Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2009J2第10節 横浜FC×札幌

2009-04-27 | Jリーグ

土日きっぷを持っていたので栃木やひたちなかにも行けましたが時間が早いので結局1600の三ツ沢。使えるきっぷは駆使して東京横浜間で特急乗りましたが。

札幌が狙い通りの展開に持ち込みしっかり意思統一された組織的なサッカーで勝ち。一人少なくなって個々の役割が明確になり必要なことだけをやった結果。風上の後半に勝負をかけてクライトンの個人技を生かし効率良くチャンスをモノにしました。

10人になってからの札幌は中盤の運動量が驚くほど上がりよくカバーし合っていた。ダニルソンの守備範囲が広くてリーチが長いからインターセプトも出来てボランチに一人居るだけでだいぶ味方を助けていました。

攻撃面ではクライトンの神がかり的なキープ力と突破が効いていた。一方で宮澤はそれなりにやっていましたがもっと奮起して欲しい。2年目で11番を背負うのはチームの期待の現れだろうし、個人的にも高2の時から注目しているだけに頑張って欲しい。

対する横浜は数的優位を生かせず単調な攻めを繰り返すばかり。FWばかり増やしても中盤から厚みのある崩しをしていかないと意味がない。最後は放り込みでしたがアツを代えた時点でパスの最高の出し手が居なくなったので勝ち目はないと読めました。実際横浜から得点の予感はしなかった。

札幌は有望な若手が多いのでそこにノブリンのイズムが叩き込まれていけば今後楽しみな存在になってくると思う。またノブリンの交代策が絶妙でどれも当たりでした。

家本は審判業を引退した方が良いと思う。どうして最初から安易にカードを出すのか。大きな責任を伴う2枚目のイエローをあれほど簡単に出してしまうのか。また赤紙を出す前と出した後の別人ぶりも何なのか。何年経っても一向にレベルが上がっていない。選手ならとっくに戦力外ですよ。ならば審判にも0円提示があっていい。

しかし展開としては家本のおかげでドラマ的な札幌の勝ちが見れた(笑)
なので第三者(どちらかと言えば札幌寄り)としては楽しめる演出だったかと。勿論半分冗談ですけど11人対11人の勝負が見たかった。

2009J1第7節 山形×鹿島

2009-04-25 | 鹿島アントラーズ

勝っておきたかった。体力的にもメンタル的にも相当厳しい条件で戦っているのは分かりますが勝ち点2失った感が強い。

これが通算3回目の天童。まさか鹿島サポの立場で山形遠征するとは数年前は夢にも思わなかった。屋根も雨避けもない吹きさらしのスタジアムへの遠征が大雨とは天気を呪ったが、それを言ったら同じ場所で雪だった名古屋に失礼だな。

総じて見れば悪い内容ではありませんでした。本山が高い位置でボールに絡んで圧倒的に支配してリズム良く試合を進めました。特に前半の内容に言うべき点はない。

しかし後半は苦戦を強いられました。連戦の疲労で足が止まるのは想定内。しかし本山・野沢の二人が揃ってベンチに下がるとゲームを作る人が居なくなるからボールの収まりが悪くなる。増田が動いて捌いて受けてと頑張っていましたが途中からまるで二人分の働きを要求されているようでした。遠藤は最後に登場したんだからもう少し頑張って欲しかった。あれならパワープレーやったほうが得策。

あとは後半に入って山形のプレスに苦しみました。中盤の前目の二人が鹿島のSBではなくボランチを見てチェックにいくようになったから、ビルドアップに時間をかけさせられてその間にディフェンスの枚数が揃ってしまい相手が待ち構えている所に攻めざるを得なくなった。さすがは鹿島が桜に苦戦していた時期に監督をしていた小林伸二。しっかり鹿島を研究してきていた。

