Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2012J2第2節 町田×福岡

2012-03-14 | Jリーグ
駒沢での町田Jリーグ初ホームゲーム。

昨年はJ1にいたクラブとJFL上がりのクラブ。言うならば留年した大学4年と受験を終えたばかりの新入生といった構図だろうか。ここは先輩が流石の貫録を見せた格好だった。

福岡のチャンスらしいチャンスと言えばゴールになったミドルシュート位なものだろう。対する町田には数多くのチャンスがあった。惜しいシーンがあった。それでもゴールは決められなかった。決定力の差を福岡に見せつけられた。

町田はアルディレス監督になって去年よりも縦に早い攻撃をだいぶ意識しているようだった。中盤を省略して相手ディフェンスの背後に蹴る。それを勝又がスペースで受ける形がよく目に付いた。これはどちらかと言えば一昨年のサッカーに似ている。決して悪くはないと思うが、勿体無いと思うのはこれによって勝又がサイドに開きすぎるための中央で勝負する機会が少ない点。

個人的には今年の新人の中で注目の庄司がいきなり先発で出場していて、しかもプレイスキックでは何度となくチャンスを演出していたのは嬉しかった。彼にはもっと頑張ってもらいたい。

前日のNACK5でのゲームと同様にホームチームのゴールが遠い点にモヤモヤ感を残したまま会場を後にした。

2012J1第1節 大宮×東京

2012-03-13 | Jリーグ
文明の利器・新幹線を使えば距離なんていくらでも埋められるもので、開幕日は14:00からユアスタでの開幕戦を見た後、仙台駅から新幹線はやて号で即座に大宮へ移動し、19:00キックオフのNACK5のゲームに間に合わす事が出来た。まさに新幹線様様である。

さて去年から自分が観戦に訪れると勝利はおろかゴールすら奪えない大宮。その相性の悪さを新シーズンの開幕戦でまたも継続してしまった。そもそも開始30秒で相手のミスから得た東の1対1を権田にセーブされた所から負の連鎖が始まった。その後も良い形でチャンスを作り出すものの決定的なシュートはことごとく権田に阻まれた。先制された後は去年何度も見てきたような反撃できない大宮の姿を目の当たりにした。終盤は息切れして足が止まりボランチからのパスが通らなくなった。

ただ大宮が内容的には決して悪くなかったのも事実。新戦力は確実に機能していたし特に先制されるまでは良いサッカーをしていた。カルリーニョスは守備面は置いておくとしてもパスの供給元としての役割は上出来。左足ならどこでもキックできそうな多彩なバリエーションを感じさせた。

一方の東京。ルーカスの一撃はお見事の一言であったし助っ人の働きに相応しいシュートだった。パス回しの巧さは相変わらずであり、個人で言えば権田は勿論の事、高橋の光る働きを見せていた。過密日程もポポ監督の巧みなやり繰りで乗り越えそうな勢いが感じられ今後が楽しみである。依然として1週間と同様に誰がフィニッシャーになるのかという点については疑問符が残ったが。

内容ならば見応えあるゲームだったが大宮のあと一歩ゴールに届かない部分にモヤモヤが残る試合でもあった。

2012 FUJI XEROX SUPER CUP 柏×東京

2012-03-07 | Jリーグ
実に5年ぶりに当事者ではないゼロックス。お気楽なもんで前座試合には全く間に合わずキックオフ直前にゆっくり到着と言う余裕っぷり。グルメ祭りが堪能できないかと思いきや、試合後もオープンしていたためそこで楽しめた。

客観的に見て試合内容はとても面白かった。両者ともに良い内容のサッカーをやっていた。

まず柏。王者の風格のようなものが感じられた。昨年のサッカーからの積み上げだからしっかり底上げしている。無駄が無く勝つための近道をしているといった感じか。東京と比べても一枚上手だった。中盤のブラジル人2枚看板は今年も健在でここがキーだろう。守備面で危うさを見せながらもミドルシュート一発で結果を出してしまうジョルジ・ワグネルの助っ人としての説得力たるや大したものだ。

