Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

ほっともっと北京に

2010-07-22 01:56:16 | 飲食

福岡市に本社を置く持ち帰り弁当の「ほっともっと」が中国に進出するそうな。日本の弁当業界では初とのことだが、冷たい作り置きのご飯を食べない中国人に浸透するかどうか。
やや高所得の中間層をターゲットにするということで、北京市西北にある「中国のシリコンバレー」ともいわれる中関村に第一号店を置くという。持ち帰りに慣れない中国の顧客のために、店内にも座席を設けるとのこと。将来は200店舗ぐらい検討しているらしい。
中国語名の「好麦道」は中国語の発音が「ハオ マイ ダオ」で「ほっともっと」に近づけているようだ。「麦」があるのはマクドナルド(麦当労)などにもイメージを合わせているのかも。
メニューはほぼ日本の空揚げ弁当(17元)やノリ弁(16元)、カツ丼(19元)を出すとのことで、日本円にして200~300円だが、中国の物価的にはやや高め。吉野家や味千ラーメンも、ファーストフードというより、若いアベックらが食事するちょっとこじゃれた雰囲気が受けているのに対して、店内で食べることがあまり出来ない選択肢を彼らが選ぶかどうか。結局店内で食べる人が増えるのではないか。
空揚げやカツ丼は中国人の口にも合うとは思うが。ノリ弁のかつお節はどうかなあ。買ってすぐ食べるのなら中国や香港もあるが、仕事の合間にかきこむような感じ。ちょっと余計にお金を出してそういう弁当を食べるかなあ。お米は日本のご飯は人気が出そうだけど。
まずはお手並み拝見。すぐに中国資本が真似をして、もっと安くて中国人のニーズにあったメニューを盛り込んだモノができるのではないか。
「ほっともっと」のプレナスはいろんなノウハウの意匠登録をしているのかなあ。ま、パクリ文化の中国では無意味かもしれないけど。

フランス料理

2010-07-18 00:18:46 | 飲食
お友達のお友達の行きつけのお店に連れて行ってもらった。フレンチとイタリアンのミックスみたいなお店。
まずはオードブル。一口サイズが4人なので一人3個。僕は右下のサバの燻製と、ジャガイモの冷製スープ、その下のウエハースに色々のったちっちゃいやつ。サバの燻製よかった。スープはさっぱり目でオードブル向けだった。

その次はサーモンのあぶったの。上にのったイクラの塩味がいいバランスで美味しかった。右側は山芋と茄子。真ん中の黄色いのはマンゴーソースだが僕的にはなくてもよかった。

フォアグラの焼いたの。味が濃い目で焼き目もよかった。下のリゾットは赤米も混じってた。キノコの味が染みてさっぱり味だった。リゾットの米の食感って、炊いた米と違ってこれはこれで新鮮。


イカや貝類のパスタ。パスタはモチモチしてアルデンテ。イカや貝の香りが染みてうまかった。ちっとも生臭くなく、処理の仕方がうまいなあ。


ラップに包まれて出てきたのは、イサキやエビやレンコンや茄子。イサキは焼き目はバリっと中はしっとり。うまーい。エビもプリプリ。なんか和食みたいだけど。ご飯にもパンにもいける感じ。


次はどちらかひとつを選択。左は鴨のロースト。お隣さんが選択。一口もらったら肉汁じわーっ。んまい。右側が僕が頼んだイベリコ豚。噛むと肉汁が口の中に広がり甘ーい。噛めば噛むほど肉のうまみが実感できるよー。撃沈。焼いた野菜も美味しかったし、左側の中国のキノコももっちりしっとり美味しかった。


お店を予約するときに、特別な日イベントとして申し込んだということで、ケーキ。意味不明の「おつかれさまでした」で、ケーキを前に店員が写真を撮ってくれた。このケーキはお持ち帰り。


店内にスイーツコーナーがあって、好きなものを選べる方式。甘いものは別腹とは言えども、全部食べたわけではない。僕が食べたのは左側の4つ。器に入っているのはプリン。「杏仁豆腐かと思った」とつぶやいたら、「こういうお店は中華ではないのでは。杏仁豆腐はないでしょ」とグサリ。そりゃ、おっしゃるとおりですけど。手前のパイの上にのっているのはマンゴーかと思ったら、プリプリしていた。固めのゼリーだったのかなあ。不明。

よく食べたあ。連れてってくれて、ありがとうございました。

タイ料理

2010-07-15 03:14:15 | 飲食

久しぶりのタイ料理。
ずっと前に鶏肉のバーベキューを食べたので、今回は違うものを、と
ワタリガニのタイ風カレー炒め1500円。
タイ風カレーということで、ココナッツミルクの味が美味。ご飯にかけてもいけるなあと思った。