研究されて長所を消されてそれでも勝てるようにならなくてはならない。我々が他チームに徹底マークされるのは王者だから当然。それをはねのけてこそ絶対王者。とはいえ山形の粘り腰と攻守のバランスの良さは見事でした。あれだけしっかり戦えれば下馬評を覆す事は可能だろう。今やっている良い面を継続して出していけるかが今後の重要課題。それが出来れば来年も天童に来る事となるでしょう。

同じ東北でも仙台に比べて山形は新幹線の乗車時間やスタジアムへのアクセス等含めて日帰りの疲労度が違う。でもサポが疲れたと言っていてはダメだ。連戦中の選手はその何倍もキツいはず。次はホームだからしっかり勝とう。

ACL第4節 鹿島×シンガポール軍

2009-04-24 | 鹿島アントラーズ

まず最初にお伝えしたい事があります。ヘディングの競り合いで後ろから飛ぶと無条件でファールになる新ルールが採用された模様です(笑)

前置きはさておき審判のレベルの低さに呆れて笑えた。相手もかなり弱い。審判の質も相手のレベルも日本で言えばJFL程度。あれではACLの公式戦を戦っている感覚は薄れる。5点しか取れなかったという感想。しかし全体的に動きが重かった水曜ナイターでターンオーバーして練習試合程度の内容をこなすのは調整の意味合いでは良かった。ハッキリ言って景気付けですね。

テーマとしてスタメンを外れているメンバーがどれだけやれるかは見所でしたが新井場にしても興梠にしてもやる気満々でした。特に興梠は2点取ったから言うわけではないけれがやっぱり意欲に満ちていましたね。大迫がそこまでキレていたわけではないのでメンバー交代はあるかも。マルキはゴールはなくてもそれ以外の面での貢献度が高いから簡単には外せない。

ただ途中から現場の雰囲気は何とかマルキに点を取らせようとしましたが。マルキ自身もボールを持てばパスせずゴールに突進。周りもラストパスを意図的にマルキに合わせようとする。ゴール裏はひたすらマルキのチャントで煽りまくる。結局得点なくベンチに下がりましたが、警告を受けると大事な次節が出停になるから無事に仕事を終えて良かった。マルキには5/5に仕事してもらえば問題ない。

これからまだまだ連戦は続いてACLの次節は水原との大一番。試合はそこだけではないけれど絶対やり返したい。しかしまずは目先の土曜、天気に恵まれる事を祈る。

岡山紀行

2009-04-22 | 紀行

岡山空港に降り立ってまず向かった先が倉敷。朝市を覗いてから歩いて向かった先は有名な美観地区。観光地として適度に作り込まれているけれどある程度の自然な形が残されていて雰囲気は良い。

また観光の中心地が集約されているから回りやすいですね。迷ってみたい場所という印象。そこらの細路地に足を踏み入れたりして歩き回って楽しめた。一歩路地に入ると観光客も誰もいなくて静かな雰囲気でレトロな建物が並ぶ趣きある風情。美術館や記念館に全く入らなかったのでお金は使っていませんが、ただただ歩くだけで大変楽しめる街でした。

電車で倉敷から岡山に移動し昼はデミカツ丼。好きな味です、ソースとキャベツとご飯の絡まり具合が美味。ソースかつ丼よりもソースがマイルドなのが良いのかもしれない。本当はままかりと地ビールなどもっとグルメに走りたかったんですが如何せん日帰りなのでそこまで手が回らず。


食後は岡山来たらここじゃろというわけで後楽園。広大な土地に広がる庭園は開放感がある。願わくはもっと涼しい日に来て歩き回りたかった。とにかく暑くて参った。歩いてはベンチに座って休みの繰り返しでした。

ちなみにお隣に構える岡山城にも足を伸ばしましたが城の小ささは別に良いとして中の展示などが期待外れ。特別展開催につき入場料が通常時より高かったようなので損した気分。しかし真っ黒な外壁は斬新でした。

