Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2010J2第31節 柏×熊本

2010-10-26 | Jリーグ

せめぎ合う攻防が面白い好ゲームだった。

ホームの柏は前半から圧倒的に攻めた。開始数秒後の北島のシュートが決まっていれば全く違う展開になっていただろう。しかし立ち上がりを熊本が凌ぐと攻めあぐねた。レアンドロ・栗澤と中盤の2枚看板を欠いたことでボール回しに停滞感が生まれ、そのため個人技に頼る攻撃が増えた。

対する熊本。よく耐えて勝ち点1を拾った。まさに武者返しの威力を発揮したという感じか。前半はカウンターからチャンスを作ったが後半は完全に守備に追われた。コートチェンジして後半に柏をホーム側に攻めさせないのも作戦ではないか。だとしたら的中した形だ。

熊本の守りを支えたのは何と言っても南。この試合は彼に尽きる。日立台の観客だって誰よりも南に大きな拍手を浴びせた。柏で愛された人が柏の猛攻を凌いだ。この光景だけでも見る価値のあるゲームだった。

熊本は先日の天皇杯同様にある程度守備は計算できるようなので攻撃の形が増えると良いだろう。それとカレンはまだまだJ2でやるのは勿体無い。

中身の濃いスコアレスで満足。しかし試合中は寒かった。それはシーズンのクライマックス到来の表れ。

2010J1第27節 鹿島×横浜FM

2010-10-25 | 鹿島アントラーズ

ようやく勝てた。内容もまずまず。久々にモヤモヤしない帰り道だった。しかも勝率の悪いマルキ不在時に不振の興梠が点を取ったことの意味は大きい。終盤への景気付けにもってこいの勝ち方だ。

チームを生き返らせたのは本山の存在感。中盤の潤滑油として停滞感を打破した。得点は2つとも七割方本山のものと言っていい。ようやくピースが埋まった感じだ。

しかし敢えて苦言を呈せば、この状況下で先発に指名されない控えFWや本山と交代で入った遠藤らは何をやっているのか。若手の突き上げがないからベテランに頼らざるをえない。ここには問題を感じる。若手には危機感を抱いてもらいたい。

守備陣はどうにか完封で終わったがファールが多かった。特にジウトンの軽いプレーが招くファールは困る。しかもこの試合は相手に俊輔がいるわけだ。それなのに相手の右サイドでファールを犯すことは非常にリスキー。そういった状況も考えながらプレーしなければならない。

とにかく勝った現実が全てであり勝ったのは既に過去の事。ここで一喜一憂している場合ではない。勝ち続けるしかないんだから。次から迎える3試合は間違いなく大きな山場になる。まずは目の前の勝ち点3を。

2010J2第30節 千葉×水戸

2010-10-21 | Jリーグ

千葉としたら勝ち点3取れた事が全てだろう。内容は二の次。水戸に押し込まれて結構危なかった。あれで昇格争いは結構危うい気がする。

対する水戸。攻撃的にサッカーを展開したが惜しかった。ラストパスやシュートの精度が足りなかったり、シュートがバーに嫌われたりと一歩足りなかった。しかし可能性は感じるチームだった。大橋のキック精度なんて相変わらずJ2ではズバ抜けてる。

千葉は局地的に人が近く位置取りしてパス回しするなど巧さを見せたがなかなか追加点が奪えず苦労した。本間の頑張りで防がれた点もあったがホームであの内容では正直厳しいように思える。

内容的にはなかなか満足いくものだった。欲を言えば1対0で終わらなければよかったのだが悪くない。

2010J1第26節 湘南×鹿島

2010-10-18 | 鹿島アントラーズ

失点しなければ負けることはない。しかし得点を奪えなければ勝てない。これ基本中の基本。ならどうして得点が奪えないのか。1点で満足して落ち着くのか。

相手を叩き潰すために得点を奪い続けようとする意識がまるで感じられない。ラストでの失点よりも2点目を奪えなかったのが大いなる問題。いわゆるマルチゴールが最近は5試合に1回程度しかない。

攻めきってシュートで終わる意識はもっと持ってほしい。また決定力不足も深刻だろう。フェリペのシュートの入らなさは絶望的。他の部分では良い仕事をしてくれているのに呪われているようにシュートが入らない。それ以前にシュートを打たない興梠のプレーには迷いがあるようだ。ミドルも少ない。

結局取りきれないから守りに入る。青木を當間に変えるのは異論なし。しかし宮崎の投入は一体なんだろう。逃げきりの意図は分かるがポジションも中途半端でどういうプレーをさせたいかも分からない。試合の流れに乗れていなかった。