対する東京。昨年までのサッカーをベースにポポ新監督が色付けをしていた。前半20分までの圧倒的な展開は見事だった。中盤でも本当に良くボールが動く。ところがボールは動かせるのだが最後にシュートを打つのが誰なのか、そこがハッキリしなかった。その点が気になった。

この1試合を見る限りでは今年も柏は上位に絡んできそうな印象。予想関連でも名古屋と二強と目されているようだしそれに偽りはないなと。

Jリーグアウォーズ参加

2011-12-07 | Jリーグ
4年ぶり3度目の参加だった。ここ3年はJCBホールでの開催のため、なかなか一般のサポーターは観覧できなかったが、今年は横浜アリーナ開催復活のため見る事が出来た。しかし狭いホールでの開催時に2回優勝していて、それを見る事が出来なかったのは残念だったな(笑)

そんなこんなで横アリ。今回は司会がNHKの山本氏ということでトークが流石に軽妙でスムーズな進行だった。ベストイレブンの選手へのインタビューはさすが山本さんと言う感じで質問が高度すぎて選手の方が咄嗟の受け答えに苦慮していたな。

各部門への表彰に違和感はない。ベストピッチ賞が4会場も選ばれるとは予想外だったが。それにしても毎度おなじみのようにベストピッチに選ばれる清水のアウスタは本当に手入れが素晴らしい証拠だ。

ベストイレブンに関しても毎年の流れを見ていれば違和感はない。遠藤・闘莉王・楢崎に関しては名前だけで毎年選ばれるのは始まる前から分かっている。個人的にはGK林・MF大谷を入れて欲しかったが。レアンドロドミンゲスのMVPもほぼ予想通り。

場内が一番盛り上がったのは功労選手賞で松田直樹が選ばれた時。拍手のボリュームが違った。ここが現場的にはクライマックスだったように思う。

アウォーズは参加して改めて思うが優勝して来ないと満足感が全然得られない。やっぱり勝ってここに来てこそ意味・価値がある。

2011J2第37節 湘南×札幌

2011-11-28 | Jリーグ
平塚には何だかんだで行ってなかったので約1年以上ぶり。状況が状況なだけに6ゲート側は赤黒の人いっぱい。

試合内容と結果を総合的に振り返ると、何故札幌が昇格争いをしていて、湘南は低迷しているのか良く分かる試合だった。

試合のキーポイントは後半の札幌のシステムチェンジ。

前半は湘南のペースだった。1TOPの竜太を頂点に2列目のアジエルや高山がトップを追い越して前に飛び出しチャンスを演出。竜太もまずまずのデキで仕事をしていた。前半の内容だけなら湘南が低迷している理由を見つけるのが困難だった。しかし攻めるもののゴールは生まれない。これでは試合の流れはモノに出来ない。スコアレスで折り返す。

すると前半押し込まれてペースを握れなかった札幌が修正を行う。河合を最終ラインに下げて3バックを形成し岩沼をボランチに上げる。サイドに高木と古田を配置して3-5-2に変更する。するとこの修正が功を奏して前半は拾えなかった中盤でのイーブンボールを次第に拾い出し、徐々に押し込んでいく。

そこに加えてジオゴを近藤に交代すると、その近藤が前で起点になったり、得意のフィジカルを生かしてゴリゴリ突破するなど前線を牽引する。この流れの中で先制し追加点を奪う。いずれも近藤がマークを引きつけてフリーになった選手が決める形。結果的に選手交代も決まった。

それからこの日のキーマンを上げるとすれば、それはおそらく19人目のメンバーとして帯同していた岡山だろう。芳賀の復帰でベンチから押し出された格好となったが、いつも通りの試合前の煽り。これだけでも仕事の度合いは非常に大きい。

