Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

非誠勿擾2見た

2011-01-20 17:37:02 | 映画鑑賞

前作で、中国人の間に大北海道ブームを巻き起こした「非誠勿擾」の続編、「非誠勿擾Ⅱ」を見た。中国では12月封切だったようだ。残念ながら北海道ロケはもうない。もっぱら南の島でのロケのようだ。

柳の下のドジョウを狙うのは香港映画の常だが、馮小剛監督は第2作でかなり趣を変えた。ここからはネタバレ注意だが、「Ⅰ」では、ユーモアを交えて北海道や結婚がいいなあ、と思わせる、前向きな気持ちになるストーリー、いわゆる「ハートウオーミングロードムービー」だったが、「Ⅱ」では結婚の意味とか、老後とか、命の重さとはかなさなどを描き、見終わった後はちょっと重い気持ちになる。結婚についてのさまざまな考えを、ⅠとⅡで長いスパンをもっと表現したのだろう。

ただ、離婚式の大げささや、聖書の代わりに札束に手を置き離婚への誓いをさせるやり方などなど、向銭看(お金至上主義)を揶揄される中国を皮肉っているのか、中国人が見るとまじめな感じなのか、ちょっと複雑、かつ嫌らしい感じだ。

主人公の葛優が居を構える南国の別荘のような場所は、成金になった中国人の憧れなのだろうか。上の写真のようにつり橋であちこちを行ったり来たりするような。北京や上海など冬、結構寒いところに住む金持ちの中国人にとっては常夏の場所はうらやましいのだろうなあ。これも脚色過多のような感じはするが、そもそもそういうトーンの映画だから。

それから、今回もあちこちにスポンサーとの提携があって、さりげなく商品を映し出している。「Ⅰ」に比べるとインパクトは少なかったなあ。「非誠」大ファンなら見ても笑えるかもしれないが、パワー不足は否めないかも。

楊貴妃の温泉

2011-01-10 15:08:06 | Weblog

山口県にある「楊貴妃の風呂」を標榜する温泉地のホテルに行った。以前、会社の旅行で行ったことがあるが、また行ってみようということで。
中国四大美女の一人、楊貴妃について、何の脈絡もないわけではなく、日本海に面するこの地に、安史の乱(755年)で都を追われた楊貴妃は死んでおらず(自害説、他殺説あるらしい)、船に乗って日本まで流れ着き、この地で亡くなった、という地元の伝承があるためという。今回行かなかったが、やや離れた海岸沿いに楊貴妃の墓もあるという。で、楊貴妃が玄宗皇帝と遊んだ西安の華清池にある楊貴妃のための温泉の風呂を模して、ホテル内に大理石を用いて再現したというのが、この風呂「華清湯 貴妃湯」。
もちろん、同じものではないが、中央部に蓮の花を模したものがあり、そこから湯がわき出ている。泉質はアルカリ泉のようで、肌がつるつるする。ま、美人になるかな。貴妃湯に入れるのは、女性が午後、男性が午前。
その反対には玄宗皇帝が好んで入ったという、華清池にある風呂を模した(ホント?)という「太子湯」がある。

ホテルには中国人が訪れては色々描くらしく、書画があちこちに飾られている。


で、風呂の後は料理。今回は鮟鱇(あんこう)づくし、ということで、これが鍋の具。鍋は味噌仕立てだった。

キンモクセイのワイン「楊貴妃ワイン」のあとは、これまた楊貴妃が好んだという粥に、クコの実、ゴマ、レーズン、松の実、ピーナッツなどなどを入れたものを食べ、食事に勢いをつける、のだそうだ。

フグは湯引きしたもの。生に比べるとちょっと。ま、勢いで、ということで。

突き出しは左からアンキモ、貝のカラシ和え、次は植物みたいだったけど明太子和えとのこと。アンキモはもうちょっとトロっとしていれば良かったのに。

定番の刺身。ま、そこそこ良かった。地元の近海モノというわけではなかろうが。

鮟鱇の唐揚げ。レモンを絞って梅塩で食べる。骨はあるが、なかなか良かった。でもフグの唐揚げの方が美味しいし好き。

アンキモのステーキ。結構味付けは濃かったし、あぶらギッシュ。これはアンキモからのものか。ま、鮟鱇づくしなら食べておかないと、という感じのもの。

鍋全体は静止画を撮るのを失念。味噌味で野菜も豊富でなかなか健康的で美味しかった。で鍋の具をさらった後は定番の雑炊。卵とネギだけ。醤油味の鍋の時などのように塩をふることもなく、味噌の鍋の素材の味そのままで美味しく食べられた。