ざっとここまでが観光。あとは駅周辺をウロウロしたりと町を散策。ファジアーノ関連のポスターや幟は駅~桃スタの間はかなり多かったけど市街地ではまばらだった。そういえばここ岡山には湯郷ベルやシーガルズと数々のスポーツクラブがある。そういったチーム関連のものは見なかったな。

最後は試合を見てそのまま帰ったのですが飛行機の時間の接続も丁度良いのですんなり帰ってきました。小さくても旅は楽しい。

2009J2第9節 岡山×富山

2009-04-21 | Jリーグ

どちらもJ参入1年目ですがしっかりしたベースを軸に良く組織されたサッカーを展開していました。JFL時代と違って色々大変だろうけれど苦労を重ねながら充分戦っていける感じはしました。

試合前は同期対決らしく両サポのエール交換からスタート。しかもそれが結構長い。Jにしては珍しい光景でJFL色の名残を感じるムード。


岡山は守備組織の安定度が高い。守備意識が高いのでしょう。仙台や甲府を完封しただけの事はあります。攻撃は2列目の中盤が中に絞ってボランチやSBを上げたりとなかなか連動性の高さを見せていた。敢えて効き足と逆サイドに妹尾・喜山を置くのはおもしろい。

課題はフィニッシュの絶対的なパンチの弱さ。FWだけの問題ではないけれど誰が決めるのか分からなかった。実際流れの中で決定機は作れなかった。後半、富山の方が先に足が止まったのでそこで攻勢を仕掛けられなかったのが痛かった。そして最後は走りきれなくなった。


対する富山はFWに楔を入れて中盤に一旦落としてもう一方のFWがウラを狙ったり、2列目・3列目が押し上げたりと良い攻撃をしていた。正直言って名前を知ってる選手はほとんど居ませんでしたけれど組織力が高くて良いサッカーをやっていました。特に攻撃の中心の朝日・上園がパスにシュートに絡んでいて非常に良い。上園はプレーにセンスがありました。

後半はワンチャンスでキッチリ勝ち越し点を奪うと残りは悠々と逃げ切り態勢に入りながらカウンターでチャンスも狙う。省エネに走りつつ引き締めるところは引き締める巧い試合運び。アウェーで理想的な勝ち方が出来たのではないでしょうか。

桃太郎は初めてでしたけど運営や雰囲気もまずまず良さげで試合内容もなかなかだったので楽しめました。割りと運営頑張っているなという印象。駅からの距離も徒歩で向かうのに丁度良い。メインとバックに関しては見やすくトイレもキレイで豊富。さすがにゴール裏での観戦だけは勘弁願いたいけど(笑) 5000人の観客で赤い服のサポがあれだけ居れば出だしにしてはまずまず。満足の旅でした。

2009J1第6節 鹿島×横浜FM

2009-04-20 | 鹿島アントラーズ
互いに守備が安定して破綻しなかったですから内容を見れば概ね妥当な結果。厳しい試合で見ていて疲れました。でも自力のあるチームとの対戦はそれだけ中身が充実しているから面白い。

前節の神戸戦を三ツ沢で見た時よりもマリノスは前から強い圧力をかけてこなかったけれど引いて守らず高い位置からプレッシャーをかけてきました。但しサイドハーフは慎重であまり前に来なかった。それは鹿島の両SBも同じ。サイドは互いにアクションを仕掛けるよりも様子見でどちらが主導権を取るのか探り合っていた。それ故に立ち上がりから中盤で潰し合うあまり動きの無い渋い攻防戦。

展開に変化が生まれたのは選手交代から。大迫に代えて興梠を入れてからウラへの飛び出しと前でのタメが出来て鹿島が押し込む展開。しかしマリノスが3バックにしてはサイドにも中央にもスペースを空けずに守ってきたので崩しづらい。GK榎本も当たってきてゴールが遠く。