翌日の徳島vs鳥栖の直接対決の結果、札幌が3位、徳島が4位となった。最終節の行方が楽しみだ。個人的見解としてはFC東京に勝利すれば昇格に繋がると思う。

2011J2第36節 草津×札幌

2011-11-24 | Jリーグ
実にショッキングな展開。赤黒チームの勝利を願っていただけに特に。数多くの試合を現場観戦しているがこういう試合展開はそうそうお目にかかれない。

結果的には風が勝敗を分けた。後で振り返るとコイントスにおける草津のコートチェンジが成功した格好。

札幌は前半の風上の間に点数が奪えないのが最後に響いた。また攻撃の形が単調だった。内村の個人技で戦況を打開する以外に手立てが無かったと言っていいくらい。さすがにこれでは厳しい。

対する草津。良いサッカーをしていた。パス出し役として熊林が健在だった。思えばホームにおいてはことごとく昇格争いするチームを粉砕しているのだったな。地の利を生かすのが上手いのだろう。上州の空っ風もそうだし気候的なものも。この日だって前半途中までは暑いくらいで半袖で観戦していたのに、途中から急に気温が下がったかと思えば弱い雨までパラつく始末。

札幌にとっては痛い敗戦となったが終戦ではないし、残りを全部勝たなくてはいけない状況には微塵の変化もない。ここはプロセスであり決してゴールではないのだから。あと2試合、北国の底力が見られるだろう。

2011J2第35節 札幌×大分

2011-11-21 | Jリーグ

J1はお休みなのでこういう時にしか行けない場所に行ってきた。ドームは08年最終節で行ってるが、いわゆる聖地厚別は初。必要な防寒をして札幌へ。

大分は国立でFC東京に逆転勝ちしたイメージが残っているので、そこそこ好勝負を期待したが予想に反して札幌の快勝。スコアこそ2対0だったが決定機を外さなければ5点は札幌が取れた内容だった。それに加えて芝生に足をとられるなど試合への準備段階からしてホームチームとアウェーチームには差があった。

札幌は大分の浅いバックラインのウラを的確に突いた。ジオゴを上手く囮にしながら内村と砂川が2列目から飛び出してはチャンスを演出。欲を言えば得失点差の事も考慮して更なるゴールが欲しかった。

守備面では安定感があり決定的なピンチは一回だけ。年代別代表に櫛引が招集されている間にポジションを獲得した奈良の活躍には期待できる。まだまだ線が細いが上背もあるから成長が見込めるだろう。

それにしても岡山の存在感の大きさたるや計り知れない。過去に在籍したチームでさえ、毎試合ゴール裏に来て煽ることなんてなかったのに今はどうだろう。出番がなくてもやれることがある証明だ。生み出された一体感は必ずやパワーになる。

モヤっと週末

2011-07-11 | Jリーグ
先週末はJ1第3節。本来であれば3月の三連休に行われるはずだった日程がここに来た。当初の日程から4カ月ズレたが予定通り、土曜:日立台/日曜:カシマと行ってきた。

チケットを買ったときにまさか日立台の試合がこんなに大事になるとは思わなかったわけで、それは完全に良い意味での想定外。試合内容とか結果は省くけど今年の仙台は勝っても負けても去年までのように悲観や叱咤の感情が湧いてこない。やはりここまである程度の勝ち点を取れている余裕と、それを成し遂げるための内容が良いからだろう。しっかりしたコンセプトを持って中身のあるゲームをやっている。だから劇的な負け方をしてもある種の充実感やある一定の満足感は得られる。変な話だけど本当にそう。

そして日曜。上位対決翌日に見る下位同士の試合はこんなにもヌルいものかなあと感じるほど退屈だった。この1試合の結果が勝ちだろうが負けだろうがそれが次にどう繋がって、何をもたらしてくれるのか。そういう光が見いだせなかった。下位チームらしくホームで先制したのにCBのミス連発で逆転負け。ショボい内容だったから同点に追い付かれた時点でドローが妥当な結果だと思っていたし、それで納得しようと思っていた。それが負け。しかしそれについて文句は言わない。弱いから最後に失点するだけの事。