考えてみると、今回は肉はまったく食べなかったなあ。

デザートはこれまた楊貴妃が愛してやまなかったというライチ。当時は南方の特産で、交通手段が発達していなかった頃は、西安まで運んでくるのは至難の業だったという。

で、翌朝、朝食を食べて、さあ帰ろうと思って外を見ると雪。最寄りの中国道の乗り口はチェーン規制というので、規制を外れたインターチェンジまで下道を走る。結構すごい雪の中を走る。で、関門大橋を渡りしばらくすると雪のため通行止め。渋滞する下道の国道3号線をひた走り、やっとのことで通行止めが終わったところから再度、九州道に乗り、帰り着いた。お疲れ様。

池袋中華街・・・?

2011-01-06 16:35:38 | 飲食

最近、中華街化が著しい池袋駅西口界隈。中華レストランが乱立し、中国料理の総菜屋も少なくない。その他もろもろ、中国語をしゃべる人たちが自転車でうろうろしている。
帰省の合間に寄ってみた。
写真は以前このブログでも触れた、反中の若者たちが店頭でデモをしたという陽光城。香辛料から冷凍餃子、紹興酒やその他の食材まで見ていて飽きない。で、安い。ビン入りの辛い香辛料は200円しなかった。で、3個100円の「青島産」ピータンを買った。まだ食べてない。でも、合理的な中国の価格が反映されているのだろう。全体的に高品質なものというより、安価な品揃えだ。冷凍餃子は一袋大量に入って400円ほどだった。ビニール袋には日本語で説明が書いてあるので、日本輸出用なのだろう。冷凍餃子といえば、河北省の事件があるのでイメージ的にどうか、とは思うが、多くの料理店ではそのまま使われているのでは。

大好物の油条も売っている。いいなあ。中国では朝食で豆乳や粥に浸して食べる揚げパンの一種。缶詰や生の上海ガニまで売っていた。怖くて手は出さなかったけど。実家だったら便利なんだけど。池袋駅に戻る途中に、生煎包の店まで見つけてしまった。上海名物の焼き小龍包のこと。鉄板にたくさん並べて、下の部分だけちょっとこげてカリカリに、中はふわふわ、肉汁ジュワーッというもの。猫舌なので今回は見送ったが、こんなのが近所にあれば便利なのになあ。と、池袋を後にした。



帰省中

2011-01-01 08:21:26 | Weblog
大雪が心配されるなか、順調に飛行機は飛び、無事羽田着。こっちは元旦の朝から快晴だーっ!
と、いうことで浜松町に向かうモノレールから富士山をバッチリ拝むことが出来た。元旦から今年は縁起がいいかも。
写真は携帯で撮ってトリミングしたので画質悪いですが。

謹賀新年

2011-01-01 02:41:01 | Weblog
昨年は日本での中国の評判を落とすさまざま出来事が起きてしまいました。上海万博のテーマソングパクリや尖閣諸島問題、パクリといえば成都の遊園地のガンダムもありました。政治の世界では権力闘争も激しいようですが、一段落したようです。
とおもったら、人民日報が温家宝首相の名前を間違えて、処分が出たようです。人名を間違えるのは新聞で一番まずいことですが、しかも国家指導者、しかも温家宝首相というと、なにやらいろいろ生臭い感じもするのですが、そこまでは掘り下げられないかな。
これからも中国は、物価上昇や不動産バブル、官僚腐敗など、問題は山積のようです。地に落ちた感のある日本の対中国観はすこしはよくなるのだろうか。一方で、新華社は年末に日本語サイトを立ち上げたようです。といっても、これをみても、日本人は「なんじゃこりゃ?」と思うだけかもしれない。それでも中国側は日本に自分たちを理解してもらおう、という姿勢を見せている、と好意的に解釈したいと思います。

年末でバタバタして更新が滞ってしまったこと、申し訳ありません。
今年もよろしくお願いします。