Takepuのブログ

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長江客船転覆現場の荊州って

2015-06-06 02:06:44 | 中国旅行
2001年の夏、三峡ダムが完成する前に、重慶から宜昌まで三峡クルーズを楽しんだことがある。
「東方皇后」号。五つ星のクルーズ船で、重慶の朝天門埠頭を早朝に出発、いくつかの観光地を下船観光して
建設途中だった三峡ダムでも下船して建設現場を見た。宜昌まで3泊4日ののんびりクルーズ。

重慶郊外の大足の石窟(世界遺産)を見てから重慶市内に戻り、辛-い火鍋を食べて、夜、乗船。
夜出発すると思っていたが、結局午前5時頃、重慶を出港した。

朝天門埠頭に停泊する「東方皇后」号。

事故の船は南京から重慶へ、長江を上るので時間がかかる。1週間から10日はかかるのでは。
「東方皇后」号は重慶を出発して石宝寨に上陸観光。当時は川面からかなり出ていたが、
ダム完成の今は楼のすぐ下まで川が迫り、かえって長々と石段を上がらずに済む。



「東方皇后」号の船室はこんな感じ。衛星テレビはパラボラが電波を追尾し、船内でもテレビを見ることが出来る。
シャワーやトイレが室内にあり、ホテルと全く同じ。枕元には救命胴衣がある。
室内の窓から外を眺めるもよし、甲板に上がって狭い峡谷を通る迫力を直に感じるも良し。
船内にはサウナやマッサージルームもあった。食事は朝はバイキング、昼と夜はテーブルごとに。
僕らは個人で参加したので、他の観光グループと同じテーブルになった。

三国志で劉備が亡くなった白帝城を上陸観光し、少数民族の人々がこいでくれる小さなカヌーに乗り換えて
狭い支流を溯る神農渓観光もある。

宜昌で下船し、多くの人々はツアーなのでバスが待機していたが、僕らは個人旅行だったので、
適当にタクシーに乗って観光地をいくつか回り、武漢までの長距離バスがあるであろう、大都市の荊州まで行ってもらった。
ゆっくり走ったタクシーで数時間かかった記憶がある。

宜昌には白居易や蘇東坡が歌を詠んで遊んだ三遊洞があり、川を望む断崖には赤壁の戦いの後、蜀の張飛が鼓を叩いたという
張飛擂鼓台がある。確か、四川の芸術学院の生徒が作ったという張飛象がある。


やっとのことで荊州につくと、ここは関羽が城を築いたところ。博物館にはミイラもある。
城壁で囲まれていた。


武漢行きのバスの切符を確保し、ちょっとだけ観光した。今は当時の面影も分からないほど開けてしまっているでしょう。
このあと、武漢では黄鶴楼や武昌蜂起の記念館、帰元寺などを観光、日を改めてバスで映画「レッドクリフ」の赤壁まで行った。
川に面した岩に「赤壁」と描いてあるだけだった。道が舗装されておらず、そうとう疲れた。




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1 コメント

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accident (otamatone deluxe)
2015-06-07 10:12:00
事故が起きる度に更新ですね。
最近は、「政治ネタ」は敢えて避けていますか?
多忙過ぎるのかな?
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