ハッキリ言ってこれが現実であり自分も達観してしまった。もう仕方ないと。それでもって隣の芝生は青いと。それではいけないのだが。個人的には悔しさを失ったら終わりだと思っているのでそこだけは何とか繋ぎ止めて現場には通い続けたいと思う。とりあえず次、リニア鉄道館目当てで遠征してくる(笑)

2010J1第29節 大宮×山形

2010-11-09 | Jリーグ

第三者で見に行ってどうにもスッキリしない気分で会場を後にした。ナビスコ決勝のような死力を尽くした潔い勝負を見た後だからか、どうにも見ていて消化不良な感じ。端的に言えば入場料の対価に見合う試合は見れなかったなと。

それは両チームともに前への展開が遅くシュートに持ち込む前でボールを奪い合う展開だったから。どうにも迫力がなく得点の匂いのしないゲームだった。確かに残留争いだからその程度の試合なのだろう。しかしゴールに向かうでもなければ玄人好みの中盤の潰し合いでもない中途半端な展開で正直言って眠くなった。ここに来るまで既に2会場で観戦してきていたのでその疲労も手伝って結構危なかった(笑)

しかしその中でもゴールの形はレベルが高くて良かった。まずラファエルの先制点は良い縦パスが入って楔をしっかり受ければスペースが空く事を教科書通りに実行した綺麗な形。そして石川のFKは本当に美しい放物線を描いてネットに吸い込まれた。

大宮は以前よりもイチョンスとラファエルのコンビが良くなっていてその二人中心のカウンターがハマりつつある。セカンドをしっかり拾えていたので全体的に優位に試合を進めることが出来た。出来れば来週も一発番狂わせ願いたいものである。

結局大宮が勝利して残留争いは混沌としてきた。山形は勝てばほぼ残留確定まで来ていただけに勿体無い。さてここからどうなることやら。

2010ヤマザキナビスコカップ決勝 磐田×広島

2010-11-05 | Jリーグ

勝負の分かれ目として大きなポイントは広島が逃げ切り策を講じて逃げ切れなかった点。攻撃のためのカードを引っ込めたため反撃の一手が出なかった。

決勝らしい静かな立ち上がりで始まった試合。決勝とは大体こういう退屈な序盤。それが広島のミスからスコアが動くと試合が眠りから起床する。

決勝で先制されるとそのまま相手ペースに飲み込まれる事が多いが若い広島は違った。先制された事でかえって開き直ったような感じ。得点こそミキッチの個人技にロングパス一本と決して崩しきってはいないが得点を奪って逆転に成功した。

問題はここから先。広島は持ち味の攻撃姿勢を貫くのではなく守りに入った。対する磐田は攻勢を強める。準決勝でも切り札として活躍した菅沼・山崎を投入。この頃から広島のファールが増えてセットプレーが増加。そうなると磐田はボランチに岡田ではなくキックの巧い上田を入れた意味が大きくなってくる。そして終了間際に同点。


残るはロスタイム5分。この時間に全てを懸けていたかのように両チームの攻防が激しくなる。ボール奪取すればゴールに向かって前進し奪われれば取り返しにいく。単純な事だがそれだけで熱いバトル。そのまま延長に突入。そうなると最後まで見れないのは確定だがギリギリまで粘ろうと思い前半まで。

延長前半。先に試合を動かしたのは勢いに乗る磐田。またもセットプレーをモノにすると立て続けの連発。これで終わりかと思いきや槙野のFKが決まって1点差。そのままコートチェンジして後半が始まったわけだが、これ以上居るとドームに間に合わなくなるのでそこで席を立った。