こういう試合で勝ち切るようになれば言うことなしですが内容的に見ても最低限の結果は出ました。開幕戦以来の無失点も大きい。これから連戦ですからこの結果を生かすも殺すも次にかかっている。

水曜の青木の出停も土曜の満男の出停も懸念材料だけれども、一番の不安要素は篤人のコンディションの劣悪さ。完全に疲労ですね。擁護しがたい程の低パフォーマンスでした。代表の方を少し休ませてくれませんかね、岡田さんよ。

去年はこの時期に失速したから同じ轍を踏まないように。まずは水曜、そして山形とハードスケジュールになります。来週は早くも今年3回目の土日きっぷ使用、個人的にも忙しくなってきた。

きびだんご

2009-04-19 | 紀行

ちょっと日帰りでリトルトリップ。岡山まで行ってきた。

春のボーナスマイルキャンペーン中だったのでせっせとマイルを貯めつつ、未開拓の桃太郎でも行ってみようかというわけで観光しつつ岡山×富山を見つつの日帰り決行。本当は先月の岡山×仙台に行きたかったんですけど自分の所と日程が重なったので。

しかし岡山は暑かった。珍しく試合中にビールを頂きましたよ。売店の値段が良心的でビール1杯300円と関東水準では考えられない安さだったので有り難かった。4月の16時キックオフを半袖で見るとは思わなかった。

他にも色々見て回ってきたのですがそれはまたおいおい。さて今週は暑かったが来週は正反対の東北行きだ。

チャットモンチー 『Hall In Love』

2009-04-18 | 音楽モノ

【4/16 チャットモンチー Hall In Love Tour 2009@NHKホール】

念願叶って初ワンマン。狙ったわけでなくたまたまこの日しかチケットが取れなかったのですが、ハプニングにサプライズありと盛りだくさんの内容。

颯爽と登場してサクサクっと曲を始めるシンプルさが良いですね。『恋の煙』に『ハナノユメ』も聞けて内容的に満足。MCも面白かったし色々ネタも多くて飽きさせない2時間だった。

普通セットリストには序盤にそこそこ上げて中盤で落として後半で一気に畳みかけるというスタンダードな起承転結がありますが、今回は上げたり落としたりの連続で良い意味での既成概念が無かった。わかりやすく言えば告白仕様のセトリでしたね。生の現場はフェスのイメージしかないから意外にアゲアゲ一辺倒では無いなあと思った。

サプライズといえばあっこの誕生日だったり。実は全く知らなかった。これは余談ですがこの日は自分の母の誕生日でもありました。まさかの偶然です。それから『Last Love Letter』のPVに出てた3人が来場していたりと。あのPVは先月韓国行った時の往路の国際線で見たんですよね。それをちょっと思い出した。

あんなにギター弾いてる時は格好良いえっちゃんが『Good luck my sister!!』の出だしで失敗してやり直すハプニング。ああいうの見れるのは現場の特権だからラッキーと思うところ。しかもそれがまた可愛いんだ。えっちゃんのあの落差のあるフォークボールのようなギャップは一体何なんだろ。

凝ったセットはないし華美な装飾も無い。そこにあるのは3人が奏でる音楽だけ。まさに無骨な雰囲気の幸福な音楽空間。それでいてどこか温もりも感じられる空間。その雰囲気が凄くイイんです。3人の音楽を楽しむために最低限の要素だけ揃っていれば良い、余分なものは不要といった感じ。初めてワンマンに参戦して改めて好きになった。次は7月のZEPPに行きます。

2009J2第8節 栃木SC×徳島

2009-04-17 | Jリーグ

平日ナイターの都内開催のおかげでこれが今季2度目の栃木。前回よりは攻撃の形が作れるようになってきていました。しかしゴールが遠いですね。展開的に前半は栃木のペース、後半は徳島が盛り返して結果ドローはどちらかと言えば徳島の方が納得の結果。

