Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

2001年8月18日-25日三峡下り(4止)

2001-08-24 12:17:02 | 歴代中国旅行

武漢とは、武昌、漢口、漢陽の3都市が集まって1市となった「武漢三鎮」。
帰元寺や博物館、黄鶴楼を見た。
最後に、1日がかりで三国志の旧跡「赤壁」に行くことにする。バスステーションから何本も出ていることを前日に確認、8元かそこらだった。ミニバス程度の大きさで、途中で道が工事中で揺れること揺れること。

赤壁市といっても商店街の真ん中で下ろされ、仕方がないのでタクシーで旧跡まで行く。変な博物館や道教の祠のような建物の「拝風台」。孔明が風の方向を見たということで、後世の人がこんなものを作ったようだ。中には劉備、孔明、関羽、張飛の像。川沿いには周瑜の像。川へ降りていくと岸壁に「赤壁」の文字が2カ所。周瑜の筆だという。増水すると文字も隠れてしまうという。
海のように広い川。観光客まったくなし。まさに「夏草や兵どもが夢のあと」という感じだった。
昼食を食べる場所も時間もなく、店で買ったバナナとオレンジ、帰りのバスセンターでビスケットを買って食べながら武漢へ戻った。

2001年8月18日-25日三峡下り(3)

2001-08-22 11:26:24 | 歴代中国旅行

三峡とは瞿塘峡、巫峡、西陵峡。途中で王昭君の故郷といわれるところに、彼女の白い像があったり、岩壁に「倭寇は出て行け」との詩や李鵬や鄒家華の書が写されている。

カヌーのような小船に乗り換え、神農渓観光。少数民族が漕ぐ舟に乗り、両脇を岩壁で囲まれた小さな川を登っていく。滝があったり、黄色い彼岸花が咲いていたり、岸壁の上のほうに棺が埋め込まれているのも見える。少数民族の少女ガイドが歌を歌いながら説明してくれる。「ダムができて水位が上がっても神農渓の景観は変わらない。もっと奥までいけるようになるので、ツアーが面白くなるはず」と話していた。
その後、三峡ダムの工事現場に上陸。孫文がダムを発想して以来、ほとんどすべての政府高官は反対していた中で、モスクワ動力学院で水利を勉強した李鵬だけが建設に賛成、長老たちを説得して回ったという。「李鵬首相のおかげでこのダムはできた」。悪口でなく李鵬をよくいう中国人をはじめてみた。

翌朝、宜昌に着くと、タクシー運転手が手ぐすね引いて待っている。我々以外はみな団体ツアーなので、バスで行ってしまった。しょうがないからタクシーに乗り、三遊洞を見る。
その後、三国志で関羽が城を築いたという荆州へ向かってもらう。高速道路はきわめてゆっくり運転、「安全運転だ」というが、イライラした。荆州に着くとバスターミナルを確認して切符を買った後、昼食、城壁や博物館でミイラを見てバスで武漢へ。

2001年8月18日-25日三峡下り(2)

2001-08-20 11:02:49 | 歴代中国旅行

岳飛廟や、地獄の入り口といわれる豊都は上陸観光せず、船の上から大きな白い像も見えた。
翌朝早朝、念願の白帝城へ。小さな船に乗り換えて上陸。1000段近くの石段を登り、足はすでにガクガク。後付けと見られる「白帝廟」の門はまあ、いい雰囲気。

中には劉備の危篤時に子供や諸葛孔明に後を託す様子を人形で描き、それぞれの像もある。岸壁の上に置かれているという、少数民族の棺も、ガラスケースの中に見える。岸壁にどう乗せたのかは不明で、ばらして運んだ、上から吊り下げた、下から持ち上げた--の3説あるという。

白帝城といえば、「朝辞白帝彩雲間」。毛沢東と周恩来の筆を石碑にしていた。

2001年8月18日-25日三峡下り(1)

2001-08-19 10:42:49 | 歴代中国旅行

三峡ダム完成直前、水位が175㍍上がる前に見に行こうと、三峡下りに出かけた。中国国際旅行社福岡支社に、船と飛行機、武漢のホテルを手配してもらった。
当時は福岡から武漢への直行便があり、武漢で一泊後、早朝重慶へ。空港からまずタクシーで大足に行ってもらう。大足という地名も行き方も知らず、携帯電話で連絡を取らせながら、なんとか到着。留学時代以来2度目だ。
その後、重慶に戻り、「一番うまい火鍋屋に」と聴くとタクシー運転手は台湾人経営の店に連れて行った。一定料金で店中の具を食べ放題。火鍋とビールでお腹いっぱいになり、朝天門埠頭へ。

船は「東方皇后」号。ホテル並みにシャワー、トイレ、衛星テレビも部屋ごとについている。深夜出発かと思ったら、早朝5時出発。石宝寨を上陸観光。ダム完成後は建物のすぐ下まで水が来てしまうとのこと。現地の観光ガイドは「どこからも船がつけられ、登ることができて観光には有利」と、ダムの影響がないことを力説していたが。今はどうなのだろうか。

日程:
8月18日 中国南方航空CZ334便(1530福岡-1725武漢)
     にて武漢着。武漢亜洲大酒店泊
  19日 中国西南航空WU423便(0750武漢-0900重慶)
     にて重慶着
     2100東方皇后号にて三峡クルーズに出発
  22日 湖北省・宜昌にて下船。武漢へ移動、亜洲大酒店泊
  23日 武漢観光
  24日 赤壁へ
  25日 CZ333便(1120武漢-1430福岡)にて福岡着