Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

映画「孫文」見た

2009-12-17 00:32:35 | 映画鑑賞

「孫文 100年先を見た男」を見た。原題は「夜・明(Road to Dawn)」。主演はアン・リー(李安)監督の父親三部作の一つ「ウエディング・バンケット」で主演したウィンストン・チャオ(趙文宣)。
孫文生誕140周年記念で2006年中国製作。香港のデレク・チウ(趙崇基)監督作品。辛亥革命成功前夜、9回の蜂起失敗を経て、亡命先の日本からペナンへ移った時期の孫文を描く。
孫文は梅屋庄吉や宮崎滔天ら日本人との交流がよく知られているが、清朝政府の要請で日本政府から国外退去命令が出て、亡命していた日本からペナンに逃れる。革命資金獲得のためにアヘンで財をなした華僑の大物、徐氏に接触。娘の丹蓉(アンジェリカ・リー=李心潔)の恋愛や結婚話、活動への協力などを織り込みながら、孫文本人も長く自らの活動を支えてくれた看護士の陳ツイフェン(ウー・ユエ=呉越)との愛を確認する。
自らが暗殺されるかもしれないのに、革命資金を獲得しようと華僑たちのパーティーで演説するなど、命を狙われる様子がサスペンスタッチで描かれたり、いろいろなエピソードが盛り込まれ、引き込まれた。2時間超の作品だが面白く見ることが出来た。
ところで、孫文の奥さんといえば、いわずと知れた宋家の三姉妹の次女、宋慶齢だが、ま、いろいろとあったんだな。陳はペナンを離れる孫文についていかず、そのままペナンに居ついて、辛亥革命が成功して臨時大総統となった孫文とは二度と会わなかったらしい。
丹蓉役のマレーシア出身の李心潔が、現地人と中国人の混血なのか、エキゾチックで濃い容姿がひきつけた。ペナンの風景や建物も、行ってみたいなあ、と思わせるものだった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。