栃木はFWに松田を使った事でそこのポストプレーを基点にした展開で攻勢に出る。松田のポストプレーが良く入江・河原のサイドアタッカーが高い位置で仕掛ける。前半は栃木が攻めて徳島が守りから速攻を狙う展開。徳島の右SB・麦田が狙われていてそこを突いた入江の突破が目立っていた。

後半は一転して徳島が流れを掴む。右SBを交代してウィークポイントはしっかり修正。前半凌いで後半勝負がプランだったようで前半とは逆の展開。栃木は攻め疲れしたか、足が止まってきました。また松田を交代したことで前でタメが作れなくなる。

徳島で目立っていたのが倉貫と徳重。倉貫はポジショニングが絶妙で良い位置でボールに絡んでいた。また徳重はピッチ上をところ狭しと神出鬼没に動き回りチャンスを演出。徳島は良い補強をしました。ワンタッチでのパスワークも見せるなど今年の徳島は去年までとは違う予感が漂っていた。


終盤はカウンターの応酬で双方チャンスは作るもゴールは奪えず。しかし終盤には栃木は稲葉が投入され惜しいシュートを打つなど見所もあり。余談だけど栃木がチームとして成長するには彼のような郷土の生え抜きを育てる事が大事。

西ヶ丘で普段あまり関わりがない試合が見れるのはお得。ありがたや。地域密着には反しますが。なかなかの満足感を得られる内容でした。

2009J1第5節 FC東京×鹿島

2009-04-12 | 鹿島アントラーズ

前半30分までなら楽勝ムードで何点入るんだろうという感じだったけれど、終わってみれば冷や汗タラタラでどっと疲れが出る内容。海外アウェーを挟んだ連戦はやはり厳しい。

これで個人的に2週連続の味スタ。チームは違えど先週の良いイメージが残っているので敢えて同じ行動パターンで行ってみた。例えば飛田給駅を降りてから左右の歩道のどちらを選択するかなど。それが良かったんだろうか。

前半はパスが良く繋がり運動量も多い危なげない内容。大迫・マルキと決めるべき人がゴールを決めて中盤も良く動いて前線に飛び出してと連動性も高かった。1失点は一瞬隙を見せた時にやられた不要な失点だったので勿体無かった。これでまたも無失点試合ならず。

後半は案の定相手の猛攻を受ける展開。予想通りの内容で運動量が減ってセカンドボールは拾えなくなり前からボールを追えなくなる。しかしサイドでやられても最後のゴール前を固めてしっかり守るやり方が徹底されていた。後半立ち上がりの梶山・石川の連続シュートを曽ヶ端がセーブした時点で何だか最後まで守りきれそうな気がしました。

去年の10月に同じ場所でやられたときと同じでカボレは左に張っていましたが何とか耐えました。また右からもガンガン攻勢を仕掛けてきましたがチュホが石川との1対1でよく踏ん張りました。終盤はそのカボレや石川を交代で下げてくれたので助かりました。

勝ったから言うけれど東条主審の判定基準の一貫性の無さにはイライラさせられた。途中までは流し気味で競り合いで笛を吹かなかったのに、終盤は競り合いのちょっとした事ですぐ笛とは一体。

褒められた内容では無かったけれどそういう試合で勝てたことが大きい。苦しい展開の時にどうすれば良いのか、勝つために何をすべきかを選手達が理解してゲームコントロールしていた。それが最後まで1点差を守り抜けた要因。しかし展開は違えど毎週毎週心臓に悪い試合が続く。それだけ様々な諸条件が厳しい証拠だけどそれを乗り越えてこそ真の強さが得られる。しかしそろそろスカッと勝ちたいな。

