【8/30 19:00KO FIFA女子ワールドカップ中国2007に向けての壮行試合 日本×カナダ@国立】
現地に着いてまず驚いたのが人の少なさ。感覚的に見て相当少ないのがすぐに分かりましたが、それにしても国立で2000人を切る観客数というのはちょっと記憶にありません。月末の平日で天候も芳しくなく、またこの試合自体が大して告知されていない状態だったので、今日試合があったことを知っている人そのものが少なかった可能性はありますが、それにしても寂しい数字。これなら西ヶ丘あたりで開催しても良かったのでは。
試合はスコアレスドローながらそれなりに見応えがありなかなか面白かったです。少なくとも、先週同じ国立で見た反町監督率いる五輪代表のコンセプトのかけらも見られない迷走サッカーに比べれば、見ていて気持ちの良い試合でした。
身長ではカナダに勝てない日本は、自分達のサッカーで応戦し多くのチャンスを作りました。あとはフィニッシュさえしっかりすればという感じ。ショートパスを繋ぎ、中で溜めて外に展開するサッカーの意図が明確に見て取れました。中盤では宮間がキレていて、選手交代のたびにポジションを替えながら、パスにドリブルに光るものが見られました。
後半はミスが目立つようになり危ない場面もありましたが結果は失点0。これで得点できれば言う事無しですがそこだけは残念。ただやるべき事がハッキリしているこのチームは、これからW杯でどの国と対戦してもチームとしての軸がブレることはないでしょう。
観客が少ない分、ピッチ上の選手の声やまたカナダの監督の大声が聞こえてくるなど、のんびりしながら見るには楽しいゲームでした。平日の夜にこういう試合もたまには悪くないですね。