森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「ビートルズが存在しなかった世界」

2020-09-30 | 映画ドラマ
今朝、ririkoさんからの電話で「ユーチューブ観てたらね、ビートルズが居なか
った世界を描いた映画の紹介しててね。面白そうよ」と言う。どうやらプライム
でも観ることが出来るらしい。誰が出る映画?と訊くと、「ほら、あの『顔は良
くないけど』人気のある歌手のあの人!ああ・・名前が出てこない」と言う(笑)

「もしかして『パ~フェクト♪』歌うあの人?」電話口で一節歌ってみた私も、悲
しいかな名前がなかなか出てこない(笑)「そうそう!!」同じ歳の私たち、やっ
ぱり「あれ」とか「それ」で話が通じるだけじゃなくて、「曲」で通じるところが
可笑しい。そうこうしているとやっと「エド・シーラン」の名が出てきたww

※映画のタイトル入れ忘れてました;「Yesterday」です。やっぱりボケてる~~~;;

午後に時間が出来たので調べてみると、「エド・シーラン」は主人公ではないけど、
本人役で登場するらしく、本作の為に「One Life」「Penguin」2曲の楽曲を提供と
ある。

そのうちの1つ「One Life」は、脚本家 リチャード・カーティスの希望に応え、本作の
為に書き下ろしたもので、この2曲は映画のサントラ盤にも収録されないため、本編の
みで聞くことができる
らしい。


それじゃ観なくては!と観始めて、結局夕方までかかってしまったけど、ビートルズ好き
のririkoさんにも「エド・シーランの声」が好きな私にも、ほぼ一緒に歌える曲ばかりで、
やっぱり「ビートルズ」は人生のあらゆる場面とリンクしているんだなぁと、今更ながら
思わされた。

修学旅行の列車(古っ)の中で、W君と「Let it be」をデュエットしたっけとか、その後、
W君の取り巻きが団体でやってきて怒られたっけとか(笑)映画のラスト近くで歌われた
「オブラディ・オブラダ」は、高校の教室で放課後に友達と歌ったっけとか・・。

高校三年で付き合い始めた夫は、ギターが上手でビートルズマニアだった。
本来クラシックギターを弾く人だったが、女の子にモテたい一心の同級生男子たちに、
「And I love her」のギターコードなどを放課後教えていたことも。

その後も、新宿のアンダーグラウンドのレコード店まで夫は足を運んでいたので、私は
結構レアな世に出なかった曲とかも聴かされていた。誕生日には「モーツァルト」のレ
コードと一緒に「Here, There and Everywhere」の日本語訳を便せんに書いて贈られた
こともあるし、「All I need is love」の詩集ももらった(今考えると押し付けだよね;)
※訂正「All you need is love」ですね;Iの方は別の曲でしたww

なので、離婚を前提に別居した後、私は夫の思い出と一緒に「ビートルズ」を封印した
のだろう。カラオケでビートルズを歌うririkoさんを尻目に、私は一切ビートルズを歌わ
ないww(ジョン・レノンのイマジンとかは歌うけど)それが、この映画の中で彼らの
曲をほぼ全部一緒に歌っていたから、自分でも驚く。

ネタバレになるので内容には触れないけど、一つだけ。エド・シーランが主人公と対決
したあとに言うセリフ「君はモーツァルトで、僕はサリエリだ」と負けを認めるシーン。
実はそうじゃないんだけど、でもエド・シーランの態度が立派で素敵だった☆

このところ「輝いている人」ばかりが自死を選んでしまったり、なぜどうして?と思う
けれど、残念ながら「生きるのが嫌に」なることって、誰にでもあるのは確か。
ただ、それを実行するかしないかの違いは、それを引き留めるモノがあるかどうかかも。
私は「子供たちの存在」そして、マイケルの曲があったから生きられた。

笑えて歌えて、ひとつでも誰かと分かち合えれば、それだけでも生きる力になる。
こんな、「中年以上にも楽しい映画」を観るのもいいかも☆
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