Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

35倍カレー

2010-01-30 18:16:35 | 飲食
土曜日の出勤のときは昼食はカレー。いつもは午後2時半でランチタイムが終わってしまうインドカレー屋が、土曜日は開いていて昼食に間に合うので、とびきり辛く35倍にしてもらって眠気を覚ます。
普通は10倍前後らしいが効かないので、最近はいつも35倍で頼んでいる。チキンカレーとエビのカレー。ナンが好きなので、たまーにもう一枚追加をお願いすることもある。完全な食べ過ぎ。
今日のはタンドリーチキンが冷えていた。
今日は一緒に行った同僚が40倍を頼んた。作る方は5倍分差をつけなければいけないので、40倍の方はレッドペッパーの粒が浮いて見えた。ちょっと味見したが、差をつけるためのような辛さだった。落ち着いて食べるなら35倍でいいや。
香港駐在時代に、インド人が開くカレーレストランによく行った。日々辛いのを注文していたら、ある日マスターが「これ食べてみろ」と小さな青色唐辛子を持ってきた。かじると頭を「ガツーン」と殴られたような感じ。動悸が速くなり頭皮から滝のように汗が吹き出てきた。いくら水を飲んでも、辛さが収まらない。「ヒエーっ」。インド人のマスターはニヤニヤ笑っていた。ハバネロか何か特別な唐辛子だったようだ。自分たち以外が辛いものを食べられるとしゃくに障るようだ。

アバター張家界騒ぎ

2010-01-29 21:54:56 | 歴代中国旅行

「タイタニック」を興行成績で抜いたという映画「アバター」。見てないんで内容については何とも言えないが、中国では大盛り上がり。全盤西化(全面的西洋化)を恐れる当局は、周潤発(チョウ・ユンファ)主演の“国策”映画「孔子」を上映するためにアバターの上映期間を切り上げたなどと報じられ、人民は怒っている。
で、アバターのスタッフは奇岩で有名な世界遺産、湖南省の張家界の写真を撮り、それを映画の山のCGの参考にしたとして、張家界村の幹部が、アバターのモデルとなった、もともと「南天一柱(乾坤柱)」と呼ばれていた山を「アバター・ハレルヤ山」と改名したという。さらにキャメロン監督を張家界の名誉村民にしようなどとの構想も持ち上がっている。
これに対して、ネット上で「西洋かぶれ」「中国伝統文化への冒涜だ」「金の亡者め」などと炎上しているという。

張家界は数年前に行った事がある。当時は、韓国テレビドラマの舞台になったとして、まわり中ほとんどが韓国からの観光客だった。土家(トゥーチャ)族が多く住む街で、観光地としては割と新しい。世界遺産の条件に合わない奇岩を登る高速のエレベーターを作って景観を損ねてしまい、ユネスコの視察の際には、それを大きな布で隠して事なきを得たという。
なんか、もともとマスコミを使って町おこしをしようとの考えが強い村なのかもしれない。

川島芳子死亡確認

2010-01-26 04:46:08 | 時事
「東洋のマタハリ」「男装の麗人」として知られた川島芳子は、戦後、死刑の際、替え玉説が根強くあったが、共同通信がこのほど、川島芳子の死刑を確認した、との中国側の資料が台湾で発見されたと報じた。

川島芳子はれっきとした中国人、満州人で、本名は愛新覚羅顕●(王へんに子)=あいしんかくら・けんし=。清朝の皇族だ。ラストエンペラー溥儀の親戚だ。中国の通称名が金壁輝。
いまでも金姓はもともと愛新覚羅だったという人は少なくない。もちろん朝鮮族にも金は多いが。イスラム教を信じる少数民族の中には馬姓も多い。もちろん、漢族でも馬姓はいる。台湾の総統・馬英九はもちろんイスラム教徒でも西域の出身でもない。
清朝滅亡直前、父親の粛親王が日本とのつながりをもって、場合によっては亡命先にしようと、川島浪速の養女とした。少女時代を日本で過ごした。その日本語能力と人脈、人をひきつける性格などで関東軍は彼女を諜報活動に利用し、満州国建国前に溥儀の夫人、U+742C蓉(えんよう)が天津から脱出する際に護衛した。
写真は遼寧省旅順にあった芳子が日本に来る直前まで過ごした家。粛親王は清朝滅亡直前に北京を脱出、旅順に亡命していた。

