Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

台湾に行ってきました(3止)

2008-12-29 00:24:26 | 中国旅行
昼は南京東路の兄弟飯店の2階の台湾料理屋でいろいろ食べた。S社のHさん、ごちそうさまでした。
午後からMTRに乗って淡水に行った。

淡水までは台北から約40分。切符は青いプラスチック製のコインみたいなもの。広州や南京の地下鉄と同じだ。改札機にかざすと磁気で反応してバーが開く。
海沿いに歩くと、ゲーセンや射的や屋台ばかり。街中の道のほうを歩くと原宿とかみたい。すぐこぎれいな喫茶店を作るんだなあ。

約1㌔ほど歩くと、3つ目の懸案だった紅毛城。前回3年前は改修中だった。オランダ人が台湾を占領してたときに築いたもの。セントドミンゴ城ともいう。中にはそれほど「すごい」というような展示物があるわけでもなかった。改修してなんだか真新しくなってしまった印象。解説を読むと勉強にはなる。日本統治前の台湾の様子が分かる。

隣には72年の断行まで使われていたという英国領事館跡がある。長崎のグラバー邸みたいな雰囲気。
駅のほうに戻る途中で、「台湾八景」のひとつ、淡水の夕焼けの時間。台湾人たちもそんなに海を見ているという感じではない。

で、寿司屋で軽くつまんで(480元)、士林の夜市に行って屋台料理を食べようと思ったが食べ物の屋台は激減。鍋物屋など人気店には行列、昔のように、こっちの屋台、あっちの屋台でそれぞれ料理を買って、共用の真ん中にあるテーブルに座って食べる、といったものはなくなってしまったみたいだ。担仔麵を食べたが極めてまずい。
結局、市内に戻って新光三越の地下で鉄板焼きを食べた。ま、それなりにおいしいよね。甘いモノは別腹で愛玉氷(レモン味の蜜をかけるさっぱりしたゼリー)も食べた。
台湾旅行、結構むなしかった。全体の印象として、こぎれいになった一方で迫力がなくなった感じ。屋台料理とか台湾料理ももっとトンガッていたのに。
李登輝、陳水扁以降の台湾本島化は、やはりある。場内放送、機内放送では国語、台湾語、英語、日本語のような順番で話される。李・陳の本島化は血肉となっているようだ。「中華民国」というより「台湾」と耳にするほうが多かった。
一方で、空港の銀行で人民元も両替できた。空港では南方航空の飛行機も目にした。DVD屋でもテレビドラマは大陸のものが多かった。中台接近の時代、馬英九がこの台湾化を変えるのか、変えないのか。

台湾に行ってきました(2)

2008-12-28 13:38:59 | 中国旅行

写真は搭乗したミーハー飛行機のハローキティー。
懸案その2の台湾総統府を参観してきた。
朝9時から受付開始。総統府正面に、参観の人は向かって右側の入り口に回ってくれと書いてある。小学生とかおばちゃんたちとか、ものすごい行列。
「予約してないけど」というと、予約なしの列に並ばされる。パスポートで身分チェックをして、カバンとカメラ、ビデオ、携帯電話を預け、X線検査。館内は撮影禁止でカメラ持ち込み不可。
日本人を何人かまとめて、日本語ができるおじいちゃん、おばあちゃんのボランティア・ガイドが案内してくれる。日本総督府時代とか、蒋介石、蒋経国など国民党政権時代のところはさらっと流し、建築物としての総統府、馬関条約(下関条約)のことなどの説明に重点を置いている。まあ、ガイド次第なのだろうけど。
李登輝、陳水扁以後変わったのかもしれないが、中華民国の歴史よりはいわゆる台湾の歴史がたくさん紹介されている。日清戦争とその後の下関条約の紹介はもちろん多く割いていて、春帆楼脇の資料館に再現されている会議場の写真と条約文書も紹介している。
最後にお決まりの記念品売り場。ガイドさんは「見るだけならタダですから」といつものセリフ。大した物はなく何も買わずに出た。

前の日の夜に食べた、行きつけだった台北駅そばの店の三宝飯。叉焼と鴨の焼いたのと白切鶏がのっている。

台湾に行ってきました(1)

2008-12-27 00:05:16 | 中国旅行

年末だというのに12月25日から27日が連休だったのでダッシュで台湾に行ってきた。
懸案その1は、まだ乗ってない台湾新幹線(台湾高鉄)に乗ること。桃園国際空港からバスで30元、15分ほどで台湾高鉄・桃園駅へ。陳水扁政権で中正国際空港から改名して、馬英九政権に代わっても空港名は戻ってないんだなあ。中正は蒋中正(介石)のこと。

窓口でも自動販売機でも切符は買える。時刻表が電光掲示板に一覧表示されているので分かりやすい。桃園-台北の座席指定で135元。自動改札機は切符を裏側(写真に写っているのは表側)にしないと入らない。
ホームでは駅員が目を光らせていて、ちょっとでもホームの停止線から出ると笛を鳴らされ注意される。

新幹線はJR西日本の700系を導入したとのことで、日本の新幹線そのもの。窓から空港に着陸する航空機が見える。桃園から板橋を経由し20分で台北着。この間の最高時速は250㌔ほど。
空港から台北市内へは、乗り降りがないからバス(125元)のほうが楽チン。時間的にも待ち時間が多いことを考えると新幹線が20分といっても、あまりバスと変わらないかなあと思った。