青パパイヤのサラダは結構好きなのでまた。青いパパイヤってすごい辛い。香港駐在中、中環(セントラル)のエレベーター脇に当時結構本格的なタイ料理屋があって、初めて食べた青パパイヤがすごい辛くてびっくりした。大根か何かのサラダかと思って食べたら大汗かいた。ここのはそれほどではない。ちょっとピリっと辛いぐらいか。

豚肉の串焼きも美味しかった。タレはちょっと甘酸っぱいのと、マヨネーズベースのものと2種類。マヨネーズベースが結構よかった。
これ以外に生春巻きとか、シンハービールとメコンのコーラ割りを飲んだ。メコンはタイウイスキー。原料は米。こんな酒まであるから、ここは結構お気に入り。

XactiとDVD周り解決

2010-07-11 15:16:21 | Weblog
これまでDVD観賞用に使っていたリージョンフリーのDVDプレイヤーが酷使に耐え切れず調子がおかしくなり、価格ドットコムの書き込みなどで存在は知っていた韓国LG電子製ブルーレイプレイヤー「BD370」を購入した。16000円ほど。

これ、すごい。早くに知っていればもっと楽だったのに。DVDやBDの再生はもちろん、パナソニック製ブルーレイ・レコーダー「DIGA」でハイビジョン画像をAVCREC圧縮して一般のDVD(CPRM)に書き込む録画モードHG、HX、HEまで読める。DIGAで録ったDVDの再生用に使えるわけだ。
最高に感動したのは、AVCRECのフォーマットと違うとして、BDデッキのHDDに書き込んでBD化できなかった三洋電機のビデオデジカメ「Xacti2000」で撮ったMPEG4のファイル、つまりH.264のファイルをそのままDVDに焼きこんだデータDVDをムービーとして読めるということだ。

さらに前面パネルにはUSBポートがついていて、このUSB経由で外付けHDDとかカードリーダーをつなげて、Xactiで撮影したばかりの動画もカードリーダーから見ることが出来る。

これまで、Xactiの元々の機能であるドッキングステーションを経由してHDDに保存した動画をTVで見る「Xactiライブラリー」を使っていた。ただ、早送りが出来ない。その後、メディアプレイヤーというものを知り、1万円程度で購入。データとして書き込んだMPEG4ファイルが入ったHDDをUSBでつなぎ、HDMI端子経由でTV画面で見るようになっていた。
最初からこのBD370を入手していれば、これらのわずらわしさから早期に解放されていたのに。これで撮影後、単なるバックアップとしてDVDにデータを焼いていたものが、見るためのものとして利用できるようになった。それ以外にもDIGAで録った大量のハイビジョン映像のDVDも見ることが出来るようになる。DIGAの寿命も延びるだろう。
ただ、DIGAで録画したBDディスクは読み込めなかった。

なぜ韓国のLG電子に出来て、パナソニックやソニーは同じような製品を出さないのだろうか? AVCRECフォーマットに限定したデッキしか出さないのは、同じフォーマットで動画が撮影できるパナやソニーのビデオカメラを売るためだけの単なる囲い込みなのかもしれない。

もうひとつ、このプレイヤーをネットに繋ぐとテレビ画面でYoutubeを見ることができる。文字検索はアルファベットしか効かないので日本語動画を探すのは大変だが。

日本代表お疲れ様

2010-07-11 00:28:56 | Weblog
ワールドカップも残すは決勝と三位決定戦のみになった。決勝前夜、日本ではすでにデンマーク戦のゴールラッシュの興奮、パラグアイ戦のPK戦による決着による盛り上がりも過去のものになったようだ。
格上の相手に対する処方として、日本が提示した固い守備のやり方は、発展途上チームがベスト16、ベスト8に行くためのひとつの方法として、新たなモデルになるかもしれない。日本に勝ったパラグアイもスペインに対して同じように徹底して守っていた。しかし、やはり1点に泣いた。準々決勝でドイツがスペインに敗れたのも、ドイツにミュラーがいなかったこともあるが、超守備的に構え、中盤の流れるような攻撃スタイルを自ら放棄した結果だ。超守備的布陣は決勝トーナメントに進出は出来るが、世界の超一流国、スペインやオランダ、ブラジル、アルゼンチン、イタリアなどが本気になったときにはいつか破れる。

日本のマスコミは訳知り顔で日本の守備を評価する。もちろん結果は出したが、岡田監督は、そこまでやれるとはすでに了解していたのではないか。その上、16から8、8から目標の4に行くために、どうするべきか。その段階を考えた上での、中村俊輔や内田らを使ったショートパスをすばやくつなぎ、攻撃で日本らしさを生かして得点に結びつけようとするやり方なのではないか。
ただ、W杯開幕直前の国際試合で4連敗し、「理想のスタイル」を捨て、負けないサッカーでとにかく1次リーグを突破しようとの「現実的対応」に頭を切り替え、阿部をアンカーに置いて守備に専念させ、守備が安定したのはあちこちで触れられている通りだ。その結果、点を獲るためのオプションは少なくなる。本田が最後までこの布陣に反対していたということだが、その気持ちも分かるし、本当にベスト4、優勝を考えていたら守備的布陣をとってはいけない、と本田も分かっていたのだろう。