この状態では前を向けない。さすがにネガティブな思考が頭を巡る。次頑張れと言いたいところだけどたまにはスカッとする試合が見たい。

第90回天皇杯3回戦 川崎×横浜FC

2010-10-15 | Jリーグ

流れ的には横浜が勝つ雰囲気が漂っていたが、最後は底力というよりは力任せに川崎が押し切った。

横浜の方が組織的に陣形を整えてボールを丁寧に前に運びながら積極的なサッカーを展開した。カイオ・ホベルトというJ2レベルを超越した二人の助っ人を中心に周りがよく絡んだ。時間の経過と共に流れがどんどん横浜に来たので先制するまでは必然の流れ。

そのゴールを久木野が決める辺りにもドラマ性があった。相当やる気を見せていたし良い動きをしていた。ここまでは良かった。同点のシーンは交代に際したドタバタ感が出てしまい非常に勿体無かった。そして延長戦で個の力に屈した。

対する川崎は磐田に敗戦した日曜と同じメンバーだったが全く進歩が見られず。気持ちで負けたら勝負に勝てない事を学んでいないようだ。立ち上がりこそ圧倒していたが、川崎の動きに横浜が慣れてきた辺りから苦戦した。憲剛がいないと落ちる攻撃力、個人技頼みの攻撃パターンでは得点の気配がしない。それでもゴリ押しでゴールするんだが。

思うに今年の川崎は劣化しているように感じる。それはテセ・川島の移籍ではなく関さん退任後の監督人事を内部昇格で済ました見通しの甘さに起因するのでは。サポはこのチームを見ていて楽しいのかなあと感じる。

ラストのオフサイドは惜しかったが総体的に見ても横浜の頑張りが目立つ試合だった。だからこそ結果が伴わないのが残念だ。

サカナクション SAKANAQUARIUM 21.1 (B)

2010-10-13 | 音楽モノ

【10/8 サカナクション SAKANAQUARIUM 21.1 (B)@日本武道館】

「アイデンティティ」の先行予約でgetしたチケットで武道館。席が西2階最前と視界良好で直線距離が近くある意味オイしい席だった。舞台袖まで見えたので。

前回参戦時もそうだったオープニングの演出が痺れる。本当に格好良い。そのまま一気に本編に入りMCはほとんど挟まずに演奏しっぱなしだから集中力が切れない。

椅子はあるけどノープロブレムで踊りまくりなので汗かいた。しかもあまり空調が効いてなくて暑かった。特に「アルクアラウンド」から「アイデンティティ」への畳み掛けが一番のピーク。

ちょっと残念だったのは表参道がセトリになかったのと若干音が割れて聞き取りづらい部分があった事。武道館だから仕方ないと言えばそれまで。ただそういった面を埋めて余りあるほどの素晴らしいLIVEだったのは間違いない。

最初から最後までサカナクションの世界に引き込まれてあっという間の約2時間20分だった。山口さんはあと5回位武道館でやりたいと言っていたけど多分やれそうな気がする。今回だって2階最後列の立見にスタンドは北東・北西まで埋まったから集客力としては相当だと思う。またやったらその時はまた参戦したい。

第90回天皇杯3回戦 浦和×徳島

2010-10-12 | Jリーグ

関東開催が多数ある中から結局一番近場を選択。自由席がかなり売れていてもJFA分はしっかりキープされているのでいつものように窓口で引き換え、ホーム側と券面には書いてあったが普通に出島に入場できた。屋根なしの会場で後ろから日差しを受けたので試合中は背中が焼けるかと思った(笑)

試合としてはちょっとした隙を突いた浦和が2得点を守りきった格好。正直言ってこれがJ2のリーグ戦だよと言われても疑問を抱かない内容だった。

浦和が攻めて徳島が守る構図。浦和の攻撃からは得点の予感はせず徳島も前への推進力に迫力を欠いた。浦和は柏木を中心としたミドルゾーンでのパス回しは巧いがアタッキングサードでの仕掛けには物足りなさを感じる。田中達って昔はもっと怖い存在だったけど今は小さくまとまっている。そんな中で田中達の突破で得たPKで浦和先制。2点目のOWG自体は不運だったがボックス内で3人位フリーにしていたので徳島はその時点でアウトだった。

徳島は後半こそ反撃に出たがフィニッシュにかかわる部分での精度不足・物足りなさが手伝ってゴールをこじ開けられなかった。あとはボランチから展開力がもう少し欲しかった。途中で三田→麦田の交代策を講じたがあれは正解だと思う。

