Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2010J2第9節 甲府×札幌

2010-04-30 | Jリーグ

良い天気で小遠征には絶好のコンディション。

絶対的な力差は無かったが要所での微妙な違いが結果に反映した。その差が昇格争いできるかできないかを分ける。

札幌の失点の仕方が全部勿体無かった。崩されてはないがセットプレーとカウンター。身長差は埋めようがないが、それにしてもああやって容易く相手にヘディングシュートをされていてはどうしようもない。こういった勿体無い失点の積み重ねが順位に響いてくる。

それと前半はパスが繋がらなすぎて酷かった。しかし後半、先制点のきっかけを作った岡本を下げ砂川を投入すると流れが変わった。まずは早い段階で上里のミドルが決まり1点差。その後も押せ押せで中盤でルーズボールを拾ってはすぐ前へ前へと攻めていき前半とはまるで別のチームに生まれ変わった。

栃木で見たときよりも上里が入って後ろからボールを散らせるようになっていた。宮澤は前の方が生きるし動きは良かった。しかし全体で見れば個々の奮闘がチームとして上手く噛み合っていなかった。

甲府は基本的なやり方が去年と変わっていない。ハーフナー・パウリーニョを獲得してもベンチに追いやって金がスタメンで出る辺りに充実が感じられる。やり方が変わらないから養父が出ても全く違和感がない。

守備面ではダニエル・山本のCBが屈強で強固なブロックを形成している。札幌攻撃陣は幾度となくダニエルに潰された。甲府は序盤は躓いたが徐々に盛り返している。このまま上に登っていくだろう。

今回は往復ともに各駅停車。時間はかかるがあの程度は慣れた。一度は甲府に高速バスで行ってみたいのだが中央道の渋滞が怖くて結局毎回電車。実際一度小仏の大渋滞にハマったので結局は電車になるというオチ。

2010ACL GS第6節 鹿島×全北現代

2010-04-29 | 鹿島アントラーズ

勝った事によりラウンド16をホームでやれる。それが最大の収穫であり、そのための試合だった。他に得たものや必要なものは何もないだろう。

効率よくセットプレーから得点できて理想的なペースで試合を進められた。最低限のノルマは負けない事だからこの時点で最悪2失点までは許容範囲となる。そうなれば相手がどこだろうと鹿島にとっては楽な展開だ。

相手が前に出てくればカウンターでジャブを打って牽制し試合を優位に進めた。願わくは3点目を取りたかったがそこは得失点差を問う戦いではないので逃げ切ったことが重要。

興梠の存在感が相手に脅威を与えた。フィジカル・ボディバランスの良さでボールを奪われないばかりか、持ち前のスピードで翻弄し全北はことごとくファールで止めざるを得なかった。前線で攻撃の牽引役として充分な働きを見せた。

全北はイドングが先発を外れた事でアウェー戦に比べれば攻撃の迫力に欠けた。中盤は繋げるけれどフィニッシュの怖さが半減。しかし逆にイドングが入ってからは前に起点ができて嫌だった。確かな技術を元にしっかり繋いで組み立てる全北は日本よりも日本らしいサッカーをする。鹿島と手が合うタイプだから見ていて面白いゲームになる。

ラウンド16は兄弟対決。また一つ興味深い対戦となった。去年はここで敗退したから今年はまず何としてもこの第一の壁を突破する。予選リーグ全勝もトーナメントのその先も一切関係ない。まずは目先の浦項に勝つだけ。

2010J1第8節 湘南×仙台

2010-04-27 | ベガルタ仙台

正直言ってかなりガッカリした。仙台はもっとできるはずなのに。失礼な話だがあの程度の相手にあの程度の試合しかできず、挙げ句の果てに負けでは何も言うことがない。

内容的に清水戦と似た感じはしたが相手のプレー精度の違いが大差に結び付かなかった印象。もちろん仙台も五分の戦いをしており良い部分も沢山あった。中原の空中戦や中島の飛び出しでチャンスを作った。

中盤にボールの収まる場所がない。ボランチは守備では全体的によく貢献しているがバイタルでの体の寄せ方が甘い。また攻撃面では展開力がないからパスが前に出ない。ボランチからのパスは横か後ろばかりだ。

こうなればいっそ梁を一列下げてもいいと思う。その梁もかなりお疲れのようだ。いい加減頼りきりから脱却しないと得点が取れなくなる。J2屈指の組織力はJ1の壁にぶち当たっている。