テレビ朝日がかつて、芳子は中国東北部で暮らしていた方おばあちゃんだ、という女性の証言や、彼女が生前大切に持っていた蓄音機や李香蘭の蘇州夜曲のレコードなどを紹介した。かなりリアルな感じがしていたが、その後、長春市当局によって否定されたという。現在の共産党政権にとっても、川島芳子は漢奸(売国奴)だから、死刑から免れた、というのは国民党政府の不手際だったとしても、あまりいい話ではないだろう。
共同通信が当時の国民党政府の死刑執行に関する書類を見つけたといっても、当時の腐敗した官僚体制を考えれば、決定的な証拠とは思えないが、芳子が生きていた、としても、ナンセンスな話ではある。
近くNHKが芳子についての番組を放送するようだが、この辺までは踏み込めないだろう。

グーグルって

2010-01-20 03:26:23 | 時事
中国当局に都合の悪いコンテンツや語句に対する自主検閲を強いられているうえ、反体制活動家が利用するGメールへの中国からと見られるサーバー攻撃が相次ぎ、米グーグルが中国撤退をほのめかしていることが話題になっている。一歩も引かないようなポーズをとっていたグーグルだったが、最近ニュースが聞こえてこない。
中国の熱狂的愛国者たちが書き込む人民日報の投稿サイト「強国論壇」を見てみると「グーグルは中国の法律を守れ!」「米国の論理を中国に押しつけるな」というような論調が目立つ。当然、サイトは中国当局の宣伝部によって監視されているから、グーグルに同情的な中国当局を批判するような書き込みは、仮に書かれても直ちに抹消される。そして、世論をリードするように当局によってサクラ的に書き込まれ、討論を誘導していく。中国当局のホンネというか、戦略方針とみていい。
ロイターなどの報道によると、中国外交部(外務省)のスポークスマンは定例会見で「中国で活動する外国企業は中国の法規を尊重し、中国の慣習と伝統を尊重し、相応の社会的責任を負うべきだ。当然ながらグーグルも例外ではない」と語ったという。中国を拠点とするサイバー攻撃に遭ったとするグーグルの主張については「中国企業も同様に攻撃された」と述べたという。
強国論壇の主張と同じ筋の展開だ。当然といえば当然だが。

我々西側の人間ならネットを開放、自由化しなければIT産業のみならず経済全般の発展も見込めないとわかるが、中国当局の石頭たちにそのような感覚はまったくない。そんなことよりも世界と中国をつなぐインターネットを放置して民主化活動、チベットや新疆の独立運動などを助長することで、自らの組織の存在を危うくする方が大問題と考える。組織を守るためにネットを封鎖する、その代償として経済発展が少しぐらい遅れようが、中国企業が不便になろうが、知ったこっちゃないのだ。
ところが中国でもネット人口が爆発的に広がり、当局の介入が物理的に不可能になりつつある。以前、このブログで触れたジャッキー・チェン(成龍)が「中国人は管理されたほうがいい」と暴言を吐いたことで、「強国論壇」に「猫」の字を使った毛沢東批判が現れたこともその一例だ。天下の人民日報のサイトといえども、おそらく機械によるキーワード監視程度なのだろう。ちょっと知恵を使って「毛」を同じ発音の「猫」に代えて毛沢東批判を書き込んだことで、その監視をくぐり抜けてしまったのに違いない。

ということで、人の手を使わないでネットを監視する、ネットを使った民主化活動を取り締まるために、中国当局はさまざまな方策をたくらんでいる。

以前紹介した、中国で使用するすべてのPCに接続監視ソフト「グリーン・ダム」を導入するよう強制しようとしたのもその一例。西側諸国や企業の反対で「すべての」PC導入を見送ることなったが、中国国内のネットカフェのPCには導入されている。ネットカフェからの情報発信には注意しなければならない。
中国当局は、マイクロソフトの「ウインドウズ」など、中国で使うソフトで、ソースコードの公開を求めることも強いたが、これも反対を受け、いまのところ見送られている。これらは今後いつ復活するとも限らない。
携帯電話のメール機能のうち、わいせつ目的のものを排除する監視体制を作ったとも報じられたが、わいせつは単なる口実で、当局に都合の悪い民主化活動などのメールを排除しようとしたものと考えられる。