個人的には柿谷にはもっと働いてほしかった。サボってるなあと感じる時間が多かったので。柏木はあれだけ生き生きプレーしていたが持ってる素質の大きさなどからいえば柿谷の方が上だろうからその潜在能力を示してほしかった。このままJ2で終わったら勿体無い存在なのだから。

埼玉県サッカー協会さんには埼スタとハシゴできるよう時間の面や交通面で配慮してくれればありがたかったな。ユース決勝にも行きたかったので。どうにか後半だけでも行けないか画策はしたんだがバスの時間が悪くて行けなかったのが残念。

2010ナビスコカップ準々決勝2nd leg 川崎×磐田

2010-10-11 | Jリーグ

磐田の執念が川崎を勝った。この試合に勝って決勝に行きたいんだという意気込みが伝わってくる磐田の戦いぶりだった。球際の厳しさ、走り負けない運動量など勝者に相応しい戦い。対する川崎は完全に受け身だった。

戦力面や技術面を単純比較すれば川崎の方が上だったと思う。それ故に磐田が前半からビハインドを跳ね返すべく必死に前から仕掛けてきても要所を締めて川崎は凌ぎきっていた。それが先制されて目が覚めたのか直後に同点。これでやっぱり川崎の試合になるのかという感じだった。

後半も磐田が積極的に前に出てくるもののツメが甘く逆にカウンターからピンチを招く場面多数。特に磐田の右サイドを狙い撃ちにしてそこにVJ・ジュニが侵入しては幾度となくチャンスを作った。これらを決めていれば完全に川崎の勝利で決まりだったがことごとく決められず。

すると磐田の交代がピタリと的中し山崎の勝ち越しゴール。八千代をベスト4に導いたのも過去の話。忘れかけていた男がまさかの大仕事をやってのけた。これで勢いは完全に磐田。成岡がダメ押しのヘッドを決める。川崎はリードされたときに発動する個人技に走る悪循環が出てまさに檻の中のライオン状態。勝負あった。

磐田は本当に久々の決勝進出。それ相応の戦いをしたのだから異論はない。ただアウェー側スタンドの喜び方があまりにも異常だったのでファイナリストになっただけでそんなに浮かれて大丈夫かという不安はある。決勝は磐田×広島と関東在住ではなかなかお目にかかれないカードなので楽しみ。

第90回天皇杯3回戦 鹿島×熊本

2010-10-09 | 鹿島アントラーズ

内容は全く褒められたものではないがとりあえず勝ってよかった。それだけと言えばそれだけだが。

満足感はない。トーナメントだから勝てた事が全てでありそれだけ。芝生の状態が良くないから技術的に苦慮する面は確かにあると思う。それに起因したミスもあった。しかしそれを差し引いても迫力不足で物足りない。相手GK・南の頑張りにより防がれた得点がいくつもあったのも確か。ただ後半立ち上がりの良い流れの時にしっかり得点しておきたい。そこで取れないと後々やられる。J2相手だから何とかなったが強豪相手なら同じようにはいかない。

興梠は状態が悪いのだろう。シュートを打たないし全体的に消えている。それでたまに目立ったかと思えば相手選手とやり合ってカードを貰うといった具合の悪循環。個人的にはさっさと大迫と交替させよと思いながら見ていた。退場でもしたらシャレにならないわけだし。

熊本が異常なまでのドン引き戦法を敷いてきた。よく守っていた。サイドをこちらが2枚で仕掛ければそれに対して3枚で封じに来たりとスペースはなかった。矢野・福王のCBコンビは上に強いからボールを跳ね返せる。逆に攻撃はカレンのカウンターだけと迫力に欠けたのでやられる感じはしなかった。もっと早く宇留野を投入されたら1回くらいチャンスを作られたかもしれない。あとは松橋不在も助かった。

どうにも停滞感から脱せないまま勝利だけ手にして終った。来週はまたリーグ戦。もっともっと頑張らないとね。

2010J1第25節 FC東京×湘南

2010-10-06 | Jリーグ

ヤクルトと東京のタイアップ企画でハシゴすればチケットが割引になるというので行ってきた。雨の予報も吹っ飛んで良い天気の国立。

東京は開幕戦以来となるホーム勝利で勝った後の喜び方が半端じゃなかった。石川のゴール後の弾け方などを見てもこの勝利に辿り着くまで相当苦労したのが伝わってきた。

大熊東京はフィニッシュに関わる部分の精度が向上すれば継続して勝ち点が取れるだろう。組み立ての形はしっかりできているのでアタッキングサードでのシュートやラストパスの精度が大事。平山に当ててサイドに振り、クロスに対してはボランチを含めてボックス内に人数をかけるところまでは合格なのだからその先。