2009J1第5節 横浜FM×神戸

2009-04-11 | Jリーグ

マリノスの良い所と神戸の悪い所が全部出た。色々な要素はありますが一言でまとめるとそういう内容。

マリノスは前線からよくプレスがかかっていてマイボールになると一気にラインを上げて手数をかけた攻撃を展開。厚みのある攻撃で幾度となく神戸ゴールに迫りました。またプレスが相手のミスを誘発する好循環にもなる。とても開幕から未勝利のチームとは思えなかった。それだけ気合いも入っていたのでしょう。

対して神戸は守りから入るゲームプランが立ち上がりで崩れた事で、どういうコンセプトで戦うかの軸が定まらず何もできないままやられっぱなしで終わってしまいました。特にDFラインがゾーンなのかマンツーマンなのか不明瞭でポジションバランスも悪くそこを完全に狙われました。守備が悪いと攻撃にもいけずミス連発で攻め手がない悪循環でした。

三ツ沢まで行ったのは我那覇見たさの要素が30%はあったわけですがあれだけ押し込まれた展開で1TOPでは仕事の機会は少なく。また周囲との連携がまだ合っておらずパスがズレたり、どう動けば良いのか迷いながらキョロキョロする場面も少なくなかった。個人的には試合展開は度外視して我那覇の下がった後半は楽しさ半減。チーム戦術上仕方ない交代なのは重々承知ですが。

そこまで各チーム間にレベルの差がないJリーグで5点差もつくのには何かしらの理由があるわけでそれは何なのか途中から考えていました。ちょっとしたボタンの掛け違いで紙一重の差が大きくなったり対戦順の巡り合わせの運だったり色々な理由はあるだろうけど明確な答えは出ない。しかしこんな結果になって一番堪らないのは神戸サポ。遠路遥々遠征してこういう試合ではやりきれない。自分の今年最初の遠征が海外で大負けだっただけにその辛さを感じた。負けの部類で最もダメージが大きいパターンですね。

2009J1第4節 柏×大宮

2009-04-07 | Jリーグ

ジョージの祭典という感じでした。小林の退場になった2枚目の警告は厳しい判定。10人対11人になったことでゲームの流れが想定外の展開になりました。

同数で戦っていた時間はホームの柏が積極的に攻めるけれど、中途半端に取られて大宮がFWに縦ポンの時間をかけないカウンターに持ち込む展開。両チームともにどういう戦い方をしたいかはよく分かりますが互いに精度不足。それが柏に退場者が出て展開が変わる。

一人減ってスタイルを変えた柏は守ってからの速攻狙いに切替。左SBに菅沼を置いたのは意外だった。そうなると困ったのは大宮で一人多いにも関わらず繋がずに相変わらずの縦ポン狙いだから数的優位が全く生かされない。しかもボールを持ったら持ったでその状況に慣れていないから迷いながらオロオロしがち。


後半は小林慶を入れてポゼッションを高め攻撃的にやり始めましたが慣れてないことをやろうとしているためかなかなか崩せず。それでも格段に内容は良くなりました。藤本が攻撃にアクセントを加えようとして縦を急ぐだけでなく緩急をつけようとしているのですが周りの意図と今一つ合わず。

しかし展開的にはかなり面白かった。フランサがまさかの猛プレスから先制すると今度は塚本が自分のミスを帳消しにする弾丸FKで追い付く自作自演状態。大宮・内田のゴールは昼間カシマで見た佐々木のゴールをリプレイしたような形だったので、時間帯から見ても昼間と似たような展開での逆転勝ちだと思った。しかしそのまま終わらずラストワンプレーに結末が。まさかあそこで古賀が飛び込んでくるとは誰も予想できない。第三者的には面白い展開で堪能しました。

2009J2第6節 東京V×仙台

2009-04-06 | ベガルタ仙台

これまでの得点力不足が嘘のような内容で味スタ初勝利は完勝。久々に仙台のスッキリする勝ちを見ました。今年は宮スタと味スタの初勝利に出くわして早くも得した気分。

前半はまたも攻めながら得点できずにアンラッキーな失点を許し、更には朴が負傷退場と散々。それでも前半のうちに同点にしたのが大きかった。またセットプレーからエリゼウ様々かとも思いましたがひとまず良い時間に追い付けました。