先制されると反撃する術がないかのように失速してしまう。特に終盤はどういう狙いで点を取りにいくのか、見ていてよくわからなかった。DFラインから中原目掛けてロングを蹴るのか、サイドに起点を作るのか、パスを回すのか不明瞭。しかしサイドで細かく繋いだりPA手前で横パスを回しても無意味。ラストプレーで関口が中に切れ込んでシュートを打ったが、どうしてああいうプレーをもっと早い段階から出来ないのか。

試合後のゴール裏は総体的に拍手。昔なら罵声を浴びせてバスを囲むような試合だっただろうがサポも本当に丸くなったというか色々経験して変化した。その雰囲気が良い意味で少なからず昇格に影響しているので次のホームは勝ってほしい。去年のラスト3節の再現を期待している。

2010J1第8節 横浜FM×鹿島

2010-04-25 | 鹿島アントラーズ

4試合ぶり。やっぱり勝つのは気持ち良い。しかも負傷を抱えているとはいえ相手の代表レギュラーに大した仕事をさせず、大黒柱の小笠原が活躍して勝った展開は実に爽快。

攻守の切替はそこまで早くなかったが中盤の守備が効いていた。プレスのかけ方、ボールを奪う位置、奪う作業がキッチリ遂行されていて良い形でマイボールにしてリズムを作れた。ピンチの芽を摘み取る中田のカバーリングと対人で潰しに行く小笠原のコンビがそれを支えた。

ジョンスの評価が難しい。先制点をとったわけだし、守備面でもさすがと思わせる場面が随所に見られた。しかし一方でここ数試合見られる凡ミスが幾つか見受けられた。危うく自分のゴールを帳消しにするところだった。今後へ向けて不安は残る。

マルキはついに100ゴールを決めた。2試合休んだから元気一杯でアグレッシブに動き回った。こういう結果を見ると、まだまだやっぱりマルキだな、ということになる。だからこそ大迫と竜太にはもっと精進してもらわないと困る。

マリノスはもっとラインを上げてガンガン攻め込んでくると思ったが俊輔が本調子でないこともあってか、ロングボールが多く意外に前に出てこなかった。山瀬はサイドに張るばかりで中央で勝負してこないから怖くなかった。本気で肝を冷やしたのは俊輔からのセットプレーくらいか。終盤は押し込まれたがあの程度は想定の範囲内。木村監督に『ちゃぶられた』と言わせたのが全てを物語っているだろう。

ここからまた厳しい連戦が続くので一つ勝った事に満足せず次へ。しかも強豪相手の連戦にアウェーと大変だ。バックアッパーを含めた総力で乗り切りたい。

2010J1第7節 鹿島×広島

2010-04-19 | 鹿島アントラーズ

さほど悪い内容でもないが勝ちがついてこない。カウンター主体でスペースを消してくる相手を最後までこじ開けられなかった。

連戦の影響が出ていて全体的に動きが重い。相手のボールを奪いに行く時にプレスに向かう足や、攻守が切り替わって速攻に転換する瞬間のダッシュ力が好調時ほど速くない。チームの生命線が絶たれるのでこの部分の欠如は痛い。

動きが重いなりに崩しはしているけれどフィニッシュの場面で決めきれない。もう少し強引なミドルを狙ってもいいだろう。

大迫に迫力が足りない。大人しく無難なプレーに徹していてガツガツとゴールに向かう姿勢があまり感じられない。若さを感じさせない落ち着きは大迫の良い面だがFWとしてもっと荒削りな面があっていい。あれでは来週から再びマルキの控えに逆戻りだ。

広島は去年同様、あまり攻撃的に来ず受けてからの速攻狙いだった。それでもマイボールになればパスを回しながら一斉に上がってくる全員攻撃。槙野がよく前線に顔を出してきた。ただ攻撃時にもリスク管理はしていて槙野が上がれば服部が下がるといった連携が取れていた。また奪われた後の帰陣が早くなかなか有効なカウンターを繰り出せなかった。それとGK西川の存在が大きかった。守備範囲が広く安定感があり、去年多かったいわゆる食えない失点がなくなった。

3戦未勝利程度でジタバタする必要はないし踏ん張り時だと思って耐えるしかない。このまま最低限の結果だけでも残しておけば後々につながっていく。好機を待って今は凌ぐだけ。