残りはワンセグをチェックして磐田優勝を確認。2年前の入替戦でどうにか残留した時はJ1での寿命も残り僅かかと失礼ながらに思ったりもしたがよくここまで立て直してきた。対する広島。残り僅かの時間をどうにかすれば初タイトルだったが。その僅かが重くて難しいのだ。

2010J2第31節 柏×熊本

2010-10-26 | Jリーグ

せめぎ合う攻防が面白い好ゲームだった。

ホームの柏は前半から圧倒的に攻めた。開始数秒後の北島のシュートが決まっていれば全く違う展開になっていただろう。しかし立ち上がりを熊本が凌ぐと攻めあぐねた。レアンドロ・栗澤と中盤の2枚看板を欠いたことでボール回しに停滞感が生まれ、そのため個人技に頼る攻撃が増えた。

対する熊本。よく耐えて勝ち点1を拾った。まさに武者返しの威力を発揮したという感じか。前半はカウンターからチャンスを作ったが後半は完全に守備に追われた。コートチェンジして後半に柏をホーム側に攻めさせないのも作戦ではないか。だとしたら的中した形だ。

熊本の守りを支えたのは何と言っても南。この試合は彼に尽きる。日立台の観客だって誰よりも南に大きな拍手を浴びせた。柏で愛された人が柏の猛攻を凌いだ。この光景だけでも見る価値のあるゲームだった。

熊本は先日の天皇杯同様にある程度守備は計算できるようなので攻撃の形が増えると良いだろう。それとカレンはまだまだJ2でやるのは勿体無い。

中身の濃いスコアレスで満足。しかし試合中は寒かった。それはシーズンのクライマックス到来の表れ。

2010J2第30節 千葉×水戸

2010-10-21 | Jリーグ

千葉としたら勝ち点3取れた事が全てだろう。内容は二の次。水戸に押し込まれて結構危なかった。あれで昇格争いは結構危うい気がする。

対する水戸。攻撃的にサッカーを展開したが惜しかった。ラストパスやシュートの精度が足りなかったり、シュートがバーに嫌われたりと一歩足りなかった。しかし可能性は感じるチームだった。大橋のキック精度なんて相変わらずJ2ではズバ抜けてる。

千葉は局地的に人が近く位置取りしてパス回しするなど巧さを見せたがなかなか追加点が奪えず苦労した。本間の頑張りで防がれた点もあったがホームであの内容では正直厳しいように思える。

内容的にはなかなか満足いくものだった。欲を言えば1対0で終わらなければよかったのだが悪くない。

第90回天皇杯3回戦 川崎×横浜FC

2010-10-15 | Jリーグ

流れ的には横浜が勝つ雰囲気が漂っていたが、最後は底力というよりは力任せに川崎が押し切った。

横浜の方が組織的に陣形を整えてボールを丁寧に前に運びながら積極的なサッカーを展開した。カイオ・ホベルトというJ2レベルを超越した二人の助っ人を中心に周りがよく絡んだ。時間の経過と共に流れがどんどん横浜に来たので先制するまでは必然の流れ。

そのゴールを久木野が決める辺りにもドラマ性があった。相当やる気を見せていたし良い動きをしていた。ここまでは良かった。同点のシーンは交代に際したドタバタ感が出てしまい非常に勿体無かった。そして延長戦で個の力に屈した。

対する川崎は磐田に敗戦した日曜と同じメンバーだったが全く進歩が見られず。気持ちで負けたら勝負に勝てない事を学んでいないようだ。立ち上がりこそ圧倒していたが、川崎の動きに横浜が慣れてきた辺りから苦戦した。憲剛がいないと落ちる攻撃力、個人技頼みの攻撃パターンでは得点の気配がしない。それでもゴリ押しでゴールするんだが。

思うに今年の川崎は劣化しているように感じる。それはテセ・川島の移籍ではなく関さん退任後の監督人事を内部昇格で済ました見通しの甘さに起因するのでは。サポはこのチームを見ていて楽しいのかなあと感じる。