これらはいずれも当局が民主活動家や独立主義者、分裂主義者たちが使うメールの中身を閲覧するために、ハッキング手段を確保するために行おうとしていると考えていい。「中国の法規、慣習や伝統を尊重せよ」というのは、このような理不尽な屁理屈を守れ、と言っているのだ。

天安門事件の写真が見られるなど、枝葉末節のニュースばかりクローズアップされているが、実際、中国当局が狙っているのはこのような言論弾圧だ。このような理不尽な措置に抵抗し言論の自由を守ろうとするグーグルの行動が、中国当局によって巧みにはぐらかされてしまっている。

それではグーグルは今後、中国と断絶して本当に撤退するのか。ヤフーやマイクロソフトも後に続くのか? そうは考えにくい。グーグルの勇ましい発言も聞こえなくなってきており、水面下で中国当局と交渉している可能性が高い。

マイクロソフトは、中国国内で販売されるPCのほとんどがウインドウズを使っていることから、中国市場撤退は考えられないだろう。ヤフーは中国進出に際して、アリババ・ドットコムの親会社アリババ・グループの株式40%を取得しており、中国市場でのアリババへの依存度を考えると容易に撤収できないのだそうだ。

またまた小籠包

2010-01-18 11:25:26 | 飲食
福岡に行ったので、映画を見終わった後、また南翔饅頭店の支店に行った。今回は上海蟹はもうなかった。散財したくもなかったので、ランチメニューに蟹味噌小籠包と大根と金華火腿(ハム)のパイ包みを追加した。

ランチには普通の黒豚小籠包4個がついている。蟹味噌小籠包は、蟹がもうフレッシュでないのか、スープがやや濁った味がした。旬を過ぎるというのはこういうことか。で、金華ハムの言葉につられて注文したパイ包みはおいしかった。金華ハムはほんのちょっとしか入っていなかったけど。赤いサラミのように見えるのが金華ハム。うちの冷蔵庫にも入っていて白菜などと炒めると美味だが、結構塩気が強いので、量を多くしすぎると大変。パイ包みは味の濃さもちょうど良くてゴマの風味もよく効いていて、頼んで良かったなあ、と満足、満腹。

夜は知り合いの中国人夫婦らと中華を食べたのだが、おしゃべりに夢中になって料理の写真を撮るのを失念。ハルビン出身の店主とのことだが、かなり日本風にアレンジされていて、餃子などちょっと物足りない部分もあった。

今回、新しく買ったザクティで静止画も撮影したが、暗いところにも強くてピントもなかなか。ボケ味もよかった。パイ包みの全体像はややピンぼけですけど。

「きみに微笑む雨」見た

2010-01-18 03:01:17 | 映画鑑賞

震災後の四川省成都が舞台だというので韓国と中国の合作映画「きみに微笑む雨」(好雨時節)を見た。ホ・ジノ監督、韓国のチョン・ウソンと中国の高圓圓の共演。
物語は四川大地震から1年過ぎた成都。韓国企業の現地支店の状況を見るため、出張してきたチョンが、杜甫草堂で英語ガイドをしていた高と偶然再会する。2人は米国留学中に知り合い、互いの気持ちを伝える前に帰国し連絡は途絶えていた。急速に接近するが高は一線を越えることを拒み続ける。それには理由があった……、みたいなストーリー。

ま、韓流映画だな。その日の一回目を見終わって出ると、二回目を見ようと並んでいたのは韓流好きそうなお姉さまばかりだった。
震災後の四川で知り合いが元気がなければ、普通そのくらい想像できるだろう、ノー天気でデリカシーのない韓国男。
韓国側から見た、ミステリアスな中国女、みたいな表現の仕方で、日本人にとっても「中国人はわからない」みたいなところがあるから、物語へのアプローチの仕方は似ているのかもしれない。中国人が見ると逆に違和感があるかも。
懐かしい成都の風景がたくさん出てくるが、冒頭、車が道路を慈悲もなく横切ったり。実際、中国の交通ルールを守らないのはそのとおりだが、かなり誇張した感じがする。「成都って田舎っぽい、遅れてるー」みたいな先入観を持たせるような監督の小芝居が鼻につく。空港に見送りに来たチョンの現地支店長を先に返す言い訳で「僕があなたの後姿を見送りたいんです」っていう考え方は、違和感が残るけど、先輩を立てる生活習慣をもつ韓国人にとっては理解できるのかなあ、と興味深かった。
自転車に乗らなくなった理由がやや説明不足か。後半の部分は容易に想像がつくが、この映画は美男美女と杜甫草堂や動物園のパンダなど成都の風景を見せ、2人の英語のジョークを交えた会話を楽しむものなのだろう。