2010J1第7節 FC東京×京都

2010-04-18 | Jリーグ

2週連続で味スタ。先週と違って客は少なく天気も4月とは思えない寒さ。

1対1のドローをどう捉えるかだが、お互いにとって勝ち切れない結果だろう。全体を通してどこか物足りなさを感じるゲームだった。

良い内容のゲームをしたのは京都。守備ブロックが安定している。攻撃面でもディエゴ・柳沢・中山を中心にゲームを作ってそこに角田や西野が絡む形ができていた。数少ないチャンスをしっかりモノにした。それにプラスして追加点が取れれば勝ち点3を獲得できるがその上積みが足りない。

対する東京。先週も見ているから大体同じ形だった感想。平山への楔がなかなか良い形で入らないからボールが収まらなかった。松下と長友のポジションを入れ替えたりしてやりくりした結果、北斗が入ってからは基点が出来てだいぶ流れがよくなった。しかしやっぱり米本・梶山不在で中盤に落ち着きがない。メンバーチェンジしたときにクオリティが保てないのは厳しい。

そういう試合だからというわけではないが、柳沢がプロ通算100ゴールに王手をかけているのは知っていたのでなんとかそれを目の前で達成して欲しかったが残念な結果になった。しかし先制点に繋げたヘディングのスルーパスなど随所にヤナギらしい巧さは見られた。マルキと二人揃って現在99ゴールなのでどっちが先に大台に乗せるのか。来週揃って決めてしまってくれればいい。そこは仲良く同時達成といってもらいたい。

春は何処行ったの

2010-04-16 | 鹿島アントラーズ
とても寒い。4月とは思えない。何だか1ヶ月前の雪が降った韓国遠征を思い出す。あの時もこれが3月かと思うような寒さと降雪量だった。

そんな日本よりも寒い長春で行われたACL第5節。ウノゼロでしっかり勝って次につなげた。とにかく負けさえしなければ最終節で自力1位だからドローでもいいかと思ったが勝ってよかった。

そうそう、長春亜泰のホームユニを見て思ったが、あのユニってツエーゲン金沢に似ていないか。胸スポは『吉林銀行』だが、金沢の胸スポは『北陸銀行』で微妙な共通点。赤の色合いも見れば見るほど金沢っぽく見える。

勝って日本に帰ってきてよかった。どのみち最終戦に持つアドバンテージは大したものでもない。最後もキッチリ結果を残すだけ。その先にあるラウンド16はいよいよ兄弟対決の可能性も現実味を帯びてきた。

日曜は暖かくなりそうでホッと。今年はホームの開催日に限って常に寒いから。

ツイッター始めました

2010-04-14 | 日々のこと
と言っても2週間位前の話ですが。やってみると手軽で楽しい。その結果、このblogの更新が減った。これは自認しているがついつい。

ただあっちは短文しか投稿出来ないから長文が必要なレポなどはこっちがないと困る。よって上手いことバランスよく使い分けたい。そういうスタンスでやりたいかなと。

自分のアカウントは「kori_215」です。よかったらフォローしてくださいな。

2010J1第6節 清水×仙台

2010-04-13 | ベガルタ仙台

仙台の課題やマイナスの部分が顕著に表れた。昇格元年というのはこういう現実を直視したくない試合が必ずあるもの。

相手の3TOPに対する対処法、流動的なポジションチェンジへの対処が出来なかった。2点目のように後手を踏んで完璧に崩され守備網が切り裂かれた。

CBにスピードがないのは永井のゴールに象徴される。ヨーイドンでスタートすると走り負ける。興梠も似たような形で決めたので2試合連続で同じ形でやられた。しかしCBにスピードの絶対値がないチームは他にも沢山ある。要はそれをどうやって別の形で埋めていけるか。広大・エリゼウは空中戦と対人プレーは強いがボールに食いつきすぎて後ろのスペースを空ける傾向がある。ウラに縦パス入れれば仙台は脆いと思われないようにしないと。

攻撃面では中原に幾つかのチャンスはあったが散発に終わった印象が強い。フェル・梁のコンビからチャンスが作れたが関口があまりパッとしなかった。あとはボランチの攻撃参加や展開力が足りない。分かっていたけれどやっぱり露呈した。