カメルーン戦、日本が先制点をとったため、その弱点は明らかにならなかったが、2戦目のオランダ戦、1点ビハインドの場面から、何とか追いつきたい、その結果、中村俊輔を投入、「理想のスタイル」が機能すればとの淡い期待を込めた。結果はまったく機能せず。
同様にパラグアイ戦、後半、延長を通じて、点を獲らなければ先に進めない場面。この大会初めて中村憲剛を投入したのは、過去に何度か試して岡田監督のお気に入りになっていた、憲剛をセンターフォワードの位置においてボールをあててキープさせたり、起点を作る、パスをつないで決定機をつくる、というスタイルを再現させた。いわば中村俊輔なき俊輔シフトを最後の最後で試した。W杯本戦でこれまでと違ったスタイル。残念ながらこれを臨機応変に使い分けられるほど、日本は器用なチームではなかった。
「8強に進出してボコボコにされるより、PK戦で負けたほうがよかった」。某新聞の運動担当の専門編集委員がとんでもないことを書いていた。野球のことしか知らない野球バカがサッカーについて知ったようなことを言うな、とあきれ果ててしまったが、もちろん、スペインにボコボコにされて負けたほうが、日本にとってよっぽど大きな収穫が得られるに決まっている。スペインほどの世界最強のチームがW杯という本気の舞台で、本気になって日本に当たるような試合環境が、キリンカップやその他の親善試合で得られるものか。日本はスペインが大舞台で本気になったときのスピード、当たり、テクニック、戦術に直に触れられることの出来る絶好のチャンスを逸したのだ。決勝進出したオランダとあたって0-1で健闘したではないか、との声があるが、予選リーグはあくまでも引き分けありの予選だ。トップチームは予選リーグを通じて調子を上げていくという。まだ本調子の前に当たっただけだ。決勝トーナメントの緊張感とは違う。

守備は評価された。ファインセーブを連発したGK川島がベルギーへ、エースキラーとして名をはせた長友がブンデスリーガと、海外で挑戦することになった。もちろん頼もしい。松井も「若いうちから海外に出たほうがいい」と言う。
しかし、長谷部はパラグアイ戦直後のインタビューでも、首相官邸に招かれたあとのインタビューでも、「国内のJリーグを盛り上げてほしい」と同じことを言っていた。自らはドイツで活躍している長谷部が、自分が出てないJリーグを盛り上げてくれ、と言っている。つまり、日本の選手が国際標準の実力を得るためには海外に出るしかないのは悲しすぎる。Jリーグを国際水準まで高めて、Jで活躍すれば世界でも通用できるレベルに上げて、また日本のサッカーファンもそれを応援してほしい、長谷部はこう言いたかったのだ。日本代表の躍進でにわかサッカーファンが増えたのはよし、今後もサッカーを見放さずに応援して盛り上げて真のサッカーファンになってほしい、と。長谷部の考えには頭が下がる。将来日本サッカー協会を背負う人材になるのではないか。

4年後、そしてその先の日本サッカーは何を目指していけば良いのか。守備的なチームの中からヒントの一端はうかがえる。パラグアイしかり、ウルグアイしかり。守備的な布陣のなかでFWの2人、あるいは3人だけで、後方からの押し上げもなく勝手に攻撃に行って得点するオプション、というより、このような技術と球際に強いFWの育成だ。そうすればたぶん、とりあえず8強に、もしかすると4強まではいけるかもしれない。
日本の今大会全4得点を分析すれば、カメルーン戦の本田の1点は、厳しい言い方をすればカメルーン守備陣が伸びすぎる傾向のあるボールの性質を十分把握しておらず、目測を誤った結果のミスに乗じて獲った。崩したものではない。
デンマーク戦の2FKはすばらしいが、まぐれともいえる。遠藤のFKは相手の壁とGKのポジショニングミスだろう。3点目は、なんとか1点を獲って追いつこうと前がかりになったデンマーク守備陣のスキをついたもの。もし日本が先制され1点を追う場面を想定すると、ああいう状況は生まれない。日本は1点ビハインドの状態から点がほしいというシーンで得点できなかった。2002年、韓国には安貞桓(アン・ジョンファン)がいた。奇跡的なゴールを決めて、そしてイタリアに勝って8強、続くスペインとはPK戦の結果、4強になった。
日本サッカーが本物になるために、現状に満足せず、上を目指してほしい。