一方の湘南。先制されるまでの内容は悪くなかったが紙一重の差が最終的には大きな差になってしまった。全体的に攻から守への切り替えが遅く個人能力で守るシーンが目についた。攻撃はエメルソンに頼る面が大きい。ただこういう状況下でも湘南サポは結構な数が来ていた。

試合が終わって国立を後にする。一旦信濃町付近でダラダラしてから夜の神宮に向かった。野球観戦と言う名目の飲み会でビールを美味しく頂いて濃厚な日曜が終わった。一日中楽しめたタイアップデーだった。

2010JFL後期第10節 町田×長崎

2010-10-05 | フットボール全般

長崎は初見。それでも知ってるメンバーがたくさんいるし、ユキヒコや森田が後半から途中出場は贅沢。全体をコンパクトに保ってサイドを使ったサッカーを展開。有光などはさすがに巧い。

対する町田は長崎の高いラインの前にタテに早い攻撃がオフサイドに引っ掛かりながらもたまに裏へと抜け出てチャンスを生み出す。しかしそれしかないから長崎が引いてラインを作ると崩す事が出来ない。Wボランチでボールが落ち着いていたからそこで試合を作れていたが。試合としては五分五分の面白い展開だった。

拮抗した試合はあっさりと均衡が崩れた。町田がギリギリのタイミングでオフサイドを掻い潜って先制点を奪うと途端に長崎がガタガタ崩れた。これを逃さなかった町田。立て続けに3ゴール叩き込み試合は僅か3分間で決まった。

思えば町田のホームゲームでは初勝利だ。木島と相馬のトラメガまで見れてしまった。町田の選手達もとても良い表情をしていた。次は天皇杯で新潟戦。相馬と黒崎の対決だ。

2010J1第25節 鹿島×清水

2010-10-04 | 鹿島アントラーズ

勝たなくてはいけない状況下で勝ち切るべき試合内容だったがドローまで。重苦しい停滞感だ。

決めるべきチャンスは何本もあった。そこで相手もよく粘った。しかしそれを上回ってこじ開けることが出来なかった。決めきれるかどうか、全てはそこに懸かっている。内容は決して悪くない。互いに勝ち点3が必要なゲームで清水を専守防衛に追い込んで圧倒的に攻め込んだ。これが内容を物語っている。

単純な技術レベルでのミスが散見されたが監督の言う通り、芝生の影響もあるのだろう。確かにあの荒れたピッチではホームの地の利が生かしにくい。

小野のミドルは打った相手を誉める他ない。そこに至るミスパスをインターセプトされた過程は置いといて。しかし小野には昔から本当によく決められる。大久保と同レベルの天敵と言っていい。

終わってしまった事は仕方ないし現実は冷静に直視する。その上で残り試合どうすべきかを考えれば自ずと答えは導ける。もう覚悟は決まった。07年と同じことをしなければならない。

広島遠征こぼれ話的な

2010-10-02 | 紀行

これで3年連続の広島行きだったがようやく得点と勝ち点が取れた。今までとルートを変えて初めて往復でアストラムラインを使ったのがよかったのかもしれぬ。サンフレッチェ応援切符を買ったので乗り放題。それを利用して寄り道しながらビッグアーチへ。

途中の西原で降りて散歩がてら今年も安神社に立ち寄ってしまった。1年前に1回来ただけだったのに全然迷うことなく辿り着けた。


そこから真っ直ぐスタジアムに向かわず、更には広島市交通科学館に立ち寄って市電の展示を見物。

試合前は広島城へ。実は行った事なかったので。安芸の国は毛利氏以外の時代が長かったのは初めて知った。まだまだ自分は歴史を知らぬ。

お好み焼きは勿論美味だが、今回はおにぎりの「むさし」と焼き鳥屋の「カープ鳥」を開拓した。むさしは某のっちさんのおかげで知ったわけだがおにぎり美味しい。カープは野球色濃厚で雰囲気で酔える。何せファーストドリンクを注文すると試合開始でお会計はゲームセットと言われるから。それで焼き鳥メニューは全部カープの選手名。別に広島ファンではないけれどここは病み付きになる。来年の広島遠征コースも決まった。