結局、リードしてこそ自分達の形に持ち込めるが、逆の展開になった時の対応法が少ない。身の丈に合わせるとこれで限界かもしれないが。

清水はよく人とボールが連動して積極的にゴールを奪いに行くサッカーを見せた。最後まで攻撃の手を緩めずホームらしい戦いだった。前線は流動的でヨンセンが外に開いたら兵藤が中に入ったりと人の動きが目まぐるしい。小野は自由にボールに触れる位置でノビノビとプレーしており彼が最も生きる方法をチームが選択した。今年は本気でタイトルを狙いに来る姿勢が伝わってきた。

仙台にとっては厳しい試合になったが、変に勘違いするよりはここらで一発叩かれた方が後々のためには効果がある。2試合見た感想としてJ1でもまずまず戦えているので、このまま根幹が揺らがずにしっかりやれば結果はついてくる。よって全く悲観する必要はない。

2010J1第6節 大宮×G大阪

2010-04-12 | Jリーグ

前半と後半で全く違う内容。サッカーというものはトータル90分で勝敗を決めるものだとつくづく実感した。

まず前半。大宮の出足の良さは目についたがそれ以上にガンバの酷いこと。何だかんだで今年3回目のガンバだけどここまで落ちぶれたかと悲しくなった。遠藤・ルーカス不在で確かにタメは作れないが、それを差し引いても繋げない、イージーミスをする、簡単にボールをロストする。そういう状況を象徴するような点の取られ方。

対する大宮。素早くプレスをかけて奪ったボールはすぐ裏を狙うFW目掛けて放る。ガンバのDFラインの不安定さもあり多くのチャンスを作った。またセットプレーからも惜しいシーンが何度かあった。それらを決めていれば前半で3対0くらいになっていただろう。結果として前半で決められる試合をフイにして自らの首を絞めた。平井の同点弾でガンバは息を吹き返した。

後半のガンバは開始から2TOPにして起点が増えた。交代で入った大塚がドリブルでアクセントになった。うっすら記憶にあったがこの時出ていたガンバユース出身の選手。立ち上がりの連続得点で実質試合は決まった。大宮の縦に早いサッカーはリードしている時は有効だが、ビハインドを背負って相手が引くとスペースが無いから手詰まりになる。持たせておけば怖くないと言ったところ。金久保・石原辺りからの面白い展開もあるにはあったが基本が縦ポンでは崩れない。

ガンバはようやく初勝利。自力のあるチームだからここから上がってくるだろう。きっとGWには手強い相手として相対するはずだ。

ここから湘南新宿ライン→京王線と乗り継いで夜の味スタに向かったのだった。

2010J1第6節 FC東京×鹿島

2010-04-11 | 鹿島アントラーズ

同点に追い付いてからは相手を圧倒する内容だっただけに勝てなくて勿体無い。

とは言っても数的不利の状態でカウンターを食らって肝を冷やす場面も少なからずあったので痛み分けだろうか。しかし梶山不在で中盤の構成力が落ちており、簡単に言ってしまえば弱者の戦い方を選択した東京には速攻しかなかったわけで、それで崩しきれなかったのは悔いが残る。

また立ち上がりの失点。これをやられているのはチーム状態が決して良くはない証拠。リードした東京は無理せずブロックを作り、奪ったボールは平山に当ててタメを作り押し上げてくる。なかなか相手のブロックを崩せないでいたが何故か一度バイタルが空いた。同点の場面だ。それを見逃すはずもない小笠原が強烈なミドルを放ちGKが弾いたリバウンドを興梠が詰めて追い付く。

これ以後、前は前でプレスをかけるけれどDFラインは低めに設定するから間延びした感じになった東京。それを押し込むが決められず。森重の壁を最後まで破れなかった大迫はまだまだ物足りない。決定的な仕事が出来なかった。

アウェー2連戦で勝ち点1の積み上げに終わった。混戦のリーグ戦だから相対的に見れば悪くないが、このチームに求められるものの大きさを考えれば足りなすぎる。隙を見せて相手に欲を出させる試合はしたくない。まだまだ厳しい戦いは続く。水曜は長春。何でもいいから勝ち点を持ち帰ってきて欲しい。

最後に東京の権田選手が無事だったようでホッとしました。

2010J1第5節 仙台×鹿島

2010-04-04 | 鹿島アントラーズ

負ける時は負ける。そんなものだ。全体的に動きが重くて疲労が感じられた。下らないミスも多かった。そういう状況下で75分近くを10人で戦いながらも一人少ない事をあまり感じさせず、1点差に迫ったのはチームとしての頑張りの成果。あれで崩壊しないのが鹿島の強み。

