です。今年も極力この大会を観れるだけ現場で観ておきたいと思っているところです。さてこの開幕戦、結果論で言ってしまうと仮にセパハンがACLで優勝していれば、この試合は当事者の立場で迎えていたんだなあと思いながらの国立です。

これで今年3回目のセパハン、つまりは日本でやった試合は全て行ったわけですが、最初に等々力で観た時はこんなに何度も見るとは思いも寄らなかった。ここまで来るとちょっとはガンバレという気持ちも持ちます。そのセパハンは温存なのか負傷なのかはわかりませんが、攻撃の中心である4番のナビドキアが欠場。

両チームの力差は歴然としていました。始まってすぐにセパハンが立て続けに二点を取ってゲームは落ち着きました。これでほぼ大勢決しました。ワイタケレはイージーミスが多く技術レベルの差は明らか。しかしワイタケレも高さという武器に9番のベンジャミン・トトリを絡めた攻撃で見せ場を作り、終盤は試合を大いに盛り上げ、終わってみればなかなか面白い試合でした。金曜の夜にたまにはこういうフットボールも良いもんです。