ラストのオフサイドは惜しかったが総体的に見ても横浜の頑張りが目立つ試合だった。だからこそ結果が伴わないのが残念だ。

第90回天皇杯3回戦 浦和×徳島

2010-10-12 | Jリーグ

関東開催が多数ある中から結局一番近場を選択。自由席がかなり売れていてもJFA分はしっかりキープされているのでいつものように窓口で引き換え、ホーム側と券面には書いてあったが普通に出島に入場できた。屋根なしの会場で後ろから日差しを受けたので試合中は背中が焼けるかと思った(笑)

試合としてはちょっとした隙を突いた浦和が2得点を守りきった格好。正直言ってこれがJ2のリーグ戦だよと言われても疑問を抱かない内容だった。

浦和が攻めて徳島が守る構図。浦和の攻撃からは得点の予感はせず徳島も前への推進力に迫力を欠いた。浦和は柏木を中心としたミドルゾーンでのパス回しは巧いがアタッキングサードでの仕掛けには物足りなさを感じる。田中達って昔はもっと怖い存在だったけど今は小さくまとまっている。そんな中で田中達の突破で得たPKで浦和先制。2点目のOWG自体は不運だったがボックス内で3人位フリーにしていたので徳島はその時点でアウトだった。

徳島は後半こそ反撃に出たがフィニッシュにかかわる部分での精度不足・物足りなさが手伝ってゴールをこじ開けられなかった。あとはボランチから展開力がもう少し欲しかった。途中で三田→麦田の交代策を講じたがあれは正解だと思う。

個人的には柿谷にはもっと働いてほしかった。サボってるなあと感じる時間が多かったので。柏木はあれだけ生き生きプレーしていたが持ってる素質の大きさなどからいえば柿谷の方が上だろうからその潜在能力を示してほしかった。このままJ2で終わったら勿体無い存在なのだから。

埼玉県サッカー協会さんには埼スタとハシゴできるよう時間の面や交通面で配慮してくれればありがたかったな。ユース決勝にも行きたかったので。どうにか後半だけでも行けないか画策はしたんだがバスの時間が悪くて行けなかったのが残念。

2010ナビスコカップ準々決勝2nd leg 川崎×磐田

2010-10-11 | Jリーグ

磐田の執念が川崎を勝った。この試合に勝って決勝に行きたいんだという意気込みが伝わってくる磐田の戦いぶりだった。球際の厳しさ、走り負けない運動量など勝者に相応しい戦い。対する川崎は完全に受け身だった。

戦力面や技術面を単純比較すれば川崎の方が上だったと思う。それ故に磐田が前半からビハインドを跳ね返すべく必死に前から仕掛けてきても要所を締めて川崎は凌ぎきっていた。それが先制されて目が覚めたのか直後に同点。これでやっぱり川崎の試合になるのかという感じだった。

後半も磐田が積極的に前に出てくるもののツメが甘く逆にカウンターからピンチを招く場面多数。特に磐田の右サイドを狙い撃ちにしてそこにVJ・ジュニが侵入しては幾度となくチャンスを作った。これらを決めていれば完全に川崎の勝利で決まりだったがことごとく決められず。

すると磐田の交代がピタリと的中し山崎の勝ち越しゴール。八千代をベスト4に導いたのも過去の話。忘れかけていた男がまさかの大仕事をやってのけた。これで勢いは完全に磐田。成岡がダメ押しのヘッドを決める。川崎はリードされたときに発動する個人技に走る悪循環が出てまさに檻の中のライオン状態。勝負あった。

磐田は本当に久々の決勝進出。それ相応の戦いをしたのだから異論はない。ただアウェー側スタンドの喜び方があまりにも異常だったのでファイナリストになっただけでそんなに浮かれて大丈夫かという不安はある。決勝は磐田×広島と関東在住ではなかなかお目にかかれないカードなので楽しみ。