ただ、チョンはいかにもかっこいい兄ちゃんが歩いている、という歩き方だったし、高は当然のことながら、モデル歩き。映画を見終わって外に出て、街を歩く女の子たちを注意して見てみたが、モデル歩きしている人など皆無。高は、成都の女の子という設定にしては、あまりに洗練されすぎ。地元の女の子なら人力車を引くおじいちゃんに標準語で行き先を言うわけはないだろう。おじいちゃんは「要得(ヤオデ)=はいよ=」と四川語で答えているのに。もう少し四川語っぽいせりふがあっても良かったかも。その辺は韓国人監督ではわからないだろうな。

東北白菜漬鍋

2010-01-14 01:33:58 | 飲食

雪が降ってものすごく冷え込んだ夜。いつもの餃子屋さんに行った。風邪になりかけなので一人鍋でもするかあ、と思ったら、店主の韓さんが「白菜酸菜鍋作ったよ」。即決。
大連など中国東北部から持ってきた白菜漬けの風味を生かした、さっぱりした鍋。白菜漬けは酸っぱいので洗って酸味を抜き、蟹でダシをとってるのかな。ホタテの貝柱や相当煮込んだ豚肉もうまい。

と思っていたら、ビーフンを一皿持ってきた。中の白菜をおおむね食べつくした後に入れた。汁を吸ってうまい、うまい。完食。汗かいた。風邪もふっとんだかな。
昨冬この店で出してなかったし、2年ぶりぐらいかな。

池袋反中デモ

2010-01-13 03:55:55 | 時事

日本で発行されている中国語紙「中文導報」によると、東京・池袋駅西口前の中華物産店「陽光城」前で10日、「新右翼」と自称する若者たちによる反中デモがあった。警察が出動し、大きな混乱はなかったという。
安いアパートや日本語学校が多いため中国人留学生が住み着き、次いで中華料理店や食材屋、ビデオ店など、池袋はここ十数年で本当に中国人と中国系の店が増え始めた。08年には在日20年の中国人を中心に「トウキョウチャイナタウン計画」構想が持ち上がり、店同士のネットワークを進めようとしている。一方で、古くからの日本人商店主たちはこれを警戒、反中のデモが起きるなどして、構想は思うように進まず沈静化している。
彼らの反対の理由は、日本のマナーを守らないこと、マフィアが跋扈するのではないかと恐れることだが、当然といえば当然だ。冷凍餃子事件やチベットや新疆ウイグル自治区などでの民主化抑圧などで日本における中国のイメージは極めて悪い。馳星周の「不夜城」や、古くはジョン・ローン主演の映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」などチャイナマフィアの印象は強烈だ。中文導報は「反中は日本人を代表しているわけでない」と書いているが、事態を悪化させず沈静化させるためだろう。代表はしていないが、実際は多くが不信感を持っているだろう。
中国人は海外に行っても自分たちの習慣を捨てようとせず、チャイナタウンを作り始める。排他的で地元の人々からの理解は不足する。唯一の成功例は日本最大のチャイナタウン、横浜中華街だが、ここでは古くからの華僑たちがこのような心配事を払拭しようと努力してきた。その結果、華僑の居住区というより、日本人にとって居心地の良い中国的テーマパークになった。そこに華僑の生活の匂いはない。80年代から中国の改革開放に伴い残留孤児の子孫や留学生、出稼ぎなど「新華僑」が入り込み始め、新たな展開を見せ始めたが、「旧華僑」たちは彼らと話し合い、協力して現在の繁栄をもたらした。

