大分との県境近くの熊本の秘湯の老舗宿へ。10年近く前に行ったときは結構ひなびた感じだったが、今回、道もきれいになり、周辺も開けてきていた。まず、お茶とお菓子、ということで梅こぶ茶と葛餅のきな粉と黒蜜かけ。いい雰囲気ですね。
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温泉の内容は次に譲るとして、夕食のまずオードブル。翌日が5月5日ということで粽が出たのかしらん。若たけのこの焼き物やウナギをつめた玉子焼き、マヨネーズソースを詰めたプチトマト、山菜などなど。
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熊本といえば、馬刺し。へんに海の刺身を出すより、地元のご馳走を出すのは理にかなっているよね。醤油も甘めのもので、生姜とタマネギスライスを巻いてベストマッチ。
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この宿は温泉の蒸気による蒸し料理が出来るので、鶏の蒸し物。以前来たときは3人だったので一羽だったが、今回はこんな感じ。塩コショウとニンニクで十分味がついていて、ナイフとフォークで簡単に肉が骨からはがれて柔らかい。やっぱりうまーい。杭州の西湖のほとりの名店「天外天」で食べた名物の叫化鶏(乞食鳥)みたいな食感。乞食鳥は包んだ葉の香りがするけど。ジャガイモとキャベツもおいしい。
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焼き物は牛肉。昼も牛肉、夜も牛肉です。これも塩コショウで十分堪能できます。一応タレもついてますけど。
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天婦羅はフキノトウと春菊と、あともうひとつは不明。ここもあえて海老とか出さずに地場の食物を使っているのは好感が持てる。天ツユではなくて抹茶を混ぜた塩で食す。微妙な山菜の苦味も感じられる。
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魚も海のものではなく鮎。はらわたを除いたあとにマヨネーズを使ったソースを詰めて紙包み焼き。上品な味だけど、単なる塩焼きと違った濃厚さもあり。
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ジャージー牛乳を使ったグラタン。具はキノコなどヘルシーなものばかり。
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ここに載せていないおかずもまだあり、写真を撮り逃したが、抹茶風味の茶碗蒸しもあり、これまた美味。
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これ以上、もう食べられないぞ。まさか、これで終わりだよねー、とか思っていたところに、ご飯と味噌汁とデザートが登場。もうだめだー。と、でもタケノコご飯はとても上品な味だった。半分ぐらいは食べられた。アサリの赤だし味噌汁も、ハーっとため息がつけるぐらいおいしかった。
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締めはイチゴが乗ったイチゴババロアかな、と色から想像したが、食べてみたら紫芋を練りごししたムース状のものだった。おいしかった。