Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

2004年6月10-16日新疆ウイグル自治区(4止)

2004-06-13 00:10:21 | 歴代中国旅行

トルファンで、オアシスの源泉カレーズを見る。観光用と見られるが、お姉さんたちが食器を洗ったりしている。美人。民族衣装も彩がきれい。カレーズの周りは葡萄の木が生い茂っていたが、葡萄のシーズンはまだ。実も青いまま。ただ干し葡萄はいろいろな種類があって、どれもすごくおいしい。で、安い。食べ始めると止まらない。
続いてウルムチの天池へ。途中で食べた肉ジャガとかおいしかった。天池はあまりたいしたことなかった。

翌日は飛行機が出る午後までバザールをうろうろ。漢族社会とウイグル族をつなぐ「二道橋」がある。ナンを持った男がこっち側に、あっち側にはお茶の商人がいる。
写真を撮っていたら、兄ちゃんがズボンのポケットに手を入れようとしてきた。蹴っ飛ばす。デパートのエスカレーターを上っていたら、おばさんが母にくっついてきた。スリだ。
すり寄って来るやつを見たら泥棒と思え、ぐらいの緊張感でないと、危なくてしょうがない。油断ならない新疆ウイグル。こんな可愛い赤ちゃんも、あんなに憎たらしい兄ちゃんになるのか。

2004年6月10-16日新疆ウイグル自治区(3)

2004-06-12 20:25:16 | 中国旅行

列車で昼前にトルファン着。ガイドが冷たい水を用意してくれている。
高昌古城は今回最も暑かった。42度とのこと。三蔵法師が説法したというドームのような場所はきれいに整備されていた。小さな穴がたくさんあいた壁は、穴の一つずつに仏像があったようだ。小さな仏像がかろうじて残っている穴もあった。
馬車に乗って奥のほうに行くと、女の子が土産を売ろうとしている。眉がつながったメイクをしている。ウイグル族のおしゃれなのだそうだ。
アスターナ古墳群。ウイグル族の墓はカマボコ型。

ベゼクリク千仏洞。壁画に使われている青色が透き通るようにきれい。これがラピスラズリ。飛天かと思ったら頭に輝く輪がある。天使(エンジェル)だという。キリスト教の創成期、仏教と融合した壁画だ。すごすぎる。
交河古城は、周りが堀のように大きな谷のようになっていて、陸の孤島のよう。役所や寺が分かれている。面白い。
火焔山は一番景色がいいところにラクダを立たせ、金を取って記念写真を撮らせるようになっている。まったくたいしたことない。

2004年6月10-16日新疆ウイグル自治区(2)

2004-06-11 19:13:23 | 歴代中国旅行

午後の南彊列車(17:50-02:35)でクチャへ。二階建て寝台車の2階、2人コンパートメントだった。未明にクチャ着。ホテルで寝る。翌朝、塩水渓谷、キジルガハ土塔、キジルガハ千仏洞。途中で5000㍍級の山が視界に迫ってきた。初めて見た。鳥肌が立った。

草原で少数民族のガイドが草原でガゼルを見つけた。シカではなくてウシ属だそうだ。希少動物。見られたのは超幸運だ。

昼食で食べたラグ麺と茄子に肉を挟んでトマトソースで煮込んだものが激ウマ。中国一!あれだけうまいラグ麺はその後も食べたことない。
キジル千仏洞着。クマラジューバ(鳩摩羅什)の像が渋い。特別窟は別料金だがケチらずに全部見る。結構お金かかった。千元超えたと思う。

ガイドの女の子が日本に留学したいという。「アルバイトすれば生活費は何とかなると思う」とかいうので、「そう簡単に稼げるものではない。風俗に行くのがオチ」と説教。今どうしてるだろうか。夜の列車(23:22-11:38)に乗り、トルファンへ。夜行列車泊

2004年6月10-16日新疆ウイグル自治区(1)

2004-06-10 05:21:41 | 歴代中国旅行
2004年の夏休みは新疆ウイグル自治区に行った。
第1回目のNHKのシルクロードで途中までしかできてなかった南疆鉄道がカシュガルまでつながっていて、これに乗りたかった。

現地の新疆大自然旅行社とメール(日本語)で直接交渉し、こちらの希望の行程を提示、日程的に無理がないか判断してもらい、南疆鉄道の寝台車切符やホテル、車などの手配をしてもらった。日本のツアーに乗っかるより安い。1割の予約金を日本の口座に振り込む方式。中国の口座に直接振り込むわけでないので、面倒くさくなかった。
航空券は手元に持っていたいので、CITS福岡支社に手配してもらう。
大阪出張直後から夏休みとしたので、関空から羽田、日暮里のビジホで一泊して成田スタートとした。
北京経由で夜ウルムチのホテルに旅行社の人が来ていて、ここで代金を払った。
翌朝一番の飛行機でカシュガルへ。ウイグル人の女性ガイドさんが待っていた。
まず、専用車で往復400キロ、パミール高原の7000㍍級の山のふもとにある湖-カラクリ湖へ。少数民族が作ったというヨーグルトを購入したが(それなりに高かった)、ちょっとでいいというのに、たくさん袋に入れられ、あげくにおいしくなかった。

 翌日は市内観光。香妃の墓は、清代に乾隆帝に嫁いだ、体から花の香りが出てくる姫様の墓。北京で失意のうちに亡くなって、故郷まで遺体が運ばれ、葬られたという。中には王家の棺がいくつも置いてある。外は薔薇の花で一杯。
中国で大ヒットしたテレビドラマ「環珠格格」でも香妃のエピソードが紹介されていて、ドラマでは趙薇演じる小燕子らが助けて故郷に帰したことになっている。
西域最大のイスラム教寺院エティガル寺院は工事中で裏側から入った。

日程:
6月10日 CA452成田0930-北京1155
     CZ9102北京1440-ウルムチ1820
  11日 CZ9909ウルムチ0815-カシュガル0955
6月12日 N948軟臥カシュガル1649-クチャ0140
6月13日 5808軟臥クチャ2248-トルファン1213
6月14日 トルファン市内観光
6月15日 トルファン観光後、専用車でウルムチ経由天池へ
6月16日 ウルムチ市内観光
     CZ9103ウルムチ1445-北京1810
6月17日 CA925北京0940-成田1355
     JAL1831羽田1905-北九州2040