池袋の場合は、旧華僑がおらず新華僑だけで話を進めているのが問題を難しくしているのではないか。地元商店主との協力は不可欠だろう。「陽光城」にいると、日本人が冷やかしで肉まんを買いにくるというより、中国人たちが必要に迫られて食材を買いに来るのが多く目につく、売っているものもお土産というより実利的なものばかりだ。近くの四川料理店も本当に辛く、日本人には無理かなあ、という味だ。中国人と正宗川菜(本当の四川料理)を味わいたいという日本人が訪れている。
「横浜は日本人のためのチャイナタウンで、池袋は中国人のためのチャイナタウン」と誰かが言ったが、なるほどと思う。後者が本来の意味のチャイナタウンなのだろうけど。日本化してしまったチャイナタウンでなく、そういう選択肢も残しておいてほしいとは思う。

3台目のザクティ

2010-01-09 19:17:17 | Weblog
旅行などでビデオとして使っている三洋電機のザクティ。ハイビジョン画質で手軽に撮れるので使ってきたが、やはり年末の諸葛鎮で夜景撮影が暗かったなあと思っていたので、やっちまった。3台目のHD-2000を購入。

これまでHD-1000でフルハイビジョン撮影が可能になり、2年以上愛用してきた。その前のハーフハイビジョンのHD-1Aは、僕に動画撮影の面白さと難しさを教えてくれた。テレビを地デジ対応の液晶テレビにしたことで1000を導入。今回、2000が発売から1年近くなり価格も十分下がってきたため買った。といっても底値は10月ごろだったらしい。ま、デジタル製品は「欲しい時が買い時」。まだほとんど試し撮りしていないが、暗いところでの解像度は格段にアップした感じ。画質も向上したようだ。静止画も画素数が上がった。バッテリーなどアクセサリーがすべて今までの1000のものと流用でき、使い勝手もほぼ一緒なのでそこも買った理由。

と、品物が届いた日に、三洋電機がザクティの新製品を発表したようだ。

ありゃりゃーっ。英文の説明を見ると、かなり薄く軽くなったらしい。これは下位モデルの後継機かな? 薄くなったことで、従来の明るい開放F値1.8レンズや1時間半以上もち、実感的には一日の撮影に耐えるバッテリーの容量などが犠牲になる可能性もある。デザインは女性にも受けるように小さくなったようだ。

三洋電機はパナソニックと合併、ビデオカメラ部門もパナに吸収されるのかなあ、と思っていたら、ザクティは何とか生産が続くらしい。発売から1年近くたち、新製品が出る可能性も否めなかった時期に購入したわけで、その辺は織り込み済み。見なかったことにしてザクティHD-2000での撮影を楽しむつもり。

秋葉原

2010-01-05 19:53:45 | Weblog

正月休みもこの日限り。首都圏とも暫しのお別れさ。
秋葉原はヨドバシカメラが出来たサイドの再開発が進んで、昔からの電気口側は寂れてしまったねえ。

ラオックスのビルはクローズしたまま。東芝リブレットのユーザーが改造のための部品を買い求めたチチブ電機も一階は萌えーっとした店になってしまった。裏通りには依然としてパーツショップも健在だが、街灯も暗い。
表通りに回ると、膝枕による耳掻きエステの店とか、コスプレの娘たちがビラを配っている。娘たちをキョロキョロみてたからか!?警察に職質された。着替えや餅などが入った大きなリュックを背負い、よほど不審者っぽかったのだろう。チョームカつく。
「秋葉原であんな殺傷事件があったもので。ナイフとか持ってないですよね」とリュックを開けるように求められた。まるで容疑者だ。「後ろから物を盗まれたら無用心ですから」とか、とってつけたように言いやがって。「こんな風に職質されたことありますか?」とも聞かれた。相当浮いてたんだな。不愉快!!

秋葉原の前に寄った池袋で、日本最大のヤマダ電機は正月休みが終わったからかガラガラだった。最上階は「ガンダム」。ゲームやらガンプラやらDVDやら、独自の世界。
駅前の中国食材の店は依然、品数豊富。中国語が飛び交っている。前日横浜中華街で買った品物もあったが横浜の方が安かった。良かった。
サッカーショップ加茂では福袋も売れ残り気味かな。W杯の年だというのに。