後半は完全に仙台のための45分。連動性のある攻撃が甦り小気味良くパスが回る。ようやく流れの中から得点したと思ったら3点目も入った。梁が左サイドの高い位置でボールを持てるときはそれだけ仙台が良いリズムで攻撃できている証拠。ボランチのバランスも良くFWも平瀬が中央で体を張って基点を作っていました。たまのピンチも林が大黒との1対1を防ぐ。

ヴェルディのサッカーは一から作り直して構築しているのか、戦術が薄っぺらなのかわかりませんが仙台の内容の良さを差し引いても良い部分が見られなかった。攻撃面は大黒頼みでしかなかった。さすがにJ2レベルでは大黒の個人能力は抜きん出ていますがそれを生かす中盤がいないのが泣き所。あれではエリゼウ・広大の二人でどうにかなる。大黒が宝の持ち腐れになるのは勿体無い。

中島が決めた時はサポの喜び度合いが違っていて、何というか柳沢が鹿島時代に大事な場面でゴールした時に相通じるものがあった。愛されてるなあと。そういう存在にまで成長したのを嬉しく思う。

実は岡山在籍時に仙台の勝利を一度も見ることが出来なかったので、シャンゼリゼのタオルぶんぶん回しに一度も遭遇した事がなかったんですがここでようやくそれに出くわしました。岡山の残した遺産を受け継いで継承しているのは大切です。そうやってビールケースとトラメガから始めた川崎は今ではすっかりトラメガ文化が根付いたのだから。オカのまいた種を絶やしてはいかん。

天気も良くて試合内容も良くて大変良い週末でした。関東でここまで気持ち良い仙台の試合を見たのも久々でした。

2009J1第4節 鹿島×京都

2009-04-05 | 鹿島アントラーズ

またもや劇的勝利。1点入れば追加点が入るのは固いだろうと読んでましたから追いついた時点で勝ちは確信しました。しかし最後まで何かがあると思うと単純に見ていて楽しい。

最近のホームゲームではもはや定番化しつつある相手が引いて守ってワンチャンスに懸けてくる展開。そしてその相手をどう崩していくかが鹿島のテーマ。京都もやはりそのスタイルで来たのでまた見慣れた光景という感じ。それだけ自分達が恐れられている証拠だから自信を持って良いけれど。京都はディフェンスラインが強くて固いからこじ開けるのは大変。特にCBコンビは強い。

大迫は五輪代表と現役韓国代表相手ではまだまだ太刀打ちできなかった。今は試練を乗り越えていけば良い。しかし大迫がチームに効果をもたらしているのは途中出場するFWのやる気を見れば明白。周りを活性化する意味での大迫効果が今の鹿島には生まれている。それが結果として竜太・興梠がゴールを決めて勝つ結果になりました。今はFW陣が死に物狂いでやっていて、それが結果に繋がっている。

あれだけ采配が的中すれば理想的な逆転勝利。チュホ・青木といったポリバレントな選手を巧くポジションチェンジして、途中投入したFWも単純に最前線に置くのではなくスピードを生かすべくサイドに配置して焦れる事無くジワジワと冷静に相手を仕留めに掛かりました。数的優位になった時点からも一人多いアドバンテージを生かしました。京都の守備の粘り腰に手を焼きましたが最後はキッチリ逆転。内容を見れば必然の劇勝と言えます。

日に日に増してくる相手のマーク。しかしその中でも勝ち切っていく事が大事で、もっと言えば終了間際に勝つのも良いけれどもっと普通に安定した勝ち方をお願いしたい。現状がベストだとは思わないので更に積み重ねていきたいですね。今週はシンガポール遠征で日程も厳しくなってきますがチームの一体感で立ち向かっていきたい。