仙台のフォアチェックにお疲れの鹿島は手を焼いた。ボランチに対しては狙っていたように激しいボール狩りにきて小笠原潰しは特に厳しかった。CBも苦し紛れのプレーが多くジョンスも珍しくイージーミスが目立った。一言でまとめれば相手の出足の良さの前に後手に回った。

ダラッとした試合の入り方は頂けない。そもそもがですよ、先制点の場面は中原との空中戦を適当に競るとか、2列目から飛び込む梁にマークがついていないなんて仙台をよく知る者からしたら有り得ないわけですよ。相手の得意技を好きにやらせてどうする。

マルキの退場は肘打ちだから弁解の余地がない。今は精神的にも良い状態ではないだろうから一旦リフレッシュしてもらいたい。一時帰国もアリなのでは。その間は大迫がしっかりやればいい。

大迫・ジウトンが入ってからはキープ率が上がって押し込む事ができた。流れを変える仕事はした。あとは3人目の交代枠として竜太が居れば良かったが。疲れた篤人よりフレッシュなジウトンの方が期待が持てる。岡田よ、こんな状況でも篤人を使うのか。ヤットと共に壊れるぞ。

今年の仙台は初見だったが去年まで積み上げたものが想像以上に通用していた。もっと引いてくるかと思ったがどんどん前から来た。フェルナンジーニョがフィットしていて効いている。あれで梁・関口へのマーク分散の効果も出ている。それから富田の1対1で負けない成長ぶりに驚いた。順調にいけば残留は大丈夫だろうから頑張って欲しい。そういうわけで来週の日本平は行く予定。

次は一週間空く。日程や怪我人や気候などと戦いながらのやりくりが続くが勝ち点を取っていきたい。この試合のマイナスを次から取り返していくだけ。ジタバタする必要はない。たかが1敗だ。

2010J2第5節 草津×熊本

2010-04-03 | Jリーグ

土日きっぷの改悪版としか思えないウィークエンドパスを手にしたので前橋へ。しかし宮城に今週行くのに先週で土日きっぷ終了とは悲し。2年ぶりに敷島行ったが登利平のとりめしはやっぱり美味い。

群馬といえば「かかあ天下と空っ風」なんて言われているがアウェーチームが風を味方につけるとは草津にとっては皮肉なもの。前半途中から吹き始めた強い風は後半の熊本にとって追い風。それを見事に生かした福王のロングシュートが結果的に決勝ゴール。

無敗を継続した熊本。効率的で良いサッカーをしていた。トップの井畑に当てて押し上げる形を作る。序盤は2列目のサポートが遅く孤立していたが、徐々に連動性が高まって前半途中に流れを掴み始めてからすぐ同点に出来たのが大きかった。後半は終始熊本ペース。終盤は押し込まれたが草津の拙攻にも助けられて守りきった。

キャプテンマークを巻いた原田はさすがに良いパス出しをする。一部では直接FKの精度なら某現日本代表より上と言われたキック精度はJ2では高水準。それと渡辺匠。終盤に起用されるとポジションはまさかのFW。この使い方は驚いた。GKは柏から移籍の南。さすがに並みのJ2とは安定感が違う。

草津は去年と別のチームに生まれ変わった印象。そして変化した事で中盤の構成力が落ちた。熊林・櫻田に後藤といった昨年の主力がベンチを暖める現状。監督交代の影響もあるだろうが、去年は可能性を感じた草津のサッカーが残念な方向に変化していた。

相手のスローインで足を止める場面が多数。攻撃はパスが3本も繋がらない。ラフィーニャ投入後は流れが良くなったがチームとして相手を脅かす攻撃を見せたとは言い難い。これで5連敗。それでも試合後にブーイングもせず、チームコールで支える忍耐強いサポーターに心打たれた。

帰りはシャトルバスで前橋へ。渋滞も無くサクサク進んだ。しかし行きも帰りも乗降者数ゼロだった中央前橋駅は経由する意味があるんだろうか。以前は前橋からダイレクトでスタジアム行だったが。前橋からは電車を乗り継いで帰ってきた。新幹線を使わずとも明るいうちに帰ってこられた。さて明日も朝は早い。