横浜中華街

2010-01-04 23:46:43 | 飲食

正月に帰省して4日目、横浜中華街へ行った。二年ぶりかな。
まず二年前に出来たという女馬租廟へ。五百円で線香を買い、中まで入ることができる。ひざまずいて三回頭を垂れる一連の礼を三回繰り返す「三跪九叩頭」を家族に説明していたら中国人の係員に「昔の正しいやり方。なぜ知ってる?変な日本人」と言われた。別の台湾人の係員からは中国語で「どこの国の人?」って聞かれた。旧暦の3月20日にお祭りがあるらしい。
街中はテレビチャンピオンの肉まんの店という派手な看板と、甘栗の客引き、食べ放題の店のビラまきばかり目立つ。

関帝廟を見て昼食。かつて中華街の企画を書いたときにお世話になった「萬来軒」の跡地に出来た四川料理屋が上海蟹もあるというので入る。蟹以外は、アスパラとアワビの炒め、辣子鶏、チンゲン菜の貝柱の蝦味噌あんかけ、麻辣刀削担々麺、牛バラご飯と、デザートに台湾の屋台でよくみるゼリーの愛玉氷。いずれも美味しかった。


炒飯、春巻、焼そば、シューマイなど炭水化物の主食のみ食べていた家族連れの、小学校低学年風の子供がテーブルを離れるとき、僕らの料理をジロジロ見ていた。

自分用お土産にチャーシューと崎陽軒のシューマイ、源豊行の甕出し紹興酒。お土産に冷凍湯圓と胡麻団子のお菓子。

昔の馴染みの店、山東には行列が、梅蘭には支店がいくつも出来ていた。

関東の雑煮

2010-01-03 15:58:01 | 飲食
日本各地、雑煮の種類は様々。生まれてこのかた、母親がつくった雑煮しか食べたことがない。昆布と鰹ダシの醤油味。鶏肉、里芋、ニンジン、大根、ナルトが入った汁に焼いた切り餅を入れる。上に三つ葉とユズを散らす。

曹操の墓の経済効果

2010-01-01 14:39:23 | 時事
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

またまた曹操の墓ネタですが……。
中国人といえばカネ。新華社のウェブ版では早くも、曹操の墓発見で安陽市にどれだけの経済効果があるか、との試算の記事がでた。毎年少なくとも4.2億元(約60億円)だそうだ。結構少なめだなあ。
安陽市の張笑東市長は、曹操の墓が見つかったことで、将来、社会、経済、環境面の効果を一体化させた三国志文化、文物保護基地と観光インフラを整備したいと話している。話はうまいが、まあ、箱物行政だよ。中国人が観光インフラを整備すると、現実より大げさな箱物を作りたがる。土建屋を設けさせるために。あ、日本も一緒か。教養のない観光客を惹きつけるために、テーマパークみたいな下品なアトラクションを付加しているところがしばしばある。
曹操の故郷とされる安徽省亳州市は墓発見のニュースに、担当職員を安陽に派遣したと、前回ブログで紹介したが、同市は「曹操の墓である」とあっさり認めてしまった上で、安陽市と共同で観光面での共同事業を打診したのだそうだ。曰く「曹操ブランド」を共同開発し、ウィンウィンを実現したいのだそうだ。はい、そうです。中国人はカネです。
60億円の試算の根拠については、2008年の安陽市の観光収入は54.9億元、同市を訪れた中国人観光客は1180万人、外国人は3.5万人。5月のゴールデンウィーク期は37.32万人で観光総合収入は2399.57万元。10月の国慶節期は76.6万人で2.73億元だった。観光客1人当たり214.8元を安陽に落とす計算になる。もともと殷墟という世界遺産があるとはいえ、教養のない中国人がこのような歴史遺産に興味を持つとは思えず、観光地的にはあまり健闘していないんだなあ。西安の秦の始皇帝の兵馬俑博物館は200万人という。曹操の墓にも兵馬俑並みの200万人が来ると想定すると、この214.8元をかけて、経済効果は少なくとも4.2億元になるとの計算だという。

数字にあまり説得力はないが、僕もブログで、もし本物の曹操の墓だったら兵馬俑級の遺物だと書いたが、彼らも兵馬俑を視野に入れているようだ。ただ、西安の兵馬俑博物館のような設備ができあがるまでには何年かかるのか。例えば四川省成都市の郊外にある三星堆博物館は、1992年から建設を始め97年完成だそうだ。大きな耳や目を持つ黄金仮面などの遺跡が発見されたのが86年だから、10年かかった計算になる。ということは、曹操の墓も今後1、2年では観光客対